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日本パデル協会
2026年02月05日 15:52
「アフリカ大陸におけるパデルの現状と将来の展望」
■アフリカ大陸のパデル概況
パデルはアフリカ大陸においても成長途上にあり、世界の約4.3%のアマチュアプレイヤーがアフリカにいると推定されています。
パデルがプレイされているアフリカの国は全部で13カ国あり、国際パデル連盟(FIP)に加盟しているナショナルフェデレーション(協会)は3つあります。
大陸全体で見ると、施設数は世界全体の4%にあたり、推定759クラブあり、コート数は推定2,300コートに達しており、1クラブあたりのコート比率は3コート分あります。
プロフェッショナルな競技面では、2023年時点のFIPランキング登録者数は世界の2%を占めています。
また、2019年から2024年4月までの間に、Cupra FIP Tourの国際大会がアフリカ大陸で21大会開催されています。
■アフリカ主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定含む)
アフリカ大陸のパデルコートの多くはエジプトに集中しており、エジプトは世界のコート数ランキングでもトップ15に入っています。
| 国名 (FIP加盟年) | クラブ数 (推定) | コート数 (推定) | アマチュアプレイヤー数 (推定) | FIPランク選手数 (2023年) | FIPツアー開催実績(累計) |
| :--- | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- |
| エジプト (2020年) | 500 | 1,500 | 360,000人 | 146名 (女性28, 男性118) | Cupra FIP Tour: 21大会、Premier Padel: 1 P1大会、FIP Promises: 開催実績あり |
| チュニジア (2024年) | 28 | 100 | 100,000人 | 21名 (女性4, 男性17) | Cupra FIP Tour: 開催実績なし |
| セネガル (2019年) | 5 | 10 | 3,000人 | 1名 (男性1) | Cupra FIP Tour: 開催実績なし |
(その他、FIP加盟国としてアルジェリア、コートジボワール、ガーナ、ケニア、モーリタニア、モロッコなどが挙げられます。)
■アフリカにおける将来の展望
アフリカ大陸は、パデルの世界的な普及とオリンピックの正式種目化を目指すFIPの戦略において、今後重点が置かれる地域の一つです。
1. オリンピック承認ルートの開拓
パデルはすでにアジア、ヨーロッパ、アメリカの各大陸競技会で採用が進められていますが、FIPのトップメンバーは、オリンピックに向けた経路を確立する上で、アフリカ大陸のみが今後の承認対象として残っていることを示唆しています。
2. 次世代の育成
国際パデル連盟(FIP)は、若手選手の育成を目的として、2026年にFIP Promises Africa Continental Tourを立ち上げる予定です。
この大陸ツアーは、U12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で構成され、2027年に始まるFIP Promises World Tourの世界サーキットへの予選段階としての役割を担います。
エジプトはアフリカにおけるパデルの成長エンジンであり、そのコート数は世界的に見てもトップクラスに位置しています。
今後、アフリカ大陸のオリンピック競技会への参入に向けた具体的な戦略や、FIP Promises Africa Continental Tourの創設がアフリカ全土でパデルの競技人口をどのように拡大させていくのか、非常に楽しみですね!
日本パデル協会
2026年01月29日 13:44
「アメリカ大陸のパデル概況」
アメリカ大陸は、パデル発祥の地であるスペインと共に、世界で最もパデルが盛んな地域の一つであり、競技者人口とコート数の増加において目覚ましい成長を遂げています。
国際パデル連盟(FIP)に加盟しているアメリカ大陸の国は12カ国です。
アメリカ大陸は、パデルがプレイされている国数の割合で世界の6.4%を占めています。
■大陸全体におけるデータ
| 指標 | データ |
| FIP加盟国数 | 12カ国 |
| アマチュアプレイヤー人口 | 南米: 世界全体の 23%、中米・北米: 世界全体の 7% |
| パデルコート数(推定) | 約 14,850コート (大部分がアルゼンチンなど南米に集中) |
| クラブ・施設数(推定) | 世界全体の 26% (南米 24%、中米・北米 2%) |
| 1クラブあたりのコート比率 | 2.9 |
| アマチュアプレイヤーとコートの比率 | 南米: コート1面あたり 467人、中米・北米: コート1面あたり 1,500人 |
| Cupra FIPツアー開催実績(2019年〜2024年4月) | 南米: 51大会、中米・北米: 22大会 (全世界355大会中) |
| 世界選手権開催実績(1992年以降)| 8回 |
■主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定)
南米のパデルコート数は世界的に見ても非常に多く、アルゼンチンはスペインに次ぐ世界第2位のパデルコート数を誇ります。
| 国名 | FIP加盟年 | クラブ数 | コート数 | アマチュアプレイヤー数 | コート/クラブ比率 | アマチュア/コート比率 | FIPランク選手数 (2023年) |
| アルゼンチン | 1991 | 3,100+ | 7,000+ | 1,400,000+ | 2.3 | 200 | 526名 |
| ウルグアイ | 1991 | 57 | 117 | 100,000 | 2.1 | 855 | 42名 |
| メキシコ | 1992 | 320 | 1,500 | 1,000,000 | 4.7 | 667 | 134名 |
| パラグアイ | 1992 | 500 | 2,000 | 500,000 | 4.0 | 250 | 33名 |
| アメリカ合衆国 (USA) | 1994 | 71 | 227 | 90,000 | 3.2 | 396 | 21名 |
| カナダ | 1994 | 11 | 29 | 50,000 | 2.6 | 1,724 | 6名 |
| チリ | 1994 | 540 | 2,000 | 1,000,000 | 4.3 | 435 | 199名 |
| ブラジル | 1994 | 350 | 900 | 700,000 | 2.4 | 824 | 186名 |
| エクアドル | 2022 | 70 | 198 | 300,000 | 2.8 | 1,515 | 48名 |
| ベネズエラ | 2024 | 65 | 200 | 300,000 | 3.1 | 1,500 | 51名 |
| グアテマラ | 2014 | 2 | 3 | 500 | 1.5 | 167 | N/A |
| エルサルバドル | 2023 | 1 | 3 | 750 | 3.0 | 250 | N/A |
■競技実績
パデルの世界選手権(ナショナルチーム)の歴史において、アルゼンチンは男子で11回、女子で8回の優勝を飾っており、長年にわたり世界トップレベルを維持しています。
■将来の展望
アメリカ大陸は、オリンピックの正式種目化に向けたFIPの戦略において、アジアやヨーロッパと並ぶ重要な地域として位置づけられています。
1. 大陸競技会での採用
パデルはすでに南米オリンピック評議会(ODESUR)に正式承認され、南米競技大会の正式種目として導入されています。
また、アメリカ大陸全体を対象とするパンアメリカン競技大会(PAN American Games)でもパデルが採用されています。
2. 次世代の育成:FIP Promises Continental Tour
FIPは、2026年に「FIP Promises America Continental Tour」を立ち上げる予定です。
このツアーはU12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で構成され、世界のジュニアサーキットへの予選段階として機能します。
3. オリンピックへの道
FIPは、アメリカ大陸での大陸競技会採用の成功を背景に、2032年ブリスベンオリンピックでのパデルの正式種目化を目指して活動を推進しています。
アルゼンチンはパデルの歴史において強力な中心地であり続けていますが、アメリカ合衆国やカナダといった北米でのパデル普及も加速しています。
北米市場でのパデルコート数の今後の増加予測や、FIP Promises America Continental Tourがアルゼンチンやメキシコの若手育成にどのような影響を与えるかなど、今後のアメリカ大陸のパデルビジネスと競技の成長について、さらに詳しく探求してみませんか?
日本パデル協会
2026年01月22日 11:47
「パデルのアジア大陸における状況と将来の展望〜アジア大陸のパデル概況」
パデルはアジアにおいて目覚ましい成長を遂げており、国際パデル連盟(FIP)と大陸組織であるパデル・アジア(Padel Asia)との強力な連携により、その普及が加速しています。
■地域全体のデータ(2024年時点の推定を含む)
| 指標 | データ |
| パデル競技実施国数 | 30カ国以上(または26カ国)|
| FIP加盟国数 | 21カ国(日本の協会設立時より増加)|
| パデルコート数 | 4,600コート以上(約1,700クラブ) (または推定3,200コート)|
| クラブ・施設数 | 1,700クラブ以上 (または推定1,153施設) |
| アマチュアプレイヤー人口 | 世界全体の約7% |
| 1クラブあたりのコート比率 | 2.7 |
| アマチュアプレイヤーとコートの比率 | コート1面あたり875人のプレイヤー |
| プロランキング登録者(2023年) | 世界全体の4% |
| FIPツアー開催実績(2019年〜2024年4月) | 全世界355大会中、アジアで33大会開催 |
| 主要大会開催実績(2024年単年) | Cupra FIP Tour 24大会、Premier Padel 3大会、FIP Promises(ジュニア)8大会 |
*アジア主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定を含む)
アジアのパデルコートの多くは中東に集中しています。
| 国名 | クラブ数 | コート数 | アマチュアプレイヤー数 | FIPランク選手数 (2023年) | FIPツアー開催実績(累計) |
| アラブ首長国連邦 (UAE) | 320 | 950 | 250,000人 | 19人 (女性9, 男性10) | Cupra FIP: 10大会 |
| 日本 | 23 | 43 | 10,000人 | 109人 (女性22, 男性87) | Cupra FIP: 5大会 |
| バーレーン | 58 | 166 | 50,000人 | N/A | N/A |
| カタール | N/A | N/A | N/A | N/A | Premier Padel: 4 Majors, Cupra FIP: 11大会 |
| オマーン | 54 | 119 | 50,000人 | 26人 (女性11, 男性15) | Cupra FIP: 2大会 |
| レバノン | 47 | 97 | 100,000人 | 3人 (女性1, 男性2) | N/A |
| サウジアラビア | 2 | 7 | 2,000人 | 2人 (男性2) | Premier Padel: 1 P1, Cupra FIP: 1大会 |
| 中国 | 15 | 39 | 50,000人 | 9人 (男性9) | N/A |
| タイ | 22 | 60 | 50,000人 | 9人 (女性7, 男性2) | Cupra FIP: 2大会 |
| クウェート | 4 | 15 | 10,000人 | 9人 (女性3, 男性6) | Cupra FIP: 2大会 |
| モルディブ | 18 | 20 | 2,000人 | N/A | N/A |
(コート数がトップ15にランクインしているアジアの国はアラブ首長国連邦(950コート)のみです。なお、トルコはFIP Promisesの2025年開催国に含まれています。)
■アジアにおける将来の展望
アジアにおけるパデルの将来的な目標は、オリンピックの経路を確固たるものにすることと、地域内での競技の普及を加速させることです。
1. オリンピックへの道とアジア競技大会への組み入れ
パデルはアジアオリンピック評議会(OCA)によって公式に承認され、今後のアジア競技大会の公式競技種目として含まれることになりました。
2030年にカタール(ドーハ)で開催される第21回アジア競技大会では、パデルが正式種目となることが決定しています。
日本パデル協会(JPA)は、この大会でのメダル獲得を目指しています。
将来的な目標として、2032年のブリスベンオリンピックでの正式種目決定を目指し、国際パデル連盟(FIP)とともに活動を推進しています。
今後の主要なアジアでのイベントとして、2026年4月22日~30日に中国・三亜で開催されるアジアビーチ競技大会、および2026年9月19日~10月4日に日本・愛知名古屋で開催されるアジア競技大会が予定されています。
2. 普及とコート数増加の予測
FIPに加盟しているアジアの国は現在21カ国ですが、今後10年で30→40→50カ国と急激に増加することが期待されています。
日本国内では、国内コート数が50コートを超えるとパデルが急増する「50コートの法則」が当てはまると見られており、2025年中に50コートを突破する見込みです(2025年5月現在49コート)。
JPAは、2031年までに日本の競技人口を35万人、コート数を350コートにまで拡大する目標を掲げています。
3. 次世代の育成
FIPは、世界中の若い才能を育成・促進するため、2026年に「FIP Promises Asia Continental Tour」を立ち上げる予定です,。この大陸ツアーは、グローバルなジュニアサーキットへの予選段階として機能し、U12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で実施されます。
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日本パデル協会
2026年01月16日 00:17
女性プレーヤー比率40%!パデルが多くの女性に支持される理由とジェンダーバランス
パデルは今、世界で最も急成長しているラケットスポーツとして知られています。
その世界的ブームの背景には、「簡単、だけど奥深い」という特有の魅力に加え、高いジェンダーバランスが存在します。
国際パデル連盟(FIP)が発表したデータによると、世界のアマチュアパデルプレーヤーは約3,000万人に上り、そのうちの40%が女性プレーヤーです。
アマチュアプレーヤーの多数は男性の60%ですが、パデルは女性に最も多くプレイされているスポーツの一つとなっています。
この高い女性プレーヤー比率を可能にしているのは、パデルの競技特性とソーシャルな側面にあります。
1. 体力的な負担が少なく、初心者でもすぐに楽しめる手軽さ
パデルが幅広い層に受け入れられる最大の理由の一つは、そのアクセスの容易さにあります。
2. ラケット操作の容易さ
パデルラケットは、テニスラケットに比べて短く板状であるため操作が容易であり、初心者でもすぐにボールに当てることができ、ラリーを早く楽しむことができます。
これにより、テニスなどのネット型スポーツで基本技術の習得に時間を要する傾向があるのに対し、パデルではラリーの技能獲得までの時間が格段に短いことが示されています。
3. 身体的負荷の低減
パデルコートはテニスコートの半分程度と小さく、周りの壁(強化ガラスや金網)を利用して返球することが可能です。
このため、動く範囲がテニスに比べて格段に狭く、体力的な負荷をかけずにプレーできます。
この特徴は、老若男女、誰でも楽しめる「老若男女誰でも楽しめるスポーツ」であるという評価につながっています。
4. ソーシャルスポーツとしての奥深さとコミュニティ形成
パデルは基本的に2対2のダブルスのみで行われます。
この特性が、パデルを単なる競技ではなく、「ソーシャルスポーツ」として機能させています。
5. 戦略的な奥深さ
壁を利用して返球するというパデル独自のルールは、一発で決めることが難しい(テニスのように一発で決めることが難しい)戦略的な奥深さをゲームにもたらします。
これにより、ショットが多種多様になり、経験値や体力だけでなく戦術が重要となるため、世代やレベルを超えて一緒に楽しむことができます。
6. コミュニティ形成
日本パデル協会は「パデルを通じてコミュニティーを創り、笑顔を創り、日本を元気に」するという理念を掲げており、パデルが高い社交性を持つスポーツとして、地域社会や友人間のコミュニティ形成に大きく貢献しています。
7. プロフェッショナルシーンにおけるジェンダー平等の推進
パデルはアマチュア層だけでなく、プロフェッショナルな舞台でもジェンダーバランスの確保に努めています。
国際パデル連盟(FIP)は、Premier PadelやCupra FIP Tourと連携し、男子と女子のための単一の公式国際ランキングを確立しました。
これは、スポーツエコシステムが最高水準に到達するために不可欠な、世界的に認知された基準です。
2023年のFIPランキング登録者総数4,874名のうち、女性は1,362名で、プロレベルでも一定の女性プレーヤーが活躍しています。
FIPが主催する国際ツアー(Cupra FIP Tour)でも、2023年には男子71大会に対し、女子37大会が開催されており、女子部門の大会数も着実に増加傾向にあります。
パデルは、そのアクセスのしやすさと社交性の高さから女性に広く支持され、世界のパデル界の成長を力強く牽引しています。
日本パデル協会
2026年01月09日 09:16
新年あけましておめでとうございます🎍
今年も日本パデル協会をよろしくお願い申し上げます。
今回のお題は…
「第1回アジアパデルカップ開催!日本女子が初代王者に輝く~アジアのパデル新時代の幕開け~」
2025年10月、カタールで開催された「第1回アジアパデルカップ」で日本女子代表が優勝しました!
記念すべき第1回目の大会で優勝するという快挙を、今回は細かいところまでご紹介したいと思います。
■第1回アジアパデルカップとは?
2025年10月17日~24日にカタール・ドーハで「第1回アジアパデルカップ(FIP Asia Padel Cup)」が開催されました。
この大会は、国際パデル連盟(FIP:Federación Internacional de Pádel)が主催する、アジア地域初の国別対抗戦。
アジア・オセアニア各国の代表チームが集結し、男女別に優勝を争いました。
会場は、テニスやスカッシュの国際大会でも使用される「Khalifa International Tennis and Squash Complex」。
世界基準の屋外施設で、照明や観客席、配信設備まで整った素晴らしい環境でした。
■出場国と大会形式
今回の大会には、男子17か国・女子14か国が出場。
アジアや中東、オセアニアから幅広い地域が集まりました。
主な参加国:
日本、カタール、UAE、インド、イラン、インドネシア、フィリピン、タイ、韓国、オーストラリアなど。
大会は「予選フェーズ」と「決勝フェーズ」の2段階構成。
まず各国がグループリーグで総当たり戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進出する方式です。
男子・女子それぞれチーム戦で、1試合につき複数のダブルスマッチが行われ、
総合勝利数で勝敗を決める団体戦形式となりました。
■日本代表の挑戦
日本からは男女ともに代表チームが出場。
特に女子チームは、今大会で大きな快挙を成し遂げました。
▶ 日本女子代表の快進撃
女子日本代表は、予選リーグから圧倒的な強さを見せます。
3戦全勝(すべて3-0のストレート勝利)でグループを突破し、決勝に進出。
決勝の相手はイラン代表。
接戦の末、日本が2-0で勝利し、見事アジア初代王者に輝きました!
この結果、日本女子代表はアジアにおける“パデルのトップ国”として新たな歴史を刻みました。
選手たちは、「アジア各国の成長スピードを肌で感じた」「この優勝をきっかけに日本でもパデルがもっと知られてほしい」とコメントしており、競技への情熱が伝わる大会となりました。
▶ 男子代表は予選ラウンドで奮闘
一方の男子日本代表も健闘を見せましたが、予選フェーズでは1勝2敗で惜しくも決勝ラウンド進出を逃しました。
それでも、世界レベルのチームと対戦した経験は大きな収穫。
次回に向けての課題と手応えをつかむ大会となりました。
■優勝・順位結果まとめ
部門:優勝 - 準優勝 - 第3位
男子:UAE(アラブ首長国連邦) - カタール - オーストラリア
女子:日本 - イラン - インドネシア
男子では開催国カタールが地元の声援を背に準優勝。
中東諸国の競技レベルの高さを印象づける結果となりました。
女子では、日本が圧倒的なチームワークと技術で頂点に立ち、「アジアのパデル先進国」としての存在感を示しました。
■アジアパデルカップの意義
今回の大会が特別なのは、単なるスポーツイベントではなく、「アジアのパデル文化をつくる第一歩」だったという点です。
ヨーロッパや南米に比べると、アジアではまだパデルの施設や選手人口は少ないのが現状です。
しかし、このような国際大会が開催されることで、各国の連盟や協会が動き始め、育成・環境整備が一気に加速していきます。
また、国際大会を通じて各国選手の技術や戦術が共有されることで、レベルの底上げにもつながります。
「観る・支える・プレーする」文化が少しずつ広がっていくきっかけになるでしょう。
■日本国内でのパデルの今
日本でもここ数年、パデルコートが急増しています。
関東・関西を中心に専用施設がオープンし、体験レッスンや企業イベントも増加。
「気軽に始められる新スポーツ」として注目が高まっています。
とはいえ、まだテニスやゴルフほどの認知度はなく、競技人口も発展途上です。
そのため、今回の日本女子代表の優勝は、国内のパデル界にとって非常に大きな意味を持ちます。
ニュースやSNSでも「パデルって何?」「日本が優勝!?」と話題になり、これをきっかけに新たなファンが増えることが期待されます。
■今後の展望
国際パデル連盟(FIP)は、今後アジア地域でも継続的に大会を開催し、世界大会(World Padel Championships)への出場枠を広げていく方針です。
次回のアジアパデルカップは、より多くの国が参加し、「アジアパデルの祭典」としてさらに盛り上がることが予想されます。
日本代表にとっては、男子チームのリベンジ、女子チームの連覇という二つの目標が生まれました。
国内では若手育成やコーチライセンス制度の整備も進んでおり、今後の競技力向上が期待されます。
■まとめ:アジアに広がるパデルの波
第1回アジアパデルカップは、アジア各国が“ひとつのコート”でつながった記念すべき大会でした。
日本女子代表の初優勝はもちろん、各国が国旗を背負って戦う姿は、パデルというスポーツの魅力と可能性を強く印象づけました。
アジアの新たなスポーツ文化が、今まさに芽吹き始めています。
あなたの街にも、きっと近いうちに「パデルコート」ができる日が来るかもしれません。
その時は、ぜひ一度ラケットを手に取ってみてください。
アジアの未来を動かす“新しいスポーツの風”を、体で感じることができるはずです。"
日本パデル協会
2025年12月18日 17:59
"海外セレブやトップ選手も夢中!パデルの世界的ブームを徹底追跡!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「海外セレブやトップ選手も夢中!パデルの世界的ブームを徹底追跡!」について触れていきたいと思います。
近年、パデルが「街で見かける新しい定番スポーツ」から、世界の有名人がこぞってプレーするムーブメントへと変化しています。テニス界のスターやサッカー元トップ選手、俳優・メディア界の著名人まで参加者は多彩。ここでは実際に話題になった有名選手のプレイ写真と、その“なぜ”を読み解く――パデルの今をまとめます。
■有名選手の「実際のプレイ風景」 — 直近の話題例
・ラファエル・ナダル(元世界No.1)
引退後もスポーツ界の顔としてパデル界に関わりを持ち、Rafa Nadal Academy ではパデル関連の活動やイベントが実施されています。
ナダル自身がパデルを楽しむ姿はSNSやメディアで何度もキャッチされ、話題を呼びました。
・ジェラール・ピケ(元FCバルセロナ) と カルロス・プジョル
元サッカー選手のピケとプジョルは、パデルを公の場でプレーする機会が多く、クラブのイベントやチャリティでのパデル開催にも関与しています。
サッカー界のレジェンドたちがパデルを楽しむ写真は、スポーツファンにとって大きな注目材料となりました。
・アンディ・マレー(テニス)とノバク・ジョコビッチ(テニス)
テニス界のトップ選手たちもパデル関連のイベントや番組に顔を出すことが増えています。
たとえばマレーが関わったパデルイベントの報道や、ジョコビッチがパデルの台頭にコメントした記事も出回っています。
こうした動きは「テニス界の注目がパデルへ広がっている」ことを示していると言えます。
■ なぜ“セレブ/トップアスリート”がパデルを選ぶのか?——5つの理由
1. プレーが視覚的に面白く、SNS映えする
ガラス張りのコートや短いラリー、壁を使うトリッキーなプレーは映像映えします。
ファン向けのコンテンツを作りやすい点は、プロやセレブにとって大きな魅力です。
2. テニス経験者にとって習得しやすいが、戦術は別物
テニス経験がある選手はショットの再利用がしやすい一方、ダブルス前提の戦術や壁の使い方は独特。
技術的な“学び”があるため、元テニス選手が楽しめる──かつファンも興味を持ちやすい点がある。
3. コミュニティ性が高く、プライベートで楽しめる
セレブはプライバシー確保や友人と気軽にプレーしたいニーズが高い。
少人数で完結するダブルスとクラブ文化が合致します。
4. 投資・ビジネスの観点
有名人が参加するとスポンサーやメディア露出が増えるため、アカデミー運営やイベント主催にとってもプラス。
ナダルのアカデミーや投資参画のニュースが象徴的です。
5. 体力負担が比較的コントロールしやすい
テニスより走り回らず、怪我リスクも相対的に低めとされる場面もあり、長くプレーを続けたい元アスリートに人気です。
■有名人がプレイすることで起きる「波及効果」
有名人の参加はメディア露出を巻き込み、地方自治体や商業施設でのコート設置を促進します。
結果として「一般プレーヤーが体験に来る → 予約アプリやスクールが流行る → 施設運営がビジネスとして成立する」という好循環が生まれ、普及が加速しています。
実際、テレビ放映やストリーミングでパデルイベントを扱うケースも増えています。
■締め:パデルは“遊び”から“文化”へ — セレブたちの存在がそれを加速
セレブやトップスポーツ選手がパデルをプレーする光景は、単なる話題作りを越えて「スポーツの普及」を現実的に後押ししています。
写真や動画がSNSを駆け巡ることで、より多くの人が体験し、クラブやスクールが成長する──その循環が世界的ブームを作っています。"
日本パデル協会
2025年11月13日 13:32
"第1回アジアパデルカップ開催!日本女子が初代王者に輝く
~アジアのパデル新時代の幕開け~
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
2025年10月、カタールで開催された「第1回アジアパデルカップ」で日本女子代表が優勝しました!
記念すべき第1回目の大会で優勝するという快挙を、今回は細かいところまでご紹介したいと思います。
■第1回アジアパデルカップとは?
2025年10月17日~24日にカタール・ドーハで「第1回アジアパデルカップ(FIP Asia Padel Cup)」が開催されました。
この大会は、国際パデル連盟(FIP:Federación Internacional de Pádel)が主催する、アジア地域初の国別対抗戦。
アジア・オセアニア各国の代表チームが集結し、男女別に優勝を争いました。
会場は、テニスやスカッシュの国際大会でも使用される「Khalifa International Tennis and Squash Complex」。
世界基準の屋外施設で、照明や観客席、配信設備まで整った素晴らしい環境でした。
■出場国と大会形式
今回の大会には、男子17か国・女子14か国が出場。
アジアや中東、オセアニアから幅広い地域が集まりました。
主な参加国:
日本、カタール、UAE、インド、イラン、インドネシア、フィリピン、タイ、韓国、オーストラリアなど。
大会は「予選フェーズ」と「決勝フェーズ」の2段階構成。
まず各国がグループリーグで総当たり戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進出する方式です。
男子・女子それぞれチーム戦で、1試合につき複数のダブルスマッチが行われ、
総合勝利数で勝敗を決める団体戦形式となりました。
■日本代表の挑戦
日本からは男女ともに代表チームが出場。
特に女子チームは、今大会で大きな快挙を成し遂げました。
▶ 日本女子代表の快進撃
女子日本代表は、予選リーグから圧倒的な強さを見せます。
3戦全勝(すべて3-0のストレート勝利)でグループを突破し、決勝に進出。
決勝の相手はイラン代表。
接戦の末、日本が2-0で勝利し、見事アジア初代王者に輝きました!
この結果、日本女子代表はアジアにおける“パデルのトップ国”として新たな歴史を刻みました。
選手たちは、「アジア各国の成長スピードを肌で感じた」「この優勝をきっかけに日本でもパデルがもっと知られてほしい」とコメントしており、競技への情熱が伝わる大会となりました。
▶ 男子代表は予選ラウンドで奮闘
一方の男子日本代表も健闘を見せましたが、予選フェーズでは1勝2敗で惜しくも決勝ラウンド進出を逃しました。
それでも、世界レベルのチームと対戦した経験は大きな収穫。
次回に向けての課題と手応えをつかむ大会となりました。
■優勝・順位結果まとめ
男子
優勝:UAE(アラブ首長国連邦)
準優勝:カタール
第3位:オーストラリア
女子
優勝:日本
準優勝:イラン
第3位:インドネシア
男子では開催国カタールが地元の声援を背に準優勝。
中東諸国の競技レベルの高さを印象づける結果となりました。
女子では、日本が圧倒的なチームワークと技術で頂点に立ち、「アジアのパデル先進国」としての存在感を示しました。
■アジアパデルカップの意義
今回の大会が特別なのは、単なるスポーツイベントではなく、「アジアのパデル文化をつくる第一歩」だったという点です。
ヨーロッパや南米に比べると、アジアではまだパデルの施設や選手人口は少ないのが現状です。
しかし、このような国際大会が開催されることで、各国の連盟や協会が動き始め、育成・環境整備が一気に加速していきます。
また、国際大会を通じて各国選手の技術や戦術が共有されることで、レベルの底上げにもつながります。
「観る・支える・プレーする」文化が少しずつ広がっていくきっかけになるでしょう。
■日本国内でのパデルの今
日本でもここ数年、パデルコートが急増しています。
関東・関西を中心に専用施設がオープンし、体験レッスンや企業イベントも増加。
「気軽に始められる新スポーツ」として注目が高まっています。
とはいえ、まだテニスやゴルフほどの認知度はなく、競技人口も発展途上です。
そのため、今回の日本女子代表の優勝は、国内のパデル界にとって非常に大きな意味を持ちます。
ニュースやSNSでも「パデルって何?」「日本が優勝!?」と話題になり、これをきっかけに新たなファンが増えることが期待されます。
■今後の展望
国際パデル連盟(FIP)は、今後アジア地域でも継続的に大会を開催し、世界大会(World Padel Championships)への出場枠を広げていく方針です。
次回のアジアパデルカップは、より多くの国が参加し、「アジアパデルの祭典」としてさらに盛り上がることが予想されます。
日本代表にとっては、男子チームのリベンジ、女子チームの連覇という二つの目標が生まれました。
国内では若手育成やコーチライセンス制度の整備も進んでおり、今後の競技力向上が期待されます。
■まとめ:アジアに広がるパデルの波
第1回アジアパデルカップは、アジア各国が“ひとつのコート”でつながった記念すべき大会でした。
日本女子代表の初優勝はもちろん、各国が国旗を背負って戦う姿は、パデルというスポーツの魅力と可能性を強く印象づけました。
アジアの新たなスポーツ文化が、今まさに芽吹き始めています。
あなたの街にも、きっと近いうちに「パデルコート」ができる日が来るかもしれません。
その時は、ぜひ一度ラケットを手に取ってみてください。
アジアの未来を動かす“新しいスポーツの風”を、体で感じることができるはずです。
日本パデル協会
2025年11月06日 14:59
「世界最強パデル国」はどこ?
~国別メダル数と選手層から分析~
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「世界最強パデル国はどこ?~国別メダル数と選手層から分析~」について語っていきたいと思います。
■世界最強パデル国はどこか?
~メダル数と選手層からの分析~
パデル界で「どの国が最も強いか」は、単なるランキング順位だけでなく、国際大会での勝利実績(メダル獲得数)とトップ選手を支える選手層の厚みを合わせて見ることが重要です。
本稿ではこの2軸から、アルゼンチンとスペインを中心に、現状と将来性を分析します。
■国際大会での実績:ワールド選手権(ナショナルチーム戦)を起点に
FIP の “Roll of Honour – World Padel Championships” によれば、ワールド選手権(男女各国代表戦)での金銀銅メダル歴代実績は以下の通りです。
・2024年大会では、男子は アルゼンチン、女子は スペイン が金メダルを獲得。銀メダルはそれぞれスペイン、アルゼンチン。銅はポルトガルなど。
・歴史的にはアルゼンチン勢が男子・女子両部門で多くの優勝を重ねており、国の代表戦力としての伝統が強い。
・女子では近年スペインが連勝を続けるなど、女子代表戦力での強さも際立っています。
このように、「大会で直接結果を出せる国」として、アルゼンチンとスペインの名がまず挙がります。
■選手層・ランキングで見る“個”の強さと母数
国際大会の優勝を支えるのは、優れたトップ選手が多数いること。
ランキング上位者の国籍比率から、国の“競技力の厚み”が見えてきます。
たとえば、スペイン在住の若手スター Arturo Coello(右利き・左サイド) は、2023–24年に世界ランキング1位を獲得するなど、若年層から世界トップクラスに飛び込んできている選手です。
また、スペイン国内の普及・選手登録数の急成長もその背景を支えています。
2024年には、スペイン国内で クラブ/施設数は約 4,500、コート数は約 17,000 面、ライセンス取得選手数は 109,040 件 に達したと発表されています。
このような規模感がある国では、選手が切磋琢磨できる環境、競技経験を積める大会機会が数多く存在するため、トップ層を育てやすくなります。
■総合力で見る “世界最強国” の条件と比較
これらのデータをもとに、「世界最強国」の条件を定義して比較してみましょう。
・条件 A:国際大会での優勝率・メダル数
→アルゼンチンは男子・女子部門で歴代タイトルを多く持ち、強豪国の顔ぶれ。
→スペインも女子・男子ともに優勝実績を重ねています。
・条件 B:トップ選手が複数存在すること
→スペインは Coello など若手も含めて複数実力者を輩出。
→アルゼンチンも Tapia や伝統勢が存在。
・条件 C:競技母数・環境の充実
→スペインはクラブ・コート・登録者すべてでデータ上突出。
→アルゼンチンは公的統計の公開が限定的ですが、伝統・競技実績・選手輩出力で強みを持ちます。
これらを総合すると、アルゼンチンとスペインの二強時代といって良い構図です。
最近は男子でアルゼンチン、女子でスペインがメダルを取り合う構図が目立ち、両国の優勢が継続しているように見えます。
加えて、スペイン国内での普及拡大ペースや選手登録数の増加は、将来向けに有利な“投資の蓄積”を作っており、今後も強さを持続しやすい土壌があります。
ただし、台頭国(イタリア、ブラジル、ポルトガルなど)が競技インフラを拡張しており、“追い上げている”構図になっているのも無視できません。
■まとめ:どの国が“最強”か?
結論として、「世界最強パデル国」は単独では言い切れず、アルゼンチンとスペインの両国がほぼ双頭体制と考えるのが妥当です。
アルゼンチンは長年の実績と競技への伝統的な強さがあり、スペインは設備・母数・選手登録拡大力で現代競技環境を支配できるポテンシャルを持っています。
しかし、フランス・イタリアや北欧の台頭も目立ってきており、中東の成長も目を見張るものがあります。
日本のパデルシーンでは、直近で記念すべき偉業を達成しました!
2025年10月に第1回パデルアジアカップが開催されたのですが、なんと日本女子代表が優勝しました!
日本のパデルシーンも着実に成長しており、実力をつけてきているのを体感していたのですが、しっかりと実績を残せる様になってきました。
日本もパデル普及国に追随してさらなる成長を目指し、アジア1のパデル先進国として名乗れる様にしていきたいと考えておりますので、今後とも皆様のご支援よろしくお願いいたします!
日本パデル協会
2025年10月30日 23:49
各国のパデル事情:アルゼンチン・スペイン・日本の普及度比較レポート
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「各国のパデル事情:アルゼンチン・スペイン・日本の普及度比較レポート」について語っていきたいと思います。
■クラブ数・コート数・ライセンス登録者から見るパデルの現在地
パデルは今、世界で最も急速に成長しているスポーツの一つですが、その普及の度合いは国によって大きく異なります。
長年パデル文化を牽引してきた「旧大国」から、コート建設ブームに沸く「新興国」、そしてこれから本格的な成長を目指す「アジアのフロンティア」まで、その状況は様々です。
今回は、パデル界を語る上で欠かせない主要国、アルゼンチン、スペイン、そしてアジアの代表として日本の3カ国に焦点を当て、クラブ数、コート数、ライセンス登録者という具体的なデータから、各国パデル事情の「現在地」を比較分析します。
【比較レポート】パデル3大国の普及度データ(2024年初頭推定)
項目 / アルゼンチン / スペイン / 日本
パデルコート数 / 7,000面以上 / 17,000面以上 / 50面以上
クラブ・施設数 / 3,000か所以上 / 4,000か所以上 / 25か所以上
ライセンス登録者数 / 約50万人 / 70万人以上(公式ライセンス)/ 約1,500人(競技者登録)
競技人口(推定)/ 300万人以上 / 600万人以上 / 10,000人以上
普及のフェーズ / 成熟期・文化 / 超成熟期・ライフスタイル / 成長初期・フロンティア
※数値は各国連盟発表および業界推計に基づく概算であり、変動する場合があります。
■スペイン:パデル・ライフスタイルの中心地
スペインは、パデルを世界に広めた「超大国」であり、名実ともに世界のパデルの中心地です。
データが示す通り、コート数、登録者数、推定競技人口の全てで世界トップを誇ります。
データが示す現状…
コート数(17,000面以上):
スペインでは、都市部の専用クラブだけでなく、リゾートホテル、マンションの敷地内、フィットネスジムなど、あらゆる場所にパデルコートが存在します。
テニスよりパデルの競技人口が多いと言われる由縁です。
ライセンス登録者数(70万人以上):
これは公式な競技ライセンスを持つ人々の数であり、週末に趣味としてプレーする非登録者を合わせると、その人口は600万人を超えると言われています。
パデルは既にスポーツという範疇を超え、社交と健康のための国民的なライフスタイルとして定着しています。
普及の要因:
温暖な気候が屋外でのプレーを可能にしている点や、メディアの露出度の高さ、そして何よりも世界最高峰のプロプレーヤーが多数存在する環境が、このスポーツを支えています。
■アルゼンチン:パデルを生んだ「情熱の故郷」
アルゼンチンは、パデルの発祥の地であり、情熱的なパデル文化が根付いている国です。かつてはスペインを凌ぐコート数があった時代もあり、現在も強豪プレーヤーを輩出し続けています。
データが示す現状…
コート数(7,000面以上):
スペインに次ぐ規模ですが、アルゼンチンの特徴は、その多くがローカルコミュニティに密着したクラブにある点です。地域住民の交流の場として、パデルコートが非常に重要な役割を果たしています。
ライセンス登録者数(約50万人):
人口比で見たパデルへの熱狂度は非常に高く、多くの若者がプロプレーヤーを目指す環境があります。
普及の要因:
1990年代に巻き起こった大ブームの名残が今も強く、家族や友人と楽しむ「社交スポーツ」としての側面が非常に強いです。
技術的な革新というよりは、歴史と文化がパデルを支えていると言えます。
■日本:アジアの成長フロンティア
日本は、パデルの世界的なブームに乗り、これから本格的な成長を目指す「成長初期」のフェーズにあります。
データだけを見ると欧米諸国との差は歴然ですが、その成長のポテンシャルに注目が集まっています。
データが示す現状…
コート数(50面以上):
数年前までは十数面だったコートが、短期間で50面を突破しました。
これは、日本国内でコート建設への投資が加速していることを示しています。
しかし、スペインやアルゼンチンのコート数に比べると、まだまだ発展途上であることを物語っています。
クラブ・施設数(25か所以上):
主要な施設は都市部やその近郊に集中しており、地方での普及はこれからが本番です。
ライセンス登録者数(約1,500人):
競技として真剣に取り組む登録者はまだまだ少ないですが、推定競技人口は年々増加しており、体験者からプレーヤーへの転換が徐々に進んでいます。
普及の要因:
既存のテニス市場やフットサル市場との相性が良いこと、また、2026年のアジア競技大会でパデルが正式種目になる可能性が高いことから、国や自治体、企業からの注目度が高まっています。
■結論:パデルの未来は「普及の質」にかかっている
この比較レポートから、パデルの普及には大きく分けて以下の3つのフェーズがあることが分かります。
1. 超成熟期(スペイン):文化として定着し、プロ・アマチュア問わず世界を牽引する。
2. 成熟期(アルゼンチン):歴史と情熱に支えられ、根強い人気を誇る。
3. 成長初期(日本):インフラ整備が急務であり、爆発的な成長の可能性を秘める。
日本が今後、スペインやアルゼンチンのようなパデル大国を目指すには、単にコート数を増やすだけでなく、ジュニア世代の育成、指導者の質の向上、そして地域のコミュニティに根差したクラブ運営が不可欠です。
世界のパデルシーンは、旧大国の安定した基盤と、新興国のダイナミックな成長によって支えられています。
日本がアジアのフロンティアとしてどのような成長を遂げるのか、今後のコートと登録者数の推移に注目せずにはいられません。"
日本パデル協会
2025年10月24日 08:38
FIPランキング制度刷新:2024年の新システムとは?
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「FIPランキング制度刷新」について語っていきたいと思います。
■背景と改訂の狙い
まず前提として、FIP はこれまで「Premier Padel(旧 WPT 吸収後の上位ツアー)」と「CUPRA FIP Tour(従来の FIP Tour)」の双方を対象にした統一ランキング制度を整備しており、2024年においてさらに明確化・最適化を図るための改訂を発表しています。
改訂の主な目的としては次のような点が挙げられています。
・トーナメント格の整合性(上位大会と下位大会でのポイント比率を明確化)
・選手保護と参入機会の両立(強者が急激に落ちないようにしつつ、新興選手にも道を開く設計)
・安定性・連続性の確保(52 週間サイクル制、ポイント防衛制度の明文化)
・ツアーカレンダーとの整合性(大会数・大会格・スケジュール変動との整合)
・これらを踏まえて、改訂点を「ポイント配分」「対象大会(格付)」「年間スケジュール・ポイント有効期間」の順で見ていきます。
■ポイント配分(新制度の主な変更点)
ベスト22結果方式の継続:
・2024年以降も、プレーヤーの 22試合分のうち上位22結果(最高成績) をその年のランキングポイントとして用いる方式が採用されています。
・つまり、年間すべての大会を対象とせず、出場数が多くても “良い成績” を優先する形式です。
これは従来方式から継続しています。
ポイント表の再構成(2024〜2025 連続改訂):
2024年改訂時点と、2025年以降にも適用される改訂案が発表されていますので、両者を対比しながら整理します。
2024 年時点での改訂(FIP 発表 “New Points Table Breakdown”):
・FIP は “新しいポイント表”(ranking points table breakdown)を 2024 年シーズン向けに発表。
・具体的数値例(2024年時点)⇩
トーナメント格 / 成績 / 優勝ポイント / 準優勝ポイント / 備考
FIP Platinum / 200点 / 120点 / 従来より優勝点を引き上げた例(あるいは強化案)
FIP Finals / 185 点 / — / シーズン終了時の最終大会(FIP Tour 系)での順位に対する付与点数。
FIP Gold / 125 点 / 75 点 / Gold 格大会の勝者・準優勝者へのポイント。
FIP Star / 62 点 / — / Star 格大会(中級クラス)での優勝点数例。
FIP Rise / 31 点 / — / Rise(昇格クラス)大会での優勝点数例。
FIP Promotion / 15 点 / — / 最下位クラス(Promotion)での優勝点数例。
これらの数値は「仮定値/案」として示された部分もあり、すべての大会でこの倍率が適用されるわけではありません。
・さらに、Premier Padel 系列(Major, P1, P2, Tour Finals)においてもポイント配分が明確化されています。
例えば…
・Major(4大会):優勝 2,000 点、準優勝 1,200 点
・Premier Tour Finals(シーズン終盤の最終大会):優勝 1,500 点
・P1:優勝 1,000 点、準優勝 600 点
・P2:優勝 500 点、準優勝 300 点
ただし、この P2 の優勝点 500 点という設定は、2025 年改訂後に P2 → 600 点として引き上げられる案も出されています。
2025 年以降の改訂案(新制度案):
「FIP and Premier Padel announce new 2025 ranking points and tournament criteria」の発表により、2025年から実施される新ポイント体系が示されています。
主な特徴は次の通りです。
・CUPRA FIP Tour 側で大会カテゴリを Bronze / Silver / Gold / Platinum の 4 区分に簡略化(従来の Star / Rise / Promotion などを整理)
・各カテゴリ優勝者へのポイント割り当て例(2025 年案)⇩
カテゴリ / 優勝ポイント / 備考
FIP Platinum / 300 点 / 従来より大幅アップ案
FIP Gold / 150 点 / 中位カテゴリへの付与例
FIP Silver / 80 点 / 新カテゴリ導入案としての中間値
FIP Bronze / 40 点 / 下位カテゴリとしての最低ライン案
CUPRA FIP Finals(FIP Tour 最終大会)/ 225 点 / 決勝大会優勝者に対して付与案
・また、Premier Padel 系列大会においても、P2 格大会の優勝ポイントを 600 点へ引き上げや、初戦ラウンドへのポイント付与強化、予選段階のポイント割り当ての明文化といった強化案が含まれています。
・ただし、Major / P1 / Tour Finals のトップ大会におけるポイントは従来通り維持される案とされています。
要するに、2025年からはより単純明快なカテゴリ体系+下位大会ポイントの底上げを図る傾向があります。
加点制度・ボーナスポイント(Upset ボーナス):
2024年改訂(または改訂案)では、強い相手を破った場合に追加ポイントを与える「ボーナス制度」も導入されています。
具体的には…
・Major 大会において、ランキング上位 8 組を破った組には +30 点 などのボーナス付与。
・P1 大会において、トップ 8 組を破った場合に +20 点 等のボーナス。
・P2 大会では、トップ 4 組を破った場合に +15 点 等のボーナス。
この制度は「格下のペアにも大番狂わせを起こす余地を与える」インセンティブとして機能します。
■対象大会および大会格付けの変化
ランキング制度刷新は、そのまま大会格付け(トーナメント・カテゴリ体系)にも影響を与えています。
トップ層:Premier Padel(旧 WPT 統合後の上位ツアー):
・Premier Padel(通称 QATAR AIRWAYS PREMIER PADEL Tour)大会は、従来から Major / P1 / P2 / Tour Finals といった格付けで運営されており、2024 年時点でこの構成が採用されています。
・2025 年改訂案でも、Major / P1 / P2 / Finals 区分そのものは残しつつ、P2 のポイント引き上げや予選ラウンドへのポイント配分、初戦ポイントの付加強化などが加えられる予定です。
・また、2024年には Tour Finals(シーズン終了時の最終イベント)が設置され、優勝者に 1,500 点を付与するフォーマットが採用されました。
下位層:CUPRA FIP Tour(従来の FIP Tour 系):
・従来の FIP Tour は複数カテゴリ(Platinum, Gold, Star, Rise, Promotion)という多階層体系を持っていました。
・2025 年以降、新制度案ではこれらを Platinum / Gold / Silver / Bronze の 4 階層に再構成する案が提示されています。
・この再構成に伴い、各階層のポイント水準も上方調整される見込みです(前述の 300 / 150 / 80 / 40 点案など)
・また、FIP Finals(CUPRA FIP Tour の最終決定戦)という大会も独立してポイントを付与する方式が引き続き残される案が示されています(225 点優勝案など)
対象大会の範囲:
・ランキング対象となる大会は、Premier Padel 大会 + CUPRA FIP Tour 大会 の両方。これにより、上位大会だけでなく、下位ツアーの成果もランキングに反映される構成です。
・一部大会(特に小規模な国内イベントなど)はランキング対象外となる場合があり、FIP 認定大会ラベルが付くもののみ対象となるルールが明確化されつつあります。
■年間スケジュール・ポイント有効期間・防衛制度
改革されたランキング制度には、時間軸・ポイント寿命などスケジュール上のルールも含まれています。
ポイント有効期間:52 週間サイクル
・FIP では 52 週間サイクル(1 年) 制度を採用し、取得されたポイントは時間経過とともに失効する(または更新が必要)仕組みとなっています。
・特定の週に獲得したポイントは、翌年の同週まで保持され、同週に再び大会参加してより高成績を収めれば “防衛(更新)” できる。成績が下回るとポイントが減少する。
・新制度では、Major 大会のポイント防衛週を明確化する案も出されています。たとえば、2024年の Major 大会で獲得したポイントは、2025年の同時期の Major で防衛されるようスケジュール調整がなされます。
■ポイント除外・更新の処理
・過去 52 週間以前のポイントは、翌年の同週終了時点で自動的に除外または更新対象になります。
・選手がその週に適切な大会に出場しなかった場合、自動的にその当該ポイントが失われ、代替としてその選手の “次に良い成績” が代入されます。
■年末総決算とシーズン終結大会
・2024年から、Premier Padel の Tour Finals(シーズン終了大会) が導入され、優勝者に 1,500 点が付与される方式が定着。
・FIP Tour 側でも FIP Finals(CUPRA FIP Tour 最終決定戦) のような大会が設けられており、これに対してランキングポイントを付与する方式が維持または強化。
・2025年以降は “World Cup Pairs”(ペア別世界大会)新設案もあり、勝者に 2,000 点、準優勝に 1,200 点が与えられる案が公表されています。
■スケジュール変化・大会数調整
・FIP は大会数・大会格の見直しを行っており、ツアー全体の年間スケジュールに対して改訂が検討されています。
・特に CUPRA FIP Tour 側では、より国際展開を意識した大会地域拡大、ポイント強化、カテゴリ調整による大会間格差是正などが見込まれています。
・例えば、P2 格大会の優勝ポイントの引き上げ(2024年 500 → 2025年案 600)などがその例です。
■「新制度」導入によるメリット・課題・展望
利点・期待
1. 構造の明朗化
大会カテゴリやポイント水準が簡略化・明確化され、選手やファンにとって理解しやすくなる。
2. 参入の道が広がる
下位カテゴリ(Bronze, Silver 等)にも十分なポイントを割り当てることで、新興選手にも成績でランキングを上げていくチャンスが拡大。
3. 安定性と競争性の両立
52 週間サイクル制+防衛ルールにより、ランキングの上下変動に合理性をもたせつつ、過去の成績が過度に残ることを防止。
4. 大会主催側・ツアー構成の最適化
より適正な大会数・格付け配置が可能になり、ツアー全体の調和と持続可能性を高める。
■今後の展望
2025~2026年以降の制度運用を通じて、さらなる改善や調整(たとえば階層間ポイント比率の再調整、ボーナス制度の見直し、予選ラウンドポイントの最適化など)が行われる可能性があるかもしれません。
また、新たな大会(World Cup Pairs 等)導入によって、ランキングに与えるインパクトがさらに大きくなる見込みです。
そして、世界各地での大会拡大との整合性を図るため、地域別ポイント補正や地域大会比重の見直しなども検討されるかもしれません。
日本パデル協会
2025年10月16日 19:30
ジュニアパデルの台頭:U14・U16・U18世代に見る未来のスター候補たち
~FIP Promisesツアーとジュニアランキングから育成事情を深掘り
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、「ジュニアパデルの台頭」について触れていきたいと思います。
テニス界の「ビッグ3」がそうであったように、どんなスポーツにおいても、未来のトップスターたちは若き才能の中から生まれてきます。
パデルも例外ではありません。
近年、世界中でパデルの競技人口が急増する中で、次世代を担うジュニアパデルプレーヤーの台頭が目覚ましいものがあります。
国際パデル連盟(FIP)が主導する「FIP Promisesツアー」や、ジュニア世界ランキングの整備は、まさにこの才能の宝庫を育成し、発掘するために不可欠なインフラです。
今回は、ジュニアパデルがどのように発展しているのかを掘り下げ、未来のトップスター候補たちがどのように育っているのかを探っていきましょう。
■FIP Promisesツアーとは何か?
「FIP Promisesツアー」は、FIPが主催するジュニア世代(U14、U16、U18)のための国際ツアーです。
このツアーの目的は、世界中の若い才能に国際大会での経験を積ませ、将来のプロキャリアへの道を開くことにあります。
このツアーは、単なる大会の開催に留まりません。
ランキングシステムの導入: 各大会での成績に応じて、ジュニアの世界ランキングポイントが付与されます。
これにより、プレーヤーは自分の実力を客観的に把握し、目標を設定することができます。
国際的な交流の機会:
さまざまな国から集まるプレーヤー同士が、文化や言葉の壁を越えて交流する貴重な場となります。
プロへの登竜門:
FIP Promisesツアーで好成績を収めたプレーヤーは、FIPが主催するFIPツアーなど、より上位のプロ大会への出場機会を得ることができます。
このツアーの存在は、ジュニアプレーヤーにとって「夢」を具体化するための明確な道筋を示しています。
■ジュニアランキングが示す育成事情
FIPのジュニア世界ランキングを見ると、興味深い傾向が見えてきます。
U14、U16、U18の各カテゴリの上位を占めているのは、やはりパデル大国であるスペインやアルゼンチンのプレーヤーたちです。
彼らは幼い頃からパデルに親しみ、恵まれた環境の中で技術を磨いてきました。
しかし、近年はイタリアやスウェーデンといった、パデルが急速に普及している国々のプレーヤーもランキング上位に食い込んできています。
これは、これらの国々でもジュニア育成に力が入れられ、才能ある若者が次々と現れていることを示しています。
■育成の現状:スペイン vs. 新興国
スペインの育成モデル…
スペインでは、多くのパデルクラブにジュニアアカデミーが併設されており、幼い頃から専門的なコーチングを受けることができます。
コーチ陣は元プロや経験豊富な指導者で、戦術や技術を体系的に教えています。
また、学校の体育の授業でパデルが導入されているケースもあり、競技の裾野が非常に広いのが特徴です。
新興国の育成モデル…
イタリアやスウェーデンといった新興国では、元テニスコーチがパデルコーチに転身するケースが増えています。
彼らはテニスで培った経験と指導法をパデルに応用し、短期間で高いレベルのプレーヤーを育成することに成功しています。
また、国や地域の協会がジュニアキャンプや遠征を積極的に支援し、国際的な経験を積ませる機会を増やす取り組みも行われています。
■ジュニア世代から見る未来のスター候補たち
ジュニアパデル界には、すでに将来のトップスター候補として注目を集める若き才能が多数存在します。
例えば、スペインの「ダビッド・ゲレロ(David Guerrero)」のようなプレーヤーは、U18世代で圧倒的な強さを見せ、すでにプロのツアーにも参戦し始めています。
彼のような才能は、単に技術が高いだけでなく、試合運びやメンタル面でも成熟しており、将来のワールドナンバーワン候補として期待されています。
また、女子ジュニアの世界でも、スペインの「アンドレア・ウンデラ(Andrea Undera)」や「アレクサンドラ・アロンソ(Alexandra Alonso)」といったプレーヤーが注目されています。
彼女たちは、女性パデルの台頭を象徴する存在であり、今後のプロツアーを牽引していくことが期待されています。
■日本のジュニアパデルの現状と課題
日本でも、ジュニアパデルの育成は始まったばかりです。ジュニア世代の大会は少しずつ増えており、FIP Promisesツアーにも日本のプレーヤーが参加する機会が増えてきました。
しかし、パデル大国と比べると、コーチや指導者の数、そしてジュニアが練習できるコートの数がまだまだ限られています。
今後、日本のパデル界が世界に通用するトッププレーヤーを輩出するためには、以下の課題に取り組む必要があります。
✅ジュニア専門のコーチ育成…幼い頃からパデルの基礎を教えることができる専門的なコーチを増やすこと
✅大会機会の増加…ジュニアが試合経験を積むための国内大会や国際大会の開催を増やすこと
✅普及活動…学校や地域コミュニティと連携し、子どもたちがパデルを始めるきっかけを作ること
■結論:ジュニアパデルはパデル界の未来
ジュニアパデルの台頭は、パデルというスポーツが単なるブームではなく、持続可能な発展を遂げていることの明確な証拠です。
FIP Promisesツアーやジュニアランキングの整備は、未来のスター候補たちに明確な道筋を提供し、彼らの成長を加速させています。
今後、パデルがオリンピック競技を目指す上で、ジュニア世代の育成は不可欠な要素となります。
世界のトップシーンで活躍する若い才能が増えるほど、パデルはより魅力的でダイナミックなスポーツへと進化していくでしょう。
このブログを読んでいる皆様にお願いしたいことは、ぜひ近くのコートで熱心に練習しているジュニアの姿に注目してみてください。
彼らの中に、未来のワールドナンバーワンが隠れているかもしれませんよ。
日本パデル協会
2025年10月09日 14:39
最もパデルコートが多い国ランキング:
世界のパデルを牽引する国々
~驚異のコート数が示すパデル大国の現状
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「パデルコート数が多い国ランキング」を書いていこうと思います。
パデルコート数が多い=人気がある国という何よりもの証拠になりますので、世界中で人気が急上昇している結果を実感してもらえると思います。
■世界のパデルコート事情
近年、世界中で爆発的な成長を遂げているパデル。
その人気を測る上で最も明確な指標の一つが、パデルコートの数です。
コート数はその国における競技人口の多さ、そしてパデルというスポーツが社会にどれだけ浸透しているかを如実に物語っています。
2024年現在、世界のパデルコートの総数は60,000コート以上に達すると推計されており、70,000コートあるのでは?というデータもあるほど、詳細なデータが集められないほどに成長しております。
この驚異的な成長は、パデルがもはや一部のプレイヤーだけが楽しむニッチなスポーツではなく、グローバルなスポーツインフラとして確立されつつあることを示しています。
今回は、世界のパデルコートを牽引するトップ国々をランキング形式でご紹介し、それぞれの国がなぜパデル大国となったのか?を詳しく解説します。
■パデルコートが多い国トップ5ランキング
1位:スペイン
コート数:17,000コート以上
スペインはパデルの事実上の発祥国であり、その圧倒的なコート数で世界のトップに君臨しています。
もともとアルゼンチンで考案されたパデルですが、スペインが本格的な普及の舞台となりました。
国内のクラブや住宅地、公共施設などあらゆる場所にコートが設置されており、テニスよりも競技人口が多いとも言われています。
プロツアーである「ワールドパデルツアー」もスペインが主な拠点となっており、このスポーツが文化として深く根付いていることが最大の理由です。
2位:イタリア
コート数:9,000コート以上
イタリアはパデルの「爆発的な成長」を象徴する国です。
2019年時点ではわずか1,800面ほどだったコート数が、わずか数年で9,000コートを超えるまでに急増しました。
これは、イタリア国民のラケットスポーツへの関心の高さと、パデルが持つ社交性が相まって、急速に浸透した結果です。
特に、ローマやミラノなどの大都市圏で次々とクラブがオープンし、多くの人々がパデルを始めています。
3位:アルゼンチン
コート数:7,000コート以上
アルゼンチンはパデルが生まれた国です。
1969年にメキシコで考案された後、アルゼンチン人実業家によって導入され、急速に人気が拡大しました。
特に1990年代には大ブームとなり、現在もテニス人口をはるかに上回る競技人口を誇ります。
アルゼンチンのプレーヤーは、その独特なプレースタイルと戦略性で知られ、長らく世界のトッププレーヤーを輩出してきました。
南米大陸でのコート数は1位を確立しており、パデルが国民的なスポーツであることが伺えます。
4位:スウェーデン
コート数:4,200コート以上
スウェーデンのパデルブームは、北欧地域における特異な事例です。
2019年まではほとんど知られていなかったパデルが、わずか数年で4,000コートを超える建設がされるまでに成長しました。
その背景には、冬が長く屋内スポーツの需要が高いこと、そして著名な元プロサッカー選手ズラタン・イブラヒモビッチなどの有名人がパデルクラブを設立したことなどが挙げられます。
経済的な豊かさも、高額なパデルコート建設を後押ししました。
5位:オランダ
コート数:2,400コート以上
5位以下になると、各国のコート数は接戦になります。
オランダはコート数こそ上位国には及びませんが、その成長率が非常に高い国として注目されています。
サッカーやサイクリングが盛んな国でしたが、パデルは新たなスポーツの選択肢として若者を中心に急速に広がりました。
特に、テニスやフィットネスジムなど既存のスポーツ施設に併設される形でコートが増加しており、今後のさらなる成長が期待されております。
■日本の現状と今後の展望
上記のトップ5には含まれませんが、日本でもパデルのコート数は着実に増加しています。
2025 年現在、国内のパデルコート数は50面以上に達しました。
パデルシーンでは「50コートの法則」というものが存在しておりまして、50コートを超えた後から急速に拡大していく…という世界中の例があります。
日本も遂にこの50コートに到達しましたので、後は飛躍的に伸びるタイミングを待つだけとなり、カウントダウン状態に入りました。
日本のコート数はまだ欧米諸国と比べると少ないですが、その成長率は非常に高く、今後も全国各地でコートが新設されることが予想されます。
特に、日本はアジア競技大会の開催国として、パデルの普及に力を入れています。
2026年の愛知・名古屋アジア競技大会でパデルが正式競技となれば、日本国内での認知度が飛躍的に向上し、さらなるコート数増加につながるでしょう。
■まとめ:コートの数が示すパデルの未来
パデルコートの数は、単なる数字ではありません。
それは、パデルというスポーツが社会に受け入れられ、経済的なインフラとして確立されている証です。
トップに位置するスペインやアルゼンチンは、パデル文化が根付いた成熟した市場であり、イタリアやスウェーデンのような急成長国は、パデルの持つ世界的な潜在能力を示しています。
このランキングは、パデルが今後も世界中で成長し続けることを示唆しています。日本のパデル愛好家として、私たちはこの成長を喜び、パデルがいつか世界中で最も親しまれるスポーツになる日を心待ちにせずにはいられません。
日本パデル協会
2025年10月02日 15:14
パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題~後編~
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
前回の「パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題~前編~」から続きの後編を今回は書いていこうと思います。
■課題と今後の展望:男女平等に向けたさらなる一歩
パデルは、他のスポーツに比べてもジェンダー平等が進んでいると言えますが、完璧ではありません。
今後のさらなる発展のためには、いくつかの課題に取り組む必要があります。
✅1. プロの世界における待遇格差の是正
アマチュアレベルでは男女の差が少ないパデルですが、プロの世界では、テニスと同様に男女間の賞金や露出度の格差が課題となっています。
長らく二大プロツアーが乱立していたパデル界では、男子ツアーと女子ツアーの運営が分かれており、賞金額やスポンサーシップに差がありました。
2024年のワールドパデルツアーとプレミアパデルの統合は、この課題を解決する大きな一歩です。
統一されたプロツアー「プレミアパデル」は、男女の大会を同じ会場で開催し、同一賞金(Equal Pay)を導入することを推進しています。
これにより、女子トッププレーヤーの待遇が大幅に改善され、より多くの女性がプロを目指すインセンティブが生まれます。
✅2. 女性指導者とロールモデルの育成
パデル界のトッププロには、ガブリエラ・カレラやアリアナ・サンチェス、パウラ・ホセマリアといった偉大な女性プレーヤーが存在します。
しかし、競技レベルが低い地域では、女性の指導者やコーチが不足していることが課題となっております。
今後、パデルがさらに成長するためには、女性プレーヤーが安心して指導を受けられる環境を整備し、女性のコーチやマネージャーを積極的に育成していく必要があります。
これにより、若い女性がパデルを始める際の心理的なハードルが下がり、競技人口の増加につながります。
✅3. 女性に特化したイベントとコミュニティの拡大
多くのパデルクラブでは、すでに女性限定のイベントやレッスンが開催されています。
しかし、これをさらに拡大していくことが重要です。
例えば、「初心者向け女性限定トーナメント」や「パデル&ヨガ」のようなイベントは、女性プレーヤーのコミュニティを強化し、新たな参加者を惹きつける効果があるでしょう。
また、SNSやオンラインプラットフォームを活用し、女性プレーヤー同士が情報交換できる場を設けることも、パデルの定着に不可欠です。
■結論:パデルはスポーツ界のジェンダー平等のモデルケースになりうる
パデルの高い女性プレーヤー比率は、単にスポーツとしての魅力を示すだけでなく、ジェンダー平等という現代的な課題に対する、一つのポジティブな回答を示しています。
身体能力に依存しない戦略性、社交性、そしてファッション性といったユニークな特性が、女性の参加を促し、スポーツ界に新たな風を吹き込んでいます。
プロツアーの統一と同一賞金の導入は、パデルがジェンダー平等に向けて真剣に取り組んでいる証拠です。
もちろん、課題は残されていますが、パデルコミュニティ全体が意識的に取り組みを継続することで、パデルはスポーツ界におけるジェンダー平等のモデルケースとなり、より多様で inclusive な未来を築くことができるでしょう。
パデルは、誰もが楽しめるスポーツであり、性別や年齢に関係なく、誰もが主役になれる舞台です。
その魅力が、これからさらに多くの人々に届くことを願ってやみません。
もし、日本パデル協会で開催してほしい企画やイベントなどがありましたら、ぜひご連絡ください!
いっしょにパデルを盛り上げていきましょう!
日本パデル協会
2025年09月18日 18:03
パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
パデルは、他のスポーツと比べて比較的女性比率が高いスポーツでもあるのですが、今回はパデルの男女比からに見る今後の可能性と課題ついてお話していきたいと思います。
■ジェンダー視点で掘り下げる女性活躍の最前線
近年、スポーツ界におけるジェンダー平等への意識が高まる中、スペイン発祥のパデルが注目を集めております。
初心者でもすぐに楽しめる手軽さと、戦略性の高さから世界中で人気が拡大していますが、その成長を語る上で欠かせないのが、女性プレーヤーの存在です。
パデルのプレーヤー全体に占める女性の割合は、なんと約40%(!?)に達すると言われています。
これは、テニスやサッカーといった他のメジャースポーツと比べても非常に高い数字であり、パデルが持つ大きな特徴です。
この高い女性比率は、単なる偶然ではなく、このスポーツが内包するジェンダー平等の可能性を示唆しています。
今回は、パデルの男女比がなぜ高いのか?を掘り下げ、今後のさらなる発展のための課題と展望についてお話していきたいと思います。
■なぜパデルは女性に人気なのか?
パデルの男女比率が高い背景には、いくつかの要因が考えられます。
✅1. 身体的なハンディキャップの少なさ
テニスやバドミントンなどのラケットスポーツでは、ショットのスピードやパワーが勝敗を分ける重要な要素となります。
一般的に男性は女性よりも筋力やスピードに優れているため、競技レベルが上がるにつれて男女間の差が顕著になりがちです。
一方、パデルは、狭いコートと壁を利用する戦略的なスポーツです。
強いショットを打つだけでなく、壁を使ったテクニカルなプレーや、相手の動きを読んで予測する能力がより重要になります。
そのため、純粋なパワーよりも、ボールコントロールや戦術眼といった要素が勝敗に大きく影響します。
これにより、男女間の身体的なハンディキャップが小さくなり、女性も男性と対等に、あるいはそれ以上に活躍できる機会が増えます。
✅2. 社交性とチームワーク
パデルは基本的にダブルスで行われるスポーツです。
ペアを組む相手とのコミュニケーションやチームワークが非常に重要になります。
プレー中はもちろん、プレー後も一緒に楽しむ社交的な雰囲気が、多くの人々を惹きつけています。
このような社交的な側面は、特に女性にとって大きな魅力となっています。
友人や家族と一緒に気軽に楽しむことができ、単なる運動だけでなく、コミュニケーションの場としても機能します。
多くのパデルコートには、カフェや休憩スペースが併設されており、プレーヤー同士が交流を深めるコミュニティが形成されています。
✅3. ファッションとライフスタイル
近年、パデルは単なるスポーツとしてだけでなく、おしゃれなライフスタイルの一部としても定着しつつあります。
多くのスポーツブランドがパデルウェアやアクセサリーを開発し、デザイン性の高いアイテムが豊富に揃っています。
パデルコートはSNS映えする場所としても人気があり、プレーヤーは自身のスタイルを楽しむことができます。
こうしたファッション性の高さや、健康的で洗練されたライフスタイルのイメージは、特に若い女性の間でパデルの魅力を高める要因となっています。
以上、パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題~前編~でした。
来週は、続きの課題→まとめを書いて本編を締めようと思いますので、来週もお楽しみに!
日本パデル協会
2025年09月11日 13:29
"Premier Padel誕生とワールドパデルツアー統合:プロシーンの“新時代”
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、パデルの競技シーンについてお話していきたいと思います。
■統一ランキングと再編成がもたらす革新
近年、世界中で爆発的な成長を遂げているパデル。
その人気を牽引してきたのは、アマチュアプレーヤーの増加だけではありません。
世界最高峰のプロフェッショナルたちが繰り広げる、息をのむようなプレーも、このスポーツの魅力を高めてきました。
しかし、プロのパデルシーンには、ファンやプレーヤーを悩ませる大きな課題がありました。
それは、複数のツアーが乱立し、統一ルールやランキングが存在しなかったことがより複雑にしてしまう要因となっておりました。
そんな中、2024年、この状況は劇的に変化しました。
長年にわたる交渉と対立を経て、パデル界の二大プロツアーであった「ワールドパデルツアー(WPT)」と「プレミアパデル(Premier Padel)」が歴史的な統合を果たしました!
この画期的な出来事により、プロパデルシーンは「新時代」へと突入することになります。
■乱立するツアーの終焉:なぜ統合が必要だったのか?
WPTは2013年から活動を開始し、パデルのプロツアーの草分け的存在として、長年にわたりトッププレーヤーの主戦場となっていました。
一方、カタールのスポーツ投資会社「Qatar Sports Investments (QSI)」が国際パデル連盟(FIP)と協力して2022年に立ち上げたのがプレミアパデルです。
QSIはフランスのサッカークラブ「パリ・サンジェルマン」を所有するなど、スポーツ界で大きな影響力を持つ企業です。
プレミアパデルは、WPTよりも高額な賞金や、より広い世界での大会開催を掲げ、わずか2年足らずで多くのトッププレーヤーを獲得し、急速に勢力を拡大しました。
結果として、プロプレーヤーはどちらのツアーに出場するか選択を迫られ、ランキングも二つに分かれてしまうという、混乱した状況が続いておりました。
この状態は、プレーヤーにとって過酷なスケジュールや、統一されたキャリアプランを立てにくいという問題を引き起こしました。
さらに、ファンにとってはどの大会が最高峰なのか分かりにくく、スポーツ全体の成長を妨げる要因にもなっていました。
■歴史的な統合:プレミアパデルが描く未来
2023年8月、QSIがWPTの運営会社を買収することで、この長年の対立に終止符が打たれることになります。
そして、2024年シーズンから、「プレミアパデル」が唯一の公式グローバルプロツアーとして始動しました。
この統合がもたらした最大のメリットは、以下の3つに集約されます。
1. 統一された世界ランキングの誕生
最も大きな変化は、単一の統一された世界ランキングが導入されたことです。
これまで、プレーヤーはWPTとプレミアパデル、それぞれのランキングを持っていましたが、統合により、両ツアーの成績が単一のランキングポイントに換算されるようになりました。
これにより、誰が真の世界ナンバーワンなのかが明確になり、ファンはより分かりやすくトッププレーヤーの活躍を追うことができるようになりました。
この統一ランキングは、プレーヤーの公平性を担保し、モチベーションを高める上で非常に重要な要素となります。
また、国際パデル連盟(FIP)が管轄する下位カテゴリの大会(FIPツアー)ともランキングシステムが連携し、アマチュアからプロを目指すプレーヤーにとって、明確なキャリアパスが示されました。
2. 大会カテゴリの再編成
統合されたプレミアパデルは、テニスのATPツアーをモデルに、大会カテゴリを再編成しました。
主要な大会は、獲得できるポイントや賞金の額に応じて以下のように分けられています。
メジャー(Major): 最高峰の大会。年間数回開催され、最も多くのランキングポイントが獲得できます。
(例:パリ、ローマ、メキシコ、カタール)
P1、P2: メジャーに次ぐ規模の大会。
世界各地で開催され、トッププレーヤーが参戦します。
シーズン最終戦(Tour Finals): 年間のランキング上位者のみが出場できる、シーズンを締めくくる特別な大会。
このシンプルなカテゴリ分けにより、ファンは各大会の格付けを直感的に理解できるようになりました。
また、世界中での大会開催が増加し、パデルがこれまで盛んではなかった地域でもトップレベルのプレーを観戦する機会が創出されました。
3. プロ選手のキャリアと待遇改善
プレミアパデルは、WPT時代に比べて高額な賞金を保証することで、プロプレーヤーの経済的安定性を高めました。
これは、選手がプレーに専念できる環境を整え、競技レベルをさらに向上させる上で不可欠な要素です。
また、選手の代表組織であるプロパデル協会(PPA)と協力し、選手との間に建設的な関係を築くことで、ツアー運営における透明性を高めています。
これにより、選手たちは安心して競技生活を送ることができるようになりました。
■日本への影響と今後の展望
今回の統合は、日本にも大きな影響を与える可能性があります。
統一された世界ランキングの導入により、日本のトッププレーヤーが海外の大会に挑戦する際のハードルが下がり、よりスムーズなキャリア形成が可能になりました!
また、将来的に日本でメジャー大会やP1、P2のような大規模な大会が開催されれば、日本のパデルシーンは飛躍的に発展するでしょう。
プレミアパデルは、FIPという国際的な統括団体と連携しているため、パデルが目指す「オリンピック競技化」への道筋も、より明確になったと言えます。
プロツアーが一本化されたことで、パデルシーンのガバナンスが強化され、IOC(国際オリンピック委員会)からの信頼を得る上でも大きなプラスとなります。
■まとめ:プロパデルの新しい夜明け
ワールドパデルツアーとプレミアパデルの統合は、単なるビジネス上の合併ではなく、プロパデルシーンのあり方を根本から変える歴史的な転換点でした。
統一ランキング、再編成された大会、そして改善された選手待遇は、このスポーツのプロフェッショナル化とグローバル化を加速させるでしょう。
これからは、パデルがテニスやゴルフのように、世界中で愛されるメジャースポーツとして成長していく姿を見守ることになります。
この「新時代」の幕開けに、日本パデル協会も遅れを取ることなく前進してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
日本パデル協会
2025年09月04日 11:48
世界に6万面超!急増するパデルコートとその経済的インパクト
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、「世界のパデルコートについて」お話していきたいと思います。
■パデルコートは60,000コートを突破!
近年、パデルは世界中で驚異的な成長を遂げており、そのインフラの急拡大はスポーツ界に大きな経済的インパクトを与えています。
国際パデル連盟(FIP)が発表した「ワールド・パデル・レポート 2024」によると、2024年初頭には世界のパデルコート数が60,000コート突破!という記念すべき節目を迎えました。
この数字は、パデルがいかに急速に普及しているかを物語っています。
この急増を牽引しているのは、間違いなくヨーロッパです。
世界のパデルコートの実に70%にあたる42,600面以上がヨーロッパに集中していると推定されています。
過去3年間での成長率は240%に達し、パデルの主要国であるスペインを除いても、他のヨーロッパ諸国ではなんと6倍(!)もの成長を記録しています。
この爆発的な増加は、単なるブームではなく、パデルがヨーロッパのスポーツ文化と生活に深く根付きつつあることを示しています。
また、パデルの成長はコート数だけでなく、関連インフラの拡大にも表れています。
世界には19,800以上の施設があり、そのうち5,820のクラブが各国の連盟に加盟しています。
2022年と比較して、加盟クラブ数は48%増加しました。
これにより、パデルはアマチュアからプロまで、幅広い層がアクセスしやすい環境を構築しています。
このインフラの急拡大は、地域経済にも大きな影響を与えています。
新しいコートやクラブの建設は、建設業や関連サービス業に需要を生み出すのはもちろんのこと、地域に新しいコミュニティが誕生するという効果が表れています。
また、クラブの運営にはコーチやスタッフが必要となり、地域にパデルが根付く拠点になっております。
地域別のコート分布を見ると、その経済的なインパクトの大きさがより明確になります。
ヨーロッパが圧倒的なシェアを占める一方で、アメリカ大陸には推定14,850面、アジアには3,200面、アフリカには2,300面、オセアニアにも100面未満のコートが存在します。
これらの地域でのコートの増加は、用具メーカーやアパレルブランド、さらにはプロツアーのスポンサー企業など、パデル関連市場全体の拡大に繋がっています。
FIPが「パデルの新時代」と表現するように、このスポーツは競技人口とインフラの急拡大を両輪として、今後も成長を続けるでしょう。
特に、プロツアーの統合や欧州大会での正式採用など、パデルのプロフェッショナル化が進むことで、さらなる投資と経済活動が促進されることが期待されます。
■日本のパデルコートご紹介
海外では、毎月どこかで必ずパデルの新施設が誕生しておりますが、日本も負けておりません!
京都府の京田辺市では、日本初の公的運営施設「田辺公園パデルコート」が2025年4月にオープンしました。
また、北海道の倶知安町にあるニセコに、北海道初の「ニセコHANAZONOリゾート」が2025年5月にオープンしました。
■まとめ
パデルは、単なるラケットスポーツではなく、巨大な経済的潜在力を秘めたグローバルな現象として、今後も世界中の注目を集め続けることになりそうです。
日本も海外の成長に置いていかれるわけにはまいりません!
「日本のパデルシーンの成長すごいな!」と海外から注目される様に日本パデル協会もパデル活性化に向けて動いております。
今後も日本パデル協会の応援も合わせてよろしくお願いします!
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日本パデル協会
2025年08月28日 14:46
パデルはオリンピック競技になれるのか?~欧州大会での正式採用から考察~後編
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、先週の続きで「パデルがオリンピック競技に採用されるのはいつなんだ!?」というところを話していきたいと思います。
■パデルのオリンピック入りはいつ実現する?
ヨーロピアンゲームズでの成功は、パデルのオリンピック入りに向けた大きな前進であることは間違いありません。
しかし、だからといってすぐに実現するわけではなく、道のりは決して簡単ではありません。
オリンピックの競技種目は、各大会の数年前に決定されます。
2028年のロサンゼルス大会や2032年のブリスベン大会の追加競技の枠を争うことになります。
実は、この2032年はかなり現実味を帯びた採用目標だと関係者の間では共通認識を持っており、既に2032年にオーストラリアで開催されるブリスベンへの採用活動に向けて始まっております。
パデルは、国際競技団体連合(GAISF)の会員であり、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)への加盟も認められています。
これらのステップは、IOCの認可を得るために必要な手続きの一部なのですが、ヨーロピアンゲームズでの正式採用は、このプロセスを加速させる決定的な出来事となりました。
国際パデル連盟(FIP)と世界中のパデルコミュニティは、今後も継続的に競技の普及と組織の強化に努めていくでしょう。
そして、いつか、パデルがオリンピックの舞台で、世界のトップアスリートたちが熱戦を繰り広げる姿を見られる日が来るかもしれません。
その日は、そう遠くない未来だと信じております。
■まとめ
パデルの歴史的な一歩: 2023年ヨーロピアンゲームズで初の正式競技として採用。
欧州大会の重要性: オリンピックの前哨戦であり、EOCの権威の下で開催されるため、オリンピックにふさわしい競技として公認されたことを意味する。
IOCの3つの基準: 普及度(4大陸75カ国以上)、国際統括団体(FIP)の運営能力、テレビ放映権や若者へのアピール度。
パデルの現状: 普及度はほぼクリア、FIPの運営能力も証明済み、観戦の魅力も高い。
今後の展望: 2028年ロサンゼルス大会以降の追加競技枠を目指す!
この歴史的な瞬間は、パデルの未来にとって非常に重要であり、今後も目が離せませんね!
日本パデル協会も、日本のパデル普及にむけて今以上に活動してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
日本パデル協会
2025年08月21日 14:06
"パデルはオリンピック競技になれるのか?
~欧州大会での正式採用から考察~前編
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、パデル関係者の間ではいつも話題に上がっている「パデルがオリンピック競技に採用されるのはいつなんだ!?」というところを話していきたいと思います。
■五輪マークを背負った歴史的デビュー
近年、世界中で急速に人気が高まっているラケットスポーツ「パデル」。
その勢いはとどまるところを知らず、日本でも「第2のテニス」としてメディアに取り上げられる機会が増えてきております。
そんなパデル愛好家や関係者の間で、かねてから話題に上がっている一つの大きな夢があります。
それは、「パデルがオリンピック競技になる」こと!
テニスや卓球、バドミントンなど、すでに多くのラケットスポーツが五輪競技として親しまれている中で、パデルもその仲間入りを果たす日は来るのでしょうか?
実は、パデルがオリンピックへの道のりを順調に進んでいることを示す、ある重要な出来事が起こりました。
2023年6月にポーランドのクラクフで開催された「ヨーロピアンゲームズ(欧州大会)」です。
この大会は、オリンピックに次ぐヨーロッパ最大の総合スポーツ大会であり、パデルはこの大会で初めて正式競技として採用されました!
この歴史的な出来事が、パデルのオリンピック入りを現実的なものにするための重要な一歩であると考えられています。
■ヨーロピアンゲームズとは何か?
まず、ヨーロピアンゲームズ(欧州大会)について簡単に説明したいと思います。
この大会は、欧州オリンピック委員会(European Olympic Committees=通称EOC)が主催するもので、夏季オリンピックの前哨戦とも位置づけられている大会です。
2015年にアゼルバイジャンのバクーで第1回が開催されて以来、4年ごとに開催されており、2019年に第2回大会がベラルーシの首都ミンスクで開催、2023年に第3回大会がクラクフ・マウォポルスカで開催されました。
競技種目には、オリンピック競技に加えてスケートボードや3x3バスケットボールなど、若者からの人気が高い新しい種目が採用される傾向にあります。
この大会の最大の特徴は、「オリンピックと同様にEOCの権威の下で開催される」点にあります。
このため、大会のシンボルや運営体制、ドーピング検査に至るまで、オリンピックとほぼ同じ基準が適用されています。
つまり、パデルがこの大会で正式競技として認められたことは、国際的なスポーツ界の主要な組織が「パデルをオリンピックにふさわしい競技」として公認したことを意味しているんです!
■パデルがオリンピックへの扉を開くための3つの条件
国際オリンピック委員会(IOC)は、新しい競技をオリンピックに追加する際に、いくつかの厳格な基準を設けています。
パデルがこの基準を満たすためには、主に以下の3つの条件をクリアする必要があります。
✅️1. 普及度(全世界での競技人口と参加国数)
IOCは、特定の地域に偏ることなく、世界中で広く普及している競技を重視しています。
具体的には、男子と女子の両方で4大陸75カ国以上で広く実施されていることが一つの目安とされています。
(パデルは現在5大陸90ヵ国以上)
現在、パデルはスペインやアルゼンチンといった国々で絶大な人気を誇ります。
スペインだけでも600万人以上の愛好者がいると言われ、競技人口はテニスを凌ぐ勢いです。
欧州全体でもイタリア、スウェーデン、フランスなどで急速に競技人口が増加しています。
また、パデルの国際的な統括団体である国際パデル連盟(FIP)には、現在70以上の国や地域の協会が加盟しており、この条件はほぼ満たされつつあると言えるでしょう。
アフリカやアジアでも着実に競技人口が増えており、特にFIPが主催する国際大会「ワールドパデルツアー」を通じて、世界的な知名度が向上しています。
✅️2. 統治(国際統括団体の存在と運営能力)
競技の公正な運営と発展のためには、強力な国際統括団体が必要です。
パデルには、1991年に設立された国際パデル連盟(FIP)が存在します。
FIPは、国際的なルールを統一し、世界選手権などの主要な国際大会を組織・運営しています。
ヨーロピアンゲームズでの正式採用は、「FIPがIOCやEOCとの間で円滑なコミュニケーションと調整を行う能力がある」ことを証明しました。
これは、オリンピック競技としての地位を獲得するために不可欠な信頼と実績を築いたと言えます。
✅️3. 魅力(テレビ放映権と若者へのアピール)
IOCは、テレビ視聴者やデジタルメディアのユーザーを惹きつけ、スポンサーシップを確保できる競技を求めています。
パデルは、そのスピーディーでエキサイティングなプレー展開、そしてユニークなガラスの壁を使ったショットが特徴です。
観客は、コートのあらゆる角度からプレーを見ることができ、ダイナミックなラリーは観戦する人々を魅了します。
また、パデルは比較的年齢や体力に関係なく楽しめるため、幅広い層にアピールできる可能性を秘めています。
特に、若者からの関心が高いスポーツであることは、IOCが重視するポイントの一つです。
ヨーロピアンゲームズのテレビ放映を通じて、パデルの魅力を世界中のより多くの人々に伝えることができたのは、大きな成果と言えるでしょう。
以上、途中ではありますが、ここで前編の終わりとなります。
来週は、「パデルのオリンピック入りはいつ実現する?」というところから続きをお話していきたいと思います。
来週もお楽しみに!"
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日本パデル協会
2025年08月14日 15:46
「世界パデルレポート2024:パデルの世界的成長と未来」
こんにちは日本パデル協会です。
今回は、2024年に発表された世界のパデルシーンのレポートについてふれてみたいと思います。
国際パデル連盟(FIP)が発行した「ワールドパデルレポート2024」によると、パデルは近年前例のない世界的成長を遂げており、新しい時代に突入しております。
2023年は、欧州競技大会でパデルが初めて歴史的なデビューを果たし、オリンピック競技としての夢に一歩近づくなど、画期的な1年となりました。
■驚異的な参加者数とインフラの拡大
パデルは世界中で約3,000万人のアマチュアプレーヤーを擁しており、そのうち約2%の60万人が連盟に登録している競技プレーヤーです。
アマチュアプレーヤーの半数以上が週に一度以上プレイしており、その熱狂ぶりがうかがえます。
特にヨーロッパはパデルの中心地であり、アマチュアプレーヤーの59%が集中し、世界のパデルコートの70%を占める42,600コート以上が存在しております。
ヨーロッパ以外では、南米が23%、アジアが6.4%、アフリカが4.3%と続き、各大陸で着実に普及が進んでいます。
クラブとコートの数も急増しています。
2024年初頭には、世界のパデルコート数が60,000コートを超えました。
スペインを除いたヨーロッパ諸国では、その成長率は6倍にも達しています。
クラブと宿泊施設の数は世界全体で19,800施設を超え、パデルがプレイできる国と地域は2021年の約90ヵ国から130ヵ国に増加しました。
これは世界の約3分の2の国々でパデルがプレイされているということになります。
また、パデルは女性にも非常に人気があるスポーツで、アマチュアの40%が女性プレイヤーです。
■プロフェッショナルな競技とランキングの統合
パデルのプロ化も急速に進んでいます。
FIPは、プロツアーであるプレミア・パデルを設立し、旗艦イベントである「CUPRA FIP TOUR」を強化することで、若手からプロの選手まで質の高い競技と機会を提供しています。
2022年に始まったプレミア・パデルは、2024年には25の男女混合大会を5大陸18か国で開催されました。
これにより、パデルは新たな市場を開拓し、世界的な成長をさらに加速させています。
また、FIPは男女プロ選手のための単一かつ統一されたFIPランキングを確立しました。
2023年には、72か国から4,874人のプロ選手がこのランキングに名を連ね、そのうち3,512人が男性、1,362人が女性でした。
トップランキング選手のうち61%はヨーロッパ出身であり、特に男性では57%、女性では72%と、ヨーロッパが圧倒的な存在感を示しております。
■若手選手の台頭と未来への展望
パデルの未来を担う若手選手の育成も進んでいます。
FIPは14歳以下、16歳以下、18歳以下のユース向けサーキット「FIP PROMISES」を創設しました。
2023年には、15か国から1,209人のジュニア選手がFIPジュニアランキングに登録されました。
特筆すべきは、FIPトップランキング200に入る選手の約50%が25歳未満であることです。
このことは、若い才能が次々と台頭している何よりもの証拠で、女性選手では33歳以上の年齢層が男性よりも高い割合を占めており(21%対7.5%)、年齢層が広範にわたることも特徴です。
■結論
「ワールドパデルレポート2024」は、パデルが世界的なスポーツとして着実に飛躍的に成長していることをデータとして発表されました。
プレイヤー人口・コート数・国際大会の増加は、パデルが単なる流行ではなく永続的な成長を遂げていることを裏付けています。
FIP会長のルイージ・カッラーロ氏が述べるように、この「パデルの新時代」への移行は、選手・審判・コーチ・運営者・そして各国の連盟の協力的な努力によって可能になりました。
パデルの未来は明るく、さらなる夢と目標を追い求めることで、今後もその進化は続いていくでしょう。
実は、日本も海外に遅れることなく着実に成長しております。
2025年5月、遂に日本でも50コートを突破しました!
実は、パデルの世界では「50コートの法則」というものが存在しており、50コートを越えた瞬間に比較的に成長するという他国の成功例がいくつもあるんです!
そのステージに遂に日本も到達したということになります。
今後もパデル普及のために尽力してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
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日本パデル協会
2025年08月07日 17:25
久しぶりの更新となり申し訳ございません。
日本パデル協会です。
ログインができなくなっており、更新ができないままでしたが、ようやくログインができる様になり、久々の活動報告を更新できる様になりました。
ご不安にさせてしまった方もいらっしゃるかもと思いますが、深くお詫び申し上げます。
先月の2025年7月9日~13日の5日間、FIP BROZE 2025が千葉県千葉市中央区にある「パデル&フットサル晴れのち晴れ」で開催されました。
もちろん日本パデル協会の運営メンバーも続々と集合し、それぞれの役割をしっかりと担当し、無事終了となりました。
今後も日本で開催されるパデルの公式大会や、その他当協会からのご報告事項などを時事発表していきたいと思います。
また、本アカウントを積極的に運用していきたいと思いますので、皆様のご支援および応援よろしくお願い申し上げます!
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■アフリカ大陸のパデル概況
パデルはアフリカ大陸においても成長途上にあり、世界の約4.3%のアマチュアプレイヤーがアフリカにいると推定されています。
パデルがプレイされているアフリカの国は全部で13カ国あり、国際パデル連盟(FIP)に加盟しているナショナルフェデレーション(協会)は3つあります。
大陸全体で見ると、施設数は世界全体の4%にあたり、推定759クラブあり、コート数は推定2,300コートに達しており、1クラブあたりのコート比率は3コート分あります。
プロフェッショナルな競技面では、2023年時点のFIPランキング登録者数は世界の2%を占めています。
また、2019年から2024年4月までの間に、Cupra FIP Tourの国際大会がアフリカ大陸で21大会開催されています。
■アフリカ主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定含む)
アフリカ大陸のパデルコートの多くはエジプトに集中しており、エジプトは世界のコート数ランキングでもトップ15に入っています。
| 国名 (FIP加盟年) | クラブ数 (推定) | コート数 (推定) | アマチュアプレイヤー数 (推定) | FIPランク選手数 (2023年) | FIPツアー開催実績(累計) |
| :--- | :--- | :--- | :--- | :--- | :--- |
| エジプト (2020年) | 500 | 1,500 | 360,000人 | 146名 (女性28, 男性118) | Cupra FIP Tour: 21大会、Premier Padel: 1 P1大会、FIP Promises: 開催実績あり |
| チュニジア (2024年) | 28 | 100 | 100,000人 | 21名 (女性4, 男性17) | Cupra FIP Tour: 開催実績なし |
| セネガル (2019年) | 5 | 10 | 3,000人 | 1名 (男性1) | Cupra FIP Tour: 開催実績なし |
(その他、FIP加盟国としてアルジェリア、コートジボワール、ガーナ、ケニア、モーリタニア、モロッコなどが挙げられます。)
■アフリカにおける将来の展望
アフリカ大陸は、パデルの世界的な普及とオリンピックの正式種目化を目指すFIPの戦略において、今後重点が置かれる地域の一つです。
1. オリンピック承認ルートの開拓
パデルはすでにアジア、ヨーロッパ、アメリカの各大陸競技会で採用が進められていますが、FIPのトップメンバーは、オリンピックに向けた経路を確立する上で、アフリカ大陸のみが今後の承認対象として残っていることを示唆しています。
2. 次世代の育成
国際パデル連盟(FIP)は、若手選手の育成を目的として、2026年にFIP Promises Africa Continental Tourを立ち上げる予定です。
この大陸ツアーは、U12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で構成され、2027年に始まるFIP Promises World Tourの世界サーキットへの予選段階としての役割を担います。
エジプトはアフリカにおけるパデルの成長エンジンであり、そのコート数は世界的に見てもトップクラスに位置しています。
今後、アフリカ大陸のオリンピック競技会への参入に向けた具体的な戦略や、FIP Promises Africa Continental Tourの創設がアフリカ全土でパデルの競技人口をどのように拡大させていくのか、非常に楽しみですね!
アメリカ大陸は、パデル発祥の地であるスペインと共に、世界で最もパデルが盛んな地域の一つであり、競技者人口とコート数の増加において目覚ましい成長を遂げています。
国際パデル連盟(FIP)に加盟しているアメリカ大陸の国は12カ国です。
アメリカ大陸は、パデルがプレイされている国数の割合で世界の6.4%を占めています。
■大陸全体におけるデータ
| 指標 | データ |
| FIP加盟国数 | 12カ国 |
| アマチュアプレイヤー人口 | 南米: 世界全体の 23%、中米・北米: 世界全体の 7% |
| パデルコート数(推定) | 約 14,850コート (大部分がアルゼンチンなど南米に集中) |
| クラブ・施設数(推定) | 世界全体の 26% (南米 24%、中米・北米 2%) |
| 1クラブあたりのコート比率 | 2.9 |
| アマチュアプレイヤーとコートの比率 | 南米: コート1面あたり 467人、中米・北米: コート1面あたり 1,500人 |
| Cupra FIPツアー開催実績(2019年〜2024年4月) | 南米: 51大会、中米・北米: 22大会 (全世界355大会中) |
| 世界選手権開催実績(1992年以降)| 8回 |
■主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定)
南米のパデルコート数は世界的に見ても非常に多く、アルゼンチンはスペインに次ぐ世界第2位のパデルコート数を誇ります。
| 国名 | FIP加盟年 | クラブ数 | コート数 | アマチュアプレイヤー数 | コート/クラブ比率 | アマチュア/コート比率 | FIPランク選手数 (2023年) |
| アルゼンチン | 1991 | 3,100+ | 7,000+ | 1,400,000+ | 2.3 | 200 | 526名 |
| ウルグアイ | 1991 | 57 | 117 | 100,000 | 2.1 | 855 | 42名 |
| メキシコ | 1992 | 320 | 1,500 | 1,000,000 | 4.7 | 667 | 134名 |
| パラグアイ | 1992 | 500 | 2,000 | 500,000 | 4.0 | 250 | 33名 |
| アメリカ合衆国 (USA) | 1994 | 71 | 227 | 90,000 | 3.2 | 396 | 21名 |
| カナダ | 1994 | 11 | 29 | 50,000 | 2.6 | 1,724 | 6名 |
| チリ | 1994 | 540 | 2,000 | 1,000,000 | 4.3 | 435 | 199名 |
| ブラジル | 1994 | 350 | 900 | 700,000 | 2.4 | 824 | 186名 |
| エクアドル | 2022 | 70 | 198 | 300,000 | 2.8 | 1,515 | 48名 |
| ベネズエラ | 2024 | 65 | 200 | 300,000 | 3.1 | 1,500 | 51名 |
| グアテマラ | 2014 | 2 | 3 | 500 | 1.5 | 167 | N/A |
| エルサルバドル | 2023 | 1 | 3 | 750 | 3.0 | 250 | N/A |
■競技実績
パデルの世界選手権(ナショナルチーム)の歴史において、アルゼンチンは男子で11回、女子で8回の優勝を飾っており、長年にわたり世界トップレベルを維持しています。
■将来の展望
アメリカ大陸は、オリンピックの正式種目化に向けたFIPの戦略において、アジアやヨーロッパと並ぶ重要な地域として位置づけられています。
1. 大陸競技会での採用
パデルはすでに南米オリンピック評議会(ODESUR)に正式承認され、南米競技大会の正式種目として導入されています。
また、アメリカ大陸全体を対象とするパンアメリカン競技大会(PAN American Games)でもパデルが採用されています。
2. 次世代の育成:FIP Promises Continental Tour
FIPは、2026年に「FIP Promises America Continental Tour」を立ち上げる予定です。
このツアーはU12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で構成され、世界のジュニアサーキットへの予選段階として機能します。
3. オリンピックへの道
FIPは、アメリカ大陸での大陸競技会採用の成功を背景に、2032年ブリスベンオリンピックでのパデルの正式種目化を目指して活動を推進しています。
アルゼンチンはパデルの歴史において強力な中心地であり続けていますが、アメリカ合衆国やカナダといった北米でのパデル普及も加速しています。
北米市場でのパデルコート数の今後の増加予測や、FIP Promises America Continental Tourがアルゼンチンやメキシコの若手育成にどのような影響を与えるかなど、今後のアメリカ大陸のパデルビジネスと競技の成長について、さらに詳しく探求してみませんか?
パデルはアジアにおいて目覚ましい成長を遂げており、国際パデル連盟(FIP)と大陸組織であるパデル・アジア(Padel Asia)との強力な連携により、その普及が加速しています。
■地域全体のデータ(2024年時点の推定を含む)
| 指標 | データ |
| パデル競技実施国数 | 30カ国以上(または26カ国)|
| FIP加盟国数 | 21カ国(日本の協会設立時より増加)|
| パデルコート数 | 4,600コート以上(約1,700クラブ) (または推定3,200コート)|
| クラブ・施設数 | 1,700クラブ以上 (または推定1,153施設) |
| アマチュアプレイヤー人口 | 世界全体の約7% |
| 1クラブあたりのコート比率 | 2.7 |
| アマチュアプレイヤーとコートの比率 | コート1面あたり875人のプレイヤー |
| プロランキング登録者(2023年) | 世界全体の4% |
| FIPツアー開催実績(2019年〜2024年4月) | 全世界355大会中、アジアで33大会開催 |
| 主要大会開催実績(2024年単年) | Cupra FIP Tour 24大会、Premier Padel 3大会、FIP Promises(ジュニア)8大会 |
*アジア主要国のデータ概要(2024年4月時点の推定を含む)
アジアのパデルコートの多くは中東に集中しています。
| 国名 | クラブ数 | コート数 | アマチュアプレイヤー数 | FIPランク選手数 (2023年) | FIPツアー開催実績(累計) |
| アラブ首長国連邦 (UAE) | 320 | 950 | 250,000人 | 19人 (女性9, 男性10) | Cupra FIP: 10大会 |
| 日本 | 23 | 43 | 10,000人 | 109人 (女性22, 男性87) | Cupra FIP: 5大会 |
| バーレーン | 58 | 166 | 50,000人 | N/A | N/A |
| カタール | N/A | N/A | N/A | N/A | Premier Padel: 4 Majors, Cupra FIP: 11大会 |
| オマーン | 54 | 119 | 50,000人 | 26人 (女性11, 男性15) | Cupra FIP: 2大会 |
| レバノン | 47 | 97 | 100,000人 | 3人 (女性1, 男性2) | N/A |
| サウジアラビア | 2 | 7 | 2,000人 | 2人 (男性2) | Premier Padel: 1 P1, Cupra FIP: 1大会 |
| 中国 | 15 | 39 | 50,000人 | 9人 (男性9) | N/A |
| タイ | 22 | 60 | 50,000人 | 9人 (女性7, 男性2) | Cupra FIP: 2大会 |
| クウェート | 4 | 15 | 10,000人 | 9人 (女性3, 男性6) | Cupra FIP: 2大会 |
| モルディブ | 18 | 20 | 2,000人 | N/A | N/A |
(コート数がトップ15にランクインしているアジアの国はアラブ首長国連邦(950コート)のみです。なお、トルコはFIP Promisesの2025年開催国に含まれています。)
■アジアにおける将来の展望
アジアにおけるパデルの将来的な目標は、オリンピックの経路を確固たるものにすることと、地域内での競技の普及を加速させることです。
1. オリンピックへの道とアジア競技大会への組み入れ
パデルはアジアオリンピック評議会(OCA)によって公式に承認され、今後のアジア競技大会の公式競技種目として含まれることになりました。
2030年にカタール(ドーハ)で開催される第21回アジア競技大会では、パデルが正式種目となることが決定しています。
日本パデル協会(JPA)は、この大会でのメダル獲得を目指しています。
将来的な目標として、2032年のブリスベンオリンピックでの正式種目決定を目指し、国際パデル連盟(FIP)とともに活動を推進しています。
今後の主要なアジアでのイベントとして、2026年4月22日~30日に中国・三亜で開催されるアジアビーチ競技大会、および2026年9月19日~10月4日に日本・愛知名古屋で開催されるアジア競技大会が予定されています。
2. 普及とコート数増加の予測
FIPに加盟しているアジアの国は現在21カ国ですが、今後10年で30→40→50カ国と急激に増加することが期待されています。
日本国内では、国内コート数が50コートを超えるとパデルが急増する「50コートの法則」が当てはまると見られており、2025年中に50コートを突破する見込みです(2025年5月現在49コート)。
JPAは、2031年までに日本の競技人口を35万人、コート数を350コートにまで拡大する目標を掲げています。
3. 次世代の育成
FIPは、世界中の若い才能を育成・促進するため、2026年に「FIP Promises Asia Continental Tour」を立ち上げる予定です,。この大陸ツアーは、グローバルなジュニアサーキットへの予選段階として機能し、U12、U14、U16、U18のカテゴリー(男女)で実施されます。
パデルは今、世界で最も急成長しているラケットスポーツとして知られています。
その世界的ブームの背景には、「簡単、だけど奥深い」という特有の魅力に加え、高いジェンダーバランスが存在します。
国際パデル連盟(FIP)が発表したデータによると、世界のアマチュアパデルプレーヤーは約3,000万人に上り、そのうちの40%が女性プレーヤーです。
アマチュアプレーヤーの多数は男性の60%ですが、パデルは女性に最も多くプレイされているスポーツの一つとなっています。
この高い女性プレーヤー比率を可能にしているのは、パデルの競技特性とソーシャルな側面にあります。
1. 体力的な負担が少なく、初心者でもすぐに楽しめる手軽さ
パデルが幅広い層に受け入れられる最大の理由の一つは、そのアクセスの容易さにあります。
2. ラケット操作の容易さ
パデルラケットは、テニスラケットに比べて短く板状であるため操作が容易であり、初心者でもすぐにボールに当てることができ、ラリーを早く楽しむことができます。
これにより、テニスなどのネット型スポーツで基本技術の習得に時間を要する傾向があるのに対し、パデルではラリーの技能獲得までの時間が格段に短いことが示されています。
3. 身体的負荷の低減
パデルコートはテニスコートの半分程度と小さく、周りの壁(強化ガラスや金網)を利用して返球することが可能です。
このため、動く範囲がテニスに比べて格段に狭く、体力的な負荷をかけずにプレーできます。
この特徴は、老若男女、誰でも楽しめる「老若男女誰でも楽しめるスポーツ」であるという評価につながっています。
4. ソーシャルスポーツとしての奥深さとコミュニティ形成
パデルは基本的に2対2のダブルスのみで行われます。
この特性が、パデルを単なる競技ではなく、「ソーシャルスポーツ」として機能させています。
5. 戦略的な奥深さ
壁を利用して返球するというパデル独自のルールは、一発で決めることが難しい(テニスのように一発で決めることが難しい)戦略的な奥深さをゲームにもたらします。
これにより、ショットが多種多様になり、経験値や体力だけでなく戦術が重要となるため、世代やレベルを超えて一緒に楽しむことができます。
6. コミュニティ形成
日本パデル協会は「パデルを通じてコミュニティーを創り、笑顔を創り、日本を元気に」するという理念を掲げており、パデルが高い社交性を持つスポーツとして、地域社会や友人間のコミュニティ形成に大きく貢献しています。
7. プロフェッショナルシーンにおけるジェンダー平等の推進
パデルはアマチュア層だけでなく、プロフェッショナルな舞台でもジェンダーバランスの確保に努めています。
国際パデル連盟(FIP)は、Premier PadelやCupra FIP Tourと連携し、男子と女子のための単一の公式国際ランキングを確立しました。
これは、スポーツエコシステムが最高水準に到達するために不可欠な、世界的に認知された基準です。
2023年のFIPランキング登録者総数4,874名のうち、女性は1,362名で、プロレベルでも一定の女性プレーヤーが活躍しています。
FIPが主催する国際ツアー(Cupra FIP Tour)でも、2023年には男子71大会に対し、女子37大会が開催されており、女子部門の大会数も着実に増加傾向にあります。
パデルは、そのアクセスのしやすさと社交性の高さから女性に広く支持され、世界のパデル界の成長を力強く牽引しています。
今年も日本パデル協会をよろしくお願い申し上げます。
今回のお題は…
「第1回アジアパデルカップ開催!日本女子が初代王者に輝く~アジアのパデル新時代の幕開け~」
2025年10月、カタールで開催された「第1回アジアパデルカップ」で日本女子代表が優勝しました!
記念すべき第1回目の大会で優勝するという快挙を、今回は細かいところまでご紹介したいと思います。
■第1回アジアパデルカップとは?
2025年10月17日~24日にカタール・ドーハで「第1回アジアパデルカップ(FIP Asia Padel Cup)」が開催されました。
この大会は、国際パデル連盟(FIP:Federación Internacional de Pádel)が主催する、アジア地域初の国別対抗戦。
アジア・オセアニア各国の代表チームが集結し、男女別に優勝を争いました。
会場は、テニスやスカッシュの国際大会でも使用される「Khalifa International Tennis and Squash Complex」。
世界基準の屋外施設で、照明や観客席、配信設備まで整った素晴らしい環境でした。
■出場国と大会形式
今回の大会には、男子17か国・女子14か国が出場。
アジアや中東、オセアニアから幅広い地域が集まりました。
主な参加国:
日本、カタール、UAE、インド、イラン、インドネシア、フィリピン、タイ、韓国、オーストラリアなど。
大会は「予選フェーズ」と「決勝フェーズ」の2段階構成。
まず各国がグループリーグで総当たり戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進出する方式です。
男子・女子それぞれチーム戦で、1試合につき複数のダブルスマッチが行われ、
総合勝利数で勝敗を決める団体戦形式となりました。
■日本代表の挑戦
日本からは男女ともに代表チームが出場。
特に女子チームは、今大会で大きな快挙を成し遂げました。
▶ 日本女子代表の快進撃
女子日本代表は、予選リーグから圧倒的な強さを見せます。
3戦全勝(すべて3-0のストレート勝利)でグループを突破し、決勝に進出。
決勝の相手はイラン代表。
接戦の末、日本が2-0で勝利し、見事アジア初代王者に輝きました!
この結果、日本女子代表はアジアにおける“パデルのトップ国”として新たな歴史を刻みました。
選手たちは、「アジア各国の成長スピードを肌で感じた」「この優勝をきっかけに日本でもパデルがもっと知られてほしい」とコメントしており、競技への情熱が伝わる大会となりました。
▶ 男子代表は予選ラウンドで奮闘
一方の男子日本代表も健闘を見せましたが、予選フェーズでは1勝2敗で惜しくも決勝ラウンド進出を逃しました。
それでも、世界レベルのチームと対戦した経験は大きな収穫。
次回に向けての課題と手応えをつかむ大会となりました。
■優勝・順位結果まとめ
部門:優勝 - 準優勝 - 第3位
男子:UAE(アラブ首長国連邦) - カタール - オーストラリア
女子:日本 - イラン - インドネシア
男子では開催国カタールが地元の声援を背に準優勝。
中東諸国の競技レベルの高さを印象づける結果となりました。
女子では、日本が圧倒的なチームワークと技術で頂点に立ち、「アジアのパデル先進国」としての存在感を示しました。
■アジアパデルカップの意義
今回の大会が特別なのは、単なるスポーツイベントではなく、「アジアのパデル文化をつくる第一歩」だったという点です。
ヨーロッパや南米に比べると、アジアではまだパデルの施設や選手人口は少ないのが現状です。
しかし、このような国際大会が開催されることで、各国の連盟や協会が動き始め、育成・環境整備が一気に加速していきます。
また、国際大会を通じて各国選手の技術や戦術が共有されることで、レベルの底上げにもつながります。
「観る・支える・プレーする」文化が少しずつ広がっていくきっかけになるでしょう。
■日本国内でのパデルの今
日本でもここ数年、パデルコートが急増しています。
関東・関西を中心に専用施設がオープンし、体験レッスンや企業イベントも増加。
「気軽に始められる新スポーツ」として注目が高まっています。
とはいえ、まだテニスやゴルフほどの認知度はなく、競技人口も発展途上です。
そのため、今回の日本女子代表の優勝は、国内のパデル界にとって非常に大きな意味を持ちます。
ニュースやSNSでも「パデルって何?」「日本が優勝!?」と話題になり、これをきっかけに新たなファンが増えることが期待されます。
■今後の展望
国際パデル連盟(FIP)は、今後アジア地域でも継続的に大会を開催し、世界大会(World Padel Championships)への出場枠を広げていく方針です。
次回のアジアパデルカップは、より多くの国が参加し、「アジアパデルの祭典」としてさらに盛り上がることが予想されます。
日本代表にとっては、男子チームのリベンジ、女子チームの連覇という二つの目標が生まれました。
国内では若手育成やコーチライセンス制度の整備も進んでおり、今後の競技力向上が期待されます。
■まとめ:アジアに広がるパデルの波
第1回アジアパデルカップは、アジア各国が“ひとつのコート”でつながった記念すべき大会でした。
日本女子代表の初優勝はもちろん、各国が国旗を背負って戦う姿は、パデルというスポーツの魅力と可能性を強く印象づけました。
アジアの新たなスポーツ文化が、今まさに芽吹き始めています。
あなたの街にも、きっと近いうちに「パデルコート」ができる日が来るかもしれません。
その時は、ぜひ一度ラケットを手に取ってみてください。
アジアの未来を動かす“新しいスポーツの風”を、体で感じることができるはずです。"
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「海外セレブやトップ選手も夢中!パデルの世界的ブームを徹底追跡!」について触れていきたいと思います。
近年、パデルが「街で見かける新しい定番スポーツ」から、世界の有名人がこぞってプレーするムーブメントへと変化しています。テニス界のスターやサッカー元トップ選手、俳優・メディア界の著名人まで参加者は多彩。ここでは実際に話題になった有名選手のプレイ写真と、その“なぜ”を読み解く――パデルの今をまとめます。
■有名選手の「実際のプレイ風景」 — 直近の話題例
・ラファエル・ナダル(元世界No.1)
引退後もスポーツ界の顔としてパデル界に関わりを持ち、Rafa Nadal Academy ではパデル関連の活動やイベントが実施されています。
ナダル自身がパデルを楽しむ姿はSNSやメディアで何度もキャッチされ、話題を呼びました。
・ジェラール・ピケ(元FCバルセロナ) と カルロス・プジョル
元サッカー選手のピケとプジョルは、パデルを公の場でプレーする機会が多く、クラブのイベントやチャリティでのパデル開催にも関与しています。
サッカー界のレジェンドたちがパデルを楽しむ写真は、スポーツファンにとって大きな注目材料となりました。
・アンディ・マレー(テニス)とノバク・ジョコビッチ(テニス)
テニス界のトップ選手たちもパデル関連のイベントや番組に顔を出すことが増えています。
たとえばマレーが関わったパデルイベントの報道や、ジョコビッチがパデルの台頭にコメントした記事も出回っています。
こうした動きは「テニス界の注目がパデルへ広がっている」ことを示していると言えます。
■ なぜ“セレブ/トップアスリート”がパデルを選ぶのか?——5つの理由
1. プレーが視覚的に面白く、SNS映えする
ガラス張りのコートや短いラリー、壁を使うトリッキーなプレーは映像映えします。
ファン向けのコンテンツを作りやすい点は、プロやセレブにとって大きな魅力です。
2. テニス経験者にとって習得しやすいが、戦術は別物
テニス経験がある選手はショットの再利用がしやすい一方、ダブルス前提の戦術や壁の使い方は独特。
技術的な“学び”があるため、元テニス選手が楽しめる──かつファンも興味を持ちやすい点がある。
3. コミュニティ性が高く、プライベートで楽しめる
セレブはプライバシー確保や友人と気軽にプレーしたいニーズが高い。
少人数で完結するダブルスとクラブ文化が合致します。
4. 投資・ビジネスの観点
有名人が参加するとスポンサーやメディア露出が増えるため、アカデミー運営やイベント主催にとってもプラス。
ナダルのアカデミーや投資参画のニュースが象徴的です。
5. 体力負担が比較的コントロールしやすい
テニスより走り回らず、怪我リスクも相対的に低めとされる場面もあり、長くプレーを続けたい元アスリートに人気です。
■有名人がプレイすることで起きる「波及効果」
有名人の参加はメディア露出を巻き込み、地方自治体や商業施設でのコート設置を促進します。
結果として「一般プレーヤーが体験に来る → 予約アプリやスクールが流行る → 施設運営がビジネスとして成立する」という好循環が生まれ、普及が加速しています。
実際、テレビ放映やストリーミングでパデルイベントを扱うケースも増えています。
■締め:パデルは“遊び”から“文化”へ — セレブたちの存在がそれを加速
セレブやトップスポーツ選手がパデルをプレーする光景は、単なる話題作りを越えて「スポーツの普及」を現実的に後押ししています。
写真や動画がSNSを駆け巡ることで、より多くの人が体験し、クラブやスクールが成長する──その循環が世界的ブームを作っています。"
~アジアのパデル新時代の幕開け~
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
2025年10月、カタールで開催された「第1回アジアパデルカップ」で日本女子代表が優勝しました!
記念すべき第1回目の大会で優勝するという快挙を、今回は細かいところまでご紹介したいと思います。
■第1回アジアパデルカップとは?
2025年10月17日~24日にカタール・ドーハで「第1回アジアパデルカップ(FIP Asia Padel Cup)」が開催されました。
この大会は、国際パデル連盟(FIP:Federación Internacional de Pádel)が主催する、アジア地域初の国別対抗戦。
アジア・オセアニア各国の代表チームが集結し、男女別に優勝を争いました。
会場は、テニスやスカッシュの国際大会でも使用される「Khalifa International Tennis and Squash Complex」。
世界基準の屋外施設で、照明や観客席、配信設備まで整った素晴らしい環境でした。
■出場国と大会形式
今回の大会には、男子17か国・女子14か国が出場。
アジアや中東、オセアニアから幅広い地域が集まりました。
主な参加国:
日本、カタール、UAE、インド、イラン、インドネシア、フィリピン、タイ、韓国、オーストラリアなど。
大会は「予選フェーズ」と「決勝フェーズ」の2段階構成。
まず各国がグループリーグで総当たり戦を行い、上位チームが決勝トーナメントに進出する方式です。
男子・女子それぞれチーム戦で、1試合につき複数のダブルスマッチが行われ、
総合勝利数で勝敗を決める団体戦形式となりました。
■日本代表の挑戦
日本からは男女ともに代表チームが出場。
特に女子チームは、今大会で大きな快挙を成し遂げました。
▶ 日本女子代表の快進撃
女子日本代表は、予選リーグから圧倒的な強さを見せます。
3戦全勝(すべて3-0のストレート勝利)でグループを突破し、決勝に進出。
決勝の相手はイラン代表。
接戦の末、日本が2-0で勝利し、見事アジア初代王者に輝きました!
この結果、日本女子代表はアジアにおける“パデルのトップ国”として新たな歴史を刻みました。
選手たちは、「アジア各国の成長スピードを肌で感じた」「この優勝をきっかけに日本でもパデルがもっと知られてほしい」とコメントしており、競技への情熱が伝わる大会となりました。
▶ 男子代表は予選ラウンドで奮闘
一方の男子日本代表も健闘を見せましたが、予選フェーズでは1勝2敗で惜しくも決勝ラウンド進出を逃しました。
それでも、世界レベルのチームと対戦した経験は大きな収穫。
次回に向けての課題と手応えをつかむ大会となりました。
■優勝・順位結果まとめ
男子
優勝:UAE(アラブ首長国連邦)
準優勝:カタール
第3位:オーストラリア
女子
優勝:日本
準優勝:イラン
第3位:インドネシア
男子では開催国カタールが地元の声援を背に準優勝。
中東諸国の競技レベルの高さを印象づける結果となりました。
女子では、日本が圧倒的なチームワークと技術で頂点に立ち、「アジアのパデル先進国」としての存在感を示しました。
■アジアパデルカップの意義
今回の大会が特別なのは、単なるスポーツイベントではなく、「アジアのパデル文化をつくる第一歩」だったという点です。
ヨーロッパや南米に比べると、アジアではまだパデルの施設や選手人口は少ないのが現状です。
しかし、このような国際大会が開催されることで、各国の連盟や協会が動き始め、育成・環境整備が一気に加速していきます。
また、国際大会を通じて各国選手の技術や戦術が共有されることで、レベルの底上げにもつながります。
「観る・支える・プレーする」文化が少しずつ広がっていくきっかけになるでしょう。
■日本国内でのパデルの今
日本でもここ数年、パデルコートが急増しています。
関東・関西を中心に専用施設がオープンし、体験レッスンや企業イベントも増加。
「気軽に始められる新スポーツ」として注目が高まっています。
とはいえ、まだテニスやゴルフほどの認知度はなく、競技人口も発展途上です。
そのため、今回の日本女子代表の優勝は、国内のパデル界にとって非常に大きな意味を持ちます。
ニュースやSNSでも「パデルって何?」「日本が優勝!?」と話題になり、これをきっかけに新たなファンが増えることが期待されます。
■今後の展望
国際パデル連盟(FIP)は、今後アジア地域でも継続的に大会を開催し、世界大会(World Padel Championships)への出場枠を広げていく方針です。
次回のアジアパデルカップは、より多くの国が参加し、「アジアパデルの祭典」としてさらに盛り上がることが予想されます。
日本代表にとっては、男子チームのリベンジ、女子チームの連覇という二つの目標が生まれました。
国内では若手育成やコーチライセンス制度の整備も進んでおり、今後の競技力向上が期待されます。
■まとめ:アジアに広がるパデルの波
第1回アジアパデルカップは、アジア各国が“ひとつのコート”でつながった記念すべき大会でした。
日本女子代表の初優勝はもちろん、各国が国旗を背負って戦う姿は、パデルというスポーツの魅力と可能性を強く印象づけました。
アジアの新たなスポーツ文化が、今まさに芽吹き始めています。
あなたの街にも、きっと近いうちに「パデルコート」ができる日が来るかもしれません。
その時は、ぜひ一度ラケットを手に取ってみてください。
アジアの未来を動かす“新しいスポーツの風”を、体で感じることができるはずです。
~国別メダル数と選手層から分析~
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「世界最強パデル国はどこ?~国別メダル数と選手層から分析~」について語っていきたいと思います。
■世界最強パデル国はどこか?
~メダル数と選手層からの分析~
パデル界で「どの国が最も強いか」は、単なるランキング順位だけでなく、国際大会での勝利実績(メダル獲得数)とトップ選手を支える選手層の厚みを合わせて見ることが重要です。
本稿ではこの2軸から、アルゼンチンとスペインを中心に、現状と将来性を分析します。
■国際大会での実績:ワールド選手権(ナショナルチーム戦)を起点に
FIP の “Roll of Honour – World Padel Championships” によれば、ワールド選手権(男女各国代表戦)での金銀銅メダル歴代実績は以下の通りです。
・2024年大会では、男子は アルゼンチン、女子は スペイン が金メダルを獲得。銀メダルはそれぞれスペイン、アルゼンチン。銅はポルトガルなど。
・歴史的にはアルゼンチン勢が男子・女子両部門で多くの優勝を重ねており、国の代表戦力としての伝統が強い。
・女子では近年スペインが連勝を続けるなど、女子代表戦力での強さも際立っています。
このように、「大会で直接結果を出せる国」として、アルゼンチンとスペインの名がまず挙がります。
■選手層・ランキングで見る“個”の強さと母数
国際大会の優勝を支えるのは、優れたトップ選手が多数いること。
ランキング上位者の国籍比率から、国の“競技力の厚み”が見えてきます。
たとえば、スペイン在住の若手スター Arturo Coello(右利き・左サイド) は、2023–24年に世界ランキング1位を獲得するなど、若年層から世界トップクラスに飛び込んできている選手です。
また、スペイン国内の普及・選手登録数の急成長もその背景を支えています。
2024年には、スペイン国内で クラブ/施設数は約 4,500、コート数は約 17,000 面、ライセンス取得選手数は 109,040 件 に達したと発表されています。
このような規模感がある国では、選手が切磋琢磨できる環境、競技経験を積める大会機会が数多く存在するため、トップ層を育てやすくなります。
■総合力で見る “世界最強国” の条件と比較
これらのデータをもとに、「世界最強国」の条件を定義して比較してみましょう。
・条件 A:国際大会での優勝率・メダル数
→アルゼンチンは男子・女子部門で歴代タイトルを多く持ち、強豪国の顔ぶれ。
→スペインも女子・男子ともに優勝実績を重ねています。
・条件 B:トップ選手が複数存在すること
→スペインは Coello など若手も含めて複数実力者を輩出。
→アルゼンチンも Tapia や伝統勢が存在。
・条件 C:競技母数・環境の充実
→スペインはクラブ・コート・登録者すべてでデータ上突出。
→アルゼンチンは公的統計の公開が限定的ですが、伝統・競技実績・選手輩出力で強みを持ちます。
これらを総合すると、アルゼンチンとスペインの二強時代といって良い構図です。
最近は男子でアルゼンチン、女子でスペインがメダルを取り合う構図が目立ち、両国の優勢が継続しているように見えます。
加えて、スペイン国内での普及拡大ペースや選手登録数の増加は、将来向けに有利な“投資の蓄積”を作っており、今後も強さを持続しやすい土壌があります。
ただし、台頭国(イタリア、ブラジル、ポルトガルなど)が競技インフラを拡張しており、“追い上げている”構図になっているのも無視できません。
■まとめ:どの国が“最強”か?
結論として、「世界最強パデル国」は単独では言い切れず、アルゼンチンとスペインの両国がほぼ双頭体制と考えるのが妥当です。
アルゼンチンは長年の実績と競技への伝統的な強さがあり、スペインは設備・母数・選手登録拡大力で現代競技環境を支配できるポテンシャルを持っています。
しかし、フランス・イタリアや北欧の台頭も目立ってきており、中東の成長も目を見張るものがあります。
日本のパデルシーンでは、直近で記念すべき偉業を達成しました!
2025年10月に第1回パデルアジアカップが開催されたのですが、なんと日本女子代表が優勝しました!
日本のパデルシーンも着実に成長しており、実力をつけてきているのを体感していたのですが、しっかりと実績を残せる様になってきました。
日本もパデル普及国に追随してさらなる成長を目指し、アジア1のパデル先進国として名乗れる様にしていきたいと考えておりますので、今後とも皆様のご支援よろしくお願いいたします!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「各国のパデル事情:アルゼンチン・スペイン・日本の普及度比較レポート」について語っていきたいと思います。
■クラブ数・コート数・ライセンス登録者から見るパデルの現在地
パデルは今、世界で最も急速に成長しているスポーツの一つですが、その普及の度合いは国によって大きく異なります。
長年パデル文化を牽引してきた「旧大国」から、コート建設ブームに沸く「新興国」、そしてこれから本格的な成長を目指す「アジアのフロンティア」まで、その状況は様々です。
今回は、パデル界を語る上で欠かせない主要国、アルゼンチン、スペイン、そしてアジアの代表として日本の3カ国に焦点を当て、クラブ数、コート数、ライセンス登録者という具体的なデータから、各国パデル事情の「現在地」を比較分析します。
【比較レポート】パデル3大国の普及度データ(2024年初頭推定)
項目 / アルゼンチン / スペイン / 日本
パデルコート数 / 7,000面以上 / 17,000面以上 / 50面以上
クラブ・施設数 / 3,000か所以上 / 4,000か所以上 / 25か所以上
ライセンス登録者数 / 約50万人 / 70万人以上(公式ライセンス)/ 約1,500人(競技者登録)
競技人口(推定)/ 300万人以上 / 600万人以上 / 10,000人以上
普及のフェーズ / 成熟期・文化 / 超成熟期・ライフスタイル / 成長初期・フロンティア
※数値は各国連盟発表および業界推計に基づく概算であり、変動する場合があります。
■スペイン:パデル・ライフスタイルの中心地
スペインは、パデルを世界に広めた「超大国」であり、名実ともに世界のパデルの中心地です。
データが示す通り、コート数、登録者数、推定競技人口の全てで世界トップを誇ります。
データが示す現状…
コート数(17,000面以上):
スペインでは、都市部の専用クラブだけでなく、リゾートホテル、マンションの敷地内、フィットネスジムなど、あらゆる場所にパデルコートが存在します。
テニスよりパデルの競技人口が多いと言われる由縁です。
ライセンス登録者数(70万人以上):
これは公式な競技ライセンスを持つ人々の数であり、週末に趣味としてプレーする非登録者を合わせると、その人口は600万人を超えると言われています。
パデルは既にスポーツという範疇を超え、社交と健康のための国民的なライフスタイルとして定着しています。
普及の要因:
温暖な気候が屋外でのプレーを可能にしている点や、メディアの露出度の高さ、そして何よりも世界最高峰のプロプレーヤーが多数存在する環境が、このスポーツを支えています。
■アルゼンチン:パデルを生んだ「情熱の故郷」
アルゼンチンは、パデルの発祥の地であり、情熱的なパデル文化が根付いている国です。かつてはスペインを凌ぐコート数があった時代もあり、現在も強豪プレーヤーを輩出し続けています。
データが示す現状…
コート数(7,000面以上):
スペインに次ぐ規模ですが、アルゼンチンの特徴は、その多くがローカルコミュニティに密着したクラブにある点です。地域住民の交流の場として、パデルコートが非常に重要な役割を果たしています。
ライセンス登録者数(約50万人):
人口比で見たパデルへの熱狂度は非常に高く、多くの若者がプロプレーヤーを目指す環境があります。
普及の要因:
1990年代に巻き起こった大ブームの名残が今も強く、家族や友人と楽しむ「社交スポーツ」としての側面が非常に強いです。
技術的な革新というよりは、歴史と文化がパデルを支えていると言えます。
■日本:アジアの成長フロンティア
日本は、パデルの世界的なブームに乗り、これから本格的な成長を目指す「成長初期」のフェーズにあります。
データだけを見ると欧米諸国との差は歴然ですが、その成長のポテンシャルに注目が集まっています。
データが示す現状…
コート数(50面以上):
数年前までは十数面だったコートが、短期間で50面を突破しました。
これは、日本国内でコート建設への投資が加速していることを示しています。
しかし、スペインやアルゼンチンのコート数に比べると、まだまだ発展途上であることを物語っています。
クラブ・施設数(25か所以上):
主要な施設は都市部やその近郊に集中しており、地方での普及はこれからが本番です。
ライセンス登録者数(約1,500人):
競技として真剣に取り組む登録者はまだまだ少ないですが、推定競技人口は年々増加しており、体験者からプレーヤーへの転換が徐々に進んでいます。
普及の要因:
既存のテニス市場やフットサル市場との相性が良いこと、また、2026年のアジア競技大会でパデルが正式種目になる可能性が高いことから、国や自治体、企業からの注目度が高まっています。
■結論:パデルの未来は「普及の質」にかかっている
この比較レポートから、パデルの普及には大きく分けて以下の3つのフェーズがあることが分かります。
1. 超成熟期(スペイン):文化として定着し、プロ・アマチュア問わず世界を牽引する。
2. 成熟期(アルゼンチン):歴史と情熱に支えられ、根強い人気を誇る。
3. 成長初期(日本):インフラ整備が急務であり、爆発的な成長の可能性を秘める。
日本が今後、スペインやアルゼンチンのようなパデル大国を目指すには、単にコート数を増やすだけでなく、ジュニア世代の育成、指導者の質の向上、そして地域のコミュニティに根差したクラブ運営が不可欠です。
世界のパデルシーンは、旧大国の安定した基盤と、新興国のダイナミックな成長によって支えられています。
日本がアジアのフロンティアとしてどのような成長を遂げるのか、今後のコートと登録者数の推移に注目せずにはいられません。"
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「FIPランキング制度刷新」について語っていきたいと思います。
■背景と改訂の狙い
まず前提として、FIP はこれまで「Premier Padel(旧 WPT 吸収後の上位ツアー)」と「CUPRA FIP Tour(従来の FIP Tour)」の双方を対象にした統一ランキング制度を整備しており、2024年においてさらに明確化・最適化を図るための改訂を発表しています。
改訂の主な目的としては次のような点が挙げられています。
・トーナメント格の整合性(上位大会と下位大会でのポイント比率を明確化)
・選手保護と参入機会の両立(強者が急激に落ちないようにしつつ、新興選手にも道を開く設計)
・安定性・連続性の確保(52 週間サイクル制、ポイント防衛制度の明文化)
・ツアーカレンダーとの整合性(大会数・大会格・スケジュール変動との整合)
・これらを踏まえて、改訂点を「ポイント配分」「対象大会(格付)」「年間スケジュール・ポイント有効期間」の順で見ていきます。
■ポイント配分(新制度の主な変更点)
ベスト22結果方式の継続:
・2024年以降も、プレーヤーの 22試合分のうち上位22結果(最高成績) をその年のランキングポイントとして用いる方式が採用されています。
・つまり、年間すべての大会を対象とせず、出場数が多くても “良い成績” を優先する形式です。
これは従来方式から継続しています。
ポイント表の再構成(2024〜2025 連続改訂):
2024年改訂時点と、2025年以降にも適用される改訂案が発表されていますので、両者を対比しながら整理します。
2024 年時点での改訂(FIP 発表 “New Points Table Breakdown”):
・FIP は “新しいポイント表”(ranking points table breakdown)を 2024 年シーズン向けに発表。
・具体的数値例(2024年時点)⇩
トーナメント格 / 成績 / 優勝ポイント / 準優勝ポイント / 備考
FIP Platinum / 200点 / 120点 / 従来より優勝点を引き上げた例(あるいは強化案)
FIP Finals / 185 点 / — / シーズン終了時の最終大会(FIP Tour 系)での順位に対する付与点数。
FIP Gold / 125 点 / 75 点 / Gold 格大会の勝者・準優勝者へのポイント。
FIP Star / 62 点 / — / Star 格大会(中級クラス)での優勝点数例。
FIP Rise / 31 点 / — / Rise(昇格クラス)大会での優勝点数例。
FIP Promotion / 15 点 / — / 最下位クラス(Promotion)での優勝点数例。
これらの数値は「仮定値/案」として示された部分もあり、すべての大会でこの倍率が適用されるわけではありません。
・さらに、Premier Padel 系列(Major, P1, P2, Tour Finals)においてもポイント配分が明確化されています。
例えば…
・Major(4大会):優勝 2,000 点、準優勝 1,200 点
・Premier Tour Finals(シーズン終盤の最終大会):優勝 1,500 点
・P1:優勝 1,000 点、準優勝 600 点
・P2:優勝 500 点、準優勝 300 点
ただし、この P2 の優勝点 500 点という設定は、2025 年改訂後に P2 → 600 点として引き上げられる案も出されています。
2025 年以降の改訂案(新制度案):
「FIP and Premier Padel announce new 2025 ranking points and tournament criteria」の発表により、2025年から実施される新ポイント体系が示されています。
主な特徴は次の通りです。
・CUPRA FIP Tour 側で大会カテゴリを Bronze / Silver / Gold / Platinum の 4 区分に簡略化(従来の Star / Rise / Promotion などを整理)
・各カテゴリ優勝者へのポイント割り当て例(2025 年案)⇩
カテゴリ / 優勝ポイント / 備考
FIP Platinum / 300 点 / 従来より大幅アップ案
FIP Gold / 150 点 / 中位カテゴリへの付与例
FIP Silver / 80 点 / 新カテゴリ導入案としての中間値
FIP Bronze / 40 点 / 下位カテゴリとしての最低ライン案
CUPRA FIP Finals(FIP Tour 最終大会)/ 225 点 / 決勝大会優勝者に対して付与案
・また、Premier Padel 系列大会においても、P2 格大会の優勝ポイントを 600 点へ引き上げや、初戦ラウンドへのポイント付与強化、予選段階のポイント割り当ての明文化といった強化案が含まれています。
・ただし、Major / P1 / Tour Finals のトップ大会におけるポイントは従来通り維持される案とされています。
要するに、2025年からはより単純明快なカテゴリ体系+下位大会ポイントの底上げを図る傾向があります。
加点制度・ボーナスポイント(Upset ボーナス):
2024年改訂(または改訂案)では、強い相手を破った場合に追加ポイントを与える「ボーナス制度」も導入されています。
具体的には…
・Major 大会において、ランキング上位 8 組を破った組には +30 点 などのボーナス付与。
・P1 大会において、トップ 8 組を破った場合に +20 点 等のボーナス。
・P2 大会では、トップ 4 組を破った場合に +15 点 等のボーナス。
この制度は「格下のペアにも大番狂わせを起こす余地を与える」インセンティブとして機能します。
■対象大会および大会格付けの変化
ランキング制度刷新は、そのまま大会格付け(トーナメント・カテゴリ体系)にも影響を与えています。
トップ層:Premier Padel(旧 WPT 統合後の上位ツアー):
・Premier Padel(通称 QATAR AIRWAYS PREMIER PADEL Tour)大会は、従来から Major / P1 / P2 / Tour Finals といった格付けで運営されており、2024 年時点でこの構成が採用されています。
・2025 年改訂案でも、Major / P1 / P2 / Finals 区分そのものは残しつつ、P2 のポイント引き上げや予選ラウンドへのポイント配分、初戦ポイントの付加強化などが加えられる予定です。
・また、2024年には Tour Finals(シーズン終了時の最終イベント)が設置され、優勝者に 1,500 点を付与するフォーマットが採用されました。
下位層:CUPRA FIP Tour(従来の FIP Tour 系):
・従来の FIP Tour は複数カテゴリ(Platinum, Gold, Star, Rise, Promotion)という多階層体系を持っていました。
・2025 年以降、新制度案ではこれらを Platinum / Gold / Silver / Bronze の 4 階層に再構成する案が提示されています。
・この再構成に伴い、各階層のポイント水準も上方調整される見込みです(前述の 300 / 150 / 80 / 40 点案など)
・また、FIP Finals(CUPRA FIP Tour の最終決定戦)という大会も独立してポイントを付与する方式が引き続き残される案が示されています(225 点優勝案など)
対象大会の範囲:
・ランキング対象となる大会は、Premier Padel 大会 + CUPRA FIP Tour 大会 の両方。これにより、上位大会だけでなく、下位ツアーの成果もランキングに反映される構成です。
・一部大会(特に小規模な国内イベントなど)はランキング対象外となる場合があり、FIP 認定大会ラベルが付くもののみ対象となるルールが明確化されつつあります。
■年間スケジュール・ポイント有効期間・防衛制度
改革されたランキング制度には、時間軸・ポイント寿命などスケジュール上のルールも含まれています。
ポイント有効期間:52 週間サイクル
・FIP では 52 週間サイクル(1 年) 制度を採用し、取得されたポイントは時間経過とともに失効する(または更新が必要)仕組みとなっています。
・特定の週に獲得したポイントは、翌年の同週まで保持され、同週に再び大会参加してより高成績を収めれば “防衛(更新)” できる。成績が下回るとポイントが減少する。
・新制度では、Major 大会のポイント防衛週を明確化する案も出されています。たとえば、2024年の Major 大会で獲得したポイントは、2025年の同時期の Major で防衛されるようスケジュール調整がなされます。
■ポイント除外・更新の処理
・過去 52 週間以前のポイントは、翌年の同週終了時点で自動的に除外または更新対象になります。
・選手がその週に適切な大会に出場しなかった場合、自動的にその当該ポイントが失われ、代替としてその選手の “次に良い成績” が代入されます。
■年末総決算とシーズン終結大会
・2024年から、Premier Padel の Tour Finals(シーズン終了大会) が導入され、優勝者に 1,500 点が付与される方式が定着。
・FIP Tour 側でも FIP Finals(CUPRA FIP Tour 最終決定戦) のような大会が設けられており、これに対してランキングポイントを付与する方式が維持または強化。
・2025年以降は “World Cup Pairs”(ペア別世界大会)新設案もあり、勝者に 2,000 点、準優勝に 1,200 点が与えられる案が公表されています。
■スケジュール変化・大会数調整
・FIP は大会数・大会格の見直しを行っており、ツアー全体の年間スケジュールに対して改訂が検討されています。
・特に CUPRA FIP Tour 側では、より国際展開を意識した大会地域拡大、ポイント強化、カテゴリ調整による大会間格差是正などが見込まれています。
・例えば、P2 格大会の優勝ポイントの引き上げ(2024年 500 → 2025年案 600)などがその例です。
■「新制度」導入によるメリット・課題・展望
利点・期待
1. 構造の明朗化
大会カテゴリやポイント水準が簡略化・明確化され、選手やファンにとって理解しやすくなる。
2. 参入の道が広がる
下位カテゴリ(Bronze, Silver 等)にも十分なポイントを割り当てることで、新興選手にも成績でランキングを上げていくチャンスが拡大。
3. 安定性と競争性の両立
52 週間サイクル制+防衛ルールにより、ランキングの上下変動に合理性をもたせつつ、過去の成績が過度に残ることを防止。
4. 大会主催側・ツアー構成の最適化
より適正な大会数・格付け配置が可能になり、ツアー全体の調和と持続可能性を高める。
■今後の展望
2025~2026年以降の制度運用を通じて、さらなる改善や調整(たとえば階層間ポイント比率の再調整、ボーナス制度の見直し、予選ラウンドポイントの最適化など)が行われる可能性があるかもしれません。
また、新たな大会(World Cup Pairs 等)導入によって、ランキングに与えるインパクトがさらに大きくなる見込みです。
そして、世界各地での大会拡大との整合性を図るため、地域別ポイント補正や地域大会比重の見直しなども検討されるかもしれません。
~FIP Promisesツアーとジュニアランキングから育成事情を深掘り
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、「ジュニアパデルの台頭」について触れていきたいと思います。
テニス界の「ビッグ3」がそうであったように、どんなスポーツにおいても、未来のトップスターたちは若き才能の中から生まれてきます。
パデルも例外ではありません。
近年、世界中でパデルの競技人口が急増する中で、次世代を担うジュニアパデルプレーヤーの台頭が目覚ましいものがあります。
国際パデル連盟(FIP)が主導する「FIP Promisesツアー」や、ジュニア世界ランキングの整備は、まさにこの才能の宝庫を育成し、発掘するために不可欠なインフラです。
今回は、ジュニアパデルがどのように発展しているのかを掘り下げ、未来のトップスター候補たちがどのように育っているのかを探っていきましょう。
■FIP Promisesツアーとは何か?
「FIP Promisesツアー」は、FIPが主催するジュニア世代(U14、U16、U18)のための国際ツアーです。
このツアーの目的は、世界中の若い才能に国際大会での経験を積ませ、将来のプロキャリアへの道を開くことにあります。
このツアーは、単なる大会の開催に留まりません。
ランキングシステムの導入: 各大会での成績に応じて、ジュニアの世界ランキングポイントが付与されます。
これにより、プレーヤーは自分の実力を客観的に把握し、目標を設定することができます。
国際的な交流の機会:
さまざまな国から集まるプレーヤー同士が、文化や言葉の壁を越えて交流する貴重な場となります。
プロへの登竜門:
FIP Promisesツアーで好成績を収めたプレーヤーは、FIPが主催するFIPツアーなど、より上位のプロ大会への出場機会を得ることができます。
このツアーの存在は、ジュニアプレーヤーにとって「夢」を具体化するための明確な道筋を示しています。
■ジュニアランキングが示す育成事情
FIPのジュニア世界ランキングを見ると、興味深い傾向が見えてきます。
U14、U16、U18の各カテゴリの上位を占めているのは、やはりパデル大国であるスペインやアルゼンチンのプレーヤーたちです。
彼らは幼い頃からパデルに親しみ、恵まれた環境の中で技術を磨いてきました。
しかし、近年はイタリアやスウェーデンといった、パデルが急速に普及している国々のプレーヤーもランキング上位に食い込んできています。
これは、これらの国々でもジュニア育成に力が入れられ、才能ある若者が次々と現れていることを示しています。
■育成の現状:スペイン vs. 新興国
スペインの育成モデル…
スペインでは、多くのパデルクラブにジュニアアカデミーが併設されており、幼い頃から専門的なコーチングを受けることができます。
コーチ陣は元プロや経験豊富な指導者で、戦術や技術を体系的に教えています。
また、学校の体育の授業でパデルが導入されているケースもあり、競技の裾野が非常に広いのが特徴です。
新興国の育成モデル…
イタリアやスウェーデンといった新興国では、元テニスコーチがパデルコーチに転身するケースが増えています。
彼らはテニスで培った経験と指導法をパデルに応用し、短期間で高いレベルのプレーヤーを育成することに成功しています。
また、国や地域の協会がジュニアキャンプや遠征を積極的に支援し、国際的な経験を積ませる機会を増やす取り組みも行われています。
■ジュニア世代から見る未来のスター候補たち
ジュニアパデル界には、すでに将来のトップスター候補として注目を集める若き才能が多数存在します。
例えば、スペインの「ダビッド・ゲレロ(David Guerrero)」のようなプレーヤーは、U18世代で圧倒的な強さを見せ、すでにプロのツアーにも参戦し始めています。
彼のような才能は、単に技術が高いだけでなく、試合運びやメンタル面でも成熟しており、将来のワールドナンバーワン候補として期待されています。
また、女子ジュニアの世界でも、スペインの「アンドレア・ウンデラ(Andrea Undera)」や「アレクサンドラ・アロンソ(Alexandra Alonso)」といったプレーヤーが注目されています。
彼女たちは、女性パデルの台頭を象徴する存在であり、今後のプロツアーを牽引していくことが期待されています。
■日本のジュニアパデルの現状と課題
日本でも、ジュニアパデルの育成は始まったばかりです。ジュニア世代の大会は少しずつ増えており、FIP Promisesツアーにも日本のプレーヤーが参加する機会が増えてきました。
しかし、パデル大国と比べると、コーチや指導者の数、そしてジュニアが練習できるコートの数がまだまだ限られています。
今後、日本のパデル界が世界に通用するトッププレーヤーを輩出するためには、以下の課題に取り組む必要があります。
✅ジュニア専門のコーチ育成…幼い頃からパデルの基礎を教えることができる専門的なコーチを増やすこと
✅大会機会の増加…ジュニアが試合経験を積むための国内大会や国際大会の開催を増やすこと
✅普及活動…学校や地域コミュニティと連携し、子どもたちがパデルを始めるきっかけを作ること
■結論:ジュニアパデルはパデル界の未来
ジュニアパデルの台頭は、パデルというスポーツが単なるブームではなく、持続可能な発展を遂げていることの明確な証拠です。
FIP Promisesツアーやジュニアランキングの整備は、未来のスター候補たちに明確な道筋を提供し、彼らの成長を加速させています。
今後、パデルがオリンピック競技を目指す上で、ジュニア世代の育成は不可欠な要素となります。
世界のトップシーンで活躍する若い才能が増えるほど、パデルはより魅力的でダイナミックなスポーツへと進化していくでしょう。
このブログを読んでいる皆様にお願いしたいことは、ぜひ近くのコートで熱心に練習しているジュニアの姿に注目してみてください。
彼らの中に、未来のワールドナンバーワンが隠れているかもしれませんよ。
世界のパデルを牽引する国々
~驚異のコート数が示すパデル大国の現状
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は「パデルコート数が多い国ランキング」を書いていこうと思います。
パデルコート数が多い=人気がある国という何よりもの証拠になりますので、世界中で人気が急上昇している結果を実感してもらえると思います。
■世界のパデルコート事情
近年、世界中で爆発的な成長を遂げているパデル。
その人気を測る上で最も明確な指標の一つが、パデルコートの数です。
コート数はその国における競技人口の多さ、そしてパデルというスポーツが社会にどれだけ浸透しているかを如実に物語っています。
2024年現在、世界のパデルコートの総数は60,000コート以上に達すると推計されており、70,000コートあるのでは?というデータもあるほど、詳細なデータが集められないほどに成長しております。
この驚異的な成長は、パデルがもはや一部のプレイヤーだけが楽しむニッチなスポーツではなく、グローバルなスポーツインフラとして確立されつつあることを示しています。
今回は、世界のパデルコートを牽引するトップ国々をランキング形式でご紹介し、それぞれの国がなぜパデル大国となったのか?を詳しく解説します。
■パデルコートが多い国トップ5ランキング
1位:スペイン
コート数:17,000コート以上
スペインはパデルの事実上の発祥国であり、その圧倒的なコート数で世界のトップに君臨しています。
もともとアルゼンチンで考案されたパデルですが、スペインが本格的な普及の舞台となりました。
国内のクラブや住宅地、公共施設などあらゆる場所にコートが設置されており、テニスよりも競技人口が多いとも言われています。
プロツアーである「ワールドパデルツアー」もスペインが主な拠点となっており、このスポーツが文化として深く根付いていることが最大の理由です。
2位:イタリア
コート数:9,000コート以上
イタリアはパデルの「爆発的な成長」を象徴する国です。
2019年時点ではわずか1,800面ほどだったコート数が、わずか数年で9,000コートを超えるまでに急増しました。
これは、イタリア国民のラケットスポーツへの関心の高さと、パデルが持つ社交性が相まって、急速に浸透した結果です。
特に、ローマやミラノなどの大都市圏で次々とクラブがオープンし、多くの人々がパデルを始めています。
3位:アルゼンチン
コート数:7,000コート以上
アルゼンチンはパデルが生まれた国です。
1969年にメキシコで考案された後、アルゼンチン人実業家によって導入され、急速に人気が拡大しました。
特に1990年代には大ブームとなり、現在もテニス人口をはるかに上回る競技人口を誇ります。
アルゼンチンのプレーヤーは、その独特なプレースタイルと戦略性で知られ、長らく世界のトッププレーヤーを輩出してきました。
南米大陸でのコート数は1位を確立しており、パデルが国民的なスポーツであることが伺えます。
4位:スウェーデン
コート数:4,200コート以上
スウェーデンのパデルブームは、北欧地域における特異な事例です。
2019年まではほとんど知られていなかったパデルが、わずか数年で4,000コートを超える建設がされるまでに成長しました。
その背景には、冬が長く屋内スポーツの需要が高いこと、そして著名な元プロサッカー選手ズラタン・イブラヒモビッチなどの有名人がパデルクラブを設立したことなどが挙げられます。
経済的な豊かさも、高額なパデルコート建設を後押ししました。
5位:オランダ
コート数:2,400コート以上
5位以下になると、各国のコート数は接戦になります。
オランダはコート数こそ上位国には及びませんが、その成長率が非常に高い国として注目されています。
サッカーやサイクリングが盛んな国でしたが、パデルは新たなスポーツの選択肢として若者を中心に急速に広がりました。
特に、テニスやフィットネスジムなど既存のスポーツ施設に併設される形でコートが増加しており、今後のさらなる成長が期待されております。
■日本の現状と今後の展望
上記のトップ5には含まれませんが、日本でもパデルのコート数は着実に増加しています。
2025 年現在、国内のパデルコート数は50面以上に達しました。
パデルシーンでは「50コートの法則」というものが存在しておりまして、50コートを超えた後から急速に拡大していく…という世界中の例があります。
日本も遂にこの50コートに到達しましたので、後は飛躍的に伸びるタイミングを待つだけとなり、カウントダウン状態に入りました。
日本のコート数はまだ欧米諸国と比べると少ないですが、その成長率は非常に高く、今後も全国各地でコートが新設されることが予想されます。
特に、日本はアジア競技大会の開催国として、パデルの普及に力を入れています。
2026年の愛知・名古屋アジア競技大会でパデルが正式競技となれば、日本国内での認知度が飛躍的に向上し、さらなるコート数増加につながるでしょう。
■まとめ:コートの数が示すパデルの未来
パデルコートの数は、単なる数字ではありません。
それは、パデルというスポーツが社会に受け入れられ、経済的なインフラとして確立されている証です。
トップに位置するスペインやアルゼンチンは、パデル文化が根付いた成熟した市場であり、イタリアやスウェーデンのような急成長国は、パデルの持つ世界的な潜在能力を示しています。
このランキングは、パデルが今後も世界中で成長し続けることを示唆しています。日本のパデル愛好家として、私たちはこの成長を喜び、パデルがいつか世界中で最も親しまれるスポーツになる日を心待ちにせずにはいられません。
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
前回の「パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題~前編~」から続きの後編を今回は書いていこうと思います。
■課題と今後の展望:男女平等に向けたさらなる一歩
パデルは、他のスポーツに比べてもジェンダー平等が進んでいると言えますが、完璧ではありません。
今後のさらなる発展のためには、いくつかの課題に取り組む必要があります。
✅1. プロの世界における待遇格差の是正
アマチュアレベルでは男女の差が少ないパデルですが、プロの世界では、テニスと同様に男女間の賞金や露出度の格差が課題となっています。
長らく二大プロツアーが乱立していたパデル界では、男子ツアーと女子ツアーの運営が分かれており、賞金額やスポンサーシップに差がありました。
2024年のワールドパデルツアーとプレミアパデルの統合は、この課題を解決する大きな一歩です。
統一されたプロツアー「プレミアパデル」は、男女の大会を同じ会場で開催し、同一賞金(Equal Pay)を導入することを推進しています。
これにより、女子トッププレーヤーの待遇が大幅に改善され、より多くの女性がプロを目指すインセンティブが生まれます。
✅2. 女性指導者とロールモデルの育成
パデル界のトッププロには、ガブリエラ・カレラやアリアナ・サンチェス、パウラ・ホセマリアといった偉大な女性プレーヤーが存在します。
しかし、競技レベルが低い地域では、女性の指導者やコーチが不足していることが課題となっております。
今後、パデルがさらに成長するためには、女性プレーヤーが安心して指導を受けられる環境を整備し、女性のコーチやマネージャーを積極的に育成していく必要があります。
これにより、若い女性がパデルを始める際の心理的なハードルが下がり、競技人口の増加につながります。
✅3. 女性に特化したイベントとコミュニティの拡大
多くのパデルクラブでは、すでに女性限定のイベントやレッスンが開催されています。
しかし、これをさらに拡大していくことが重要です。
例えば、「初心者向け女性限定トーナメント」や「パデル&ヨガ」のようなイベントは、女性プレーヤーのコミュニティを強化し、新たな参加者を惹きつける効果があるでしょう。
また、SNSやオンラインプラットフォームを活用し、女性プレーヤー同士が情報交換できる場を設けることも、パデルの定着に不可欠です。
■結論:パデルはスポーツ界のジェンダー平等のモデルケースになりうる
パデルの高い女性プレーヤー比率は、単にスポーツとしての魅力を示すだけでなく、ジェンダー平等という現代的な課題に対する、一つのポジティブな回答を示しています。
身体能力に依存しない戦略性、社交性、そしてファッション性といったユニークな特性が、女性の参加を促し、スポーツ界に新たな風を吹き込んでいます。
プロツアーの統一と同一賞金の導入は、パデルがジェンダー平等に向けて真剣に取り組んでいる証拠です。
もちろん、課題は残されていますが、パデルコミュニティ全体が意識的に取り組みを継続することで、パデルはスポーツ界におけるジェンダー平等のモデルケースとなり、より多様で inclusive な未来を築くことができるでしょう。
パデルは、誰もが楽しめるスポーツであり、性別や年齢に関係なく、誰もが主役になれる舞台です。
その魅力が、これからさらに多くの人々に届くことを願ってやみません。
もし、日本パデル協会で開催してほしい企画やイベントなどがありましたら、ぜひご連絡ください!
いっしょにパデルを盛り上げていきましょう!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
パデルは、他のスポーツと比べて比較的女性比率が高いスポーツでもあるのですが、今回はパデルの男女比からに見る今後の可能性と課題ついてお話していきたいと思います。
■ジェンダー視点で掘り下げる女性活躍の最前線
近年、スポーツ界におけるジェンダー平等への意識が高まる中、スペイン発祥のパデルが注目を集めております。
初心者でもすぐに楽しめる手軽さと、戦略性の高さから世界中で人気が拡大していますが、その成長を語る上で欠かせないのが、女性プレーヤーの存在です。
パデルのプレーヤー全体に占める女性の割合は、なんと約40%(!?)に達すると言われています。
これは、テニスやサッカーといった他のメジャースポーツと比べても非常に高い数字であり、パデルが持つ大きな特徴です。
この高い女性比率は、単なる偶然ではなく、このスポーツが内包するジェンダー平等の可能性を示唆しています。
今回は、パデルの男女比がなぜ高いのか?を掘り下げ、今後のさらなる発展のための課題と展望についてお話していきたいと思います。
■なぜパデルは女性に人気なのか?
パデルの男女比率が高い背景には、いくつかの要因が考えられます。
✅1. 身体的なハンディキャップの少なさ
テニスやバドミントンなどのラケットスポーツでは、ショットのスピードやパワーが勝敗を分ける重要な要素となります。
一般的に男性は女性よりも筋力やスピードに優れているため、競技レベルが上がるにつれて男女間の差が顕著になりがちです。
一方、パデルは、狭いコートと壁を利用する戦略的なスポーツです。
強いショットを打つだけでなく、壁を使ったテクニカルなプレーや、相手の動きを読んで予測する能力がより重要になります。
そのため、純粋なパワーよりも、ボールコントロールや戦術眼といった要素が勝敗に大きく影響します。
これにより、男女間の身体的なハンディキャップが小さくなり、女性も男性と対等に、あるいはそれ以上に活躍できる機会が増えます。
✅2. 社交性とチームワーク
パデルは基本的にダブルスで行われるスポーツです。
ペアを組む相手とのコミュニケーションやチームワークが非常に重要になります。
プレー中はもちろん、プレー後も一緒に楽しむ社交的な雰囲気が、多くの人々を惹きつけています。
このような社交的な側面は、特に女性にとって大きな魅力となっています。
友人や家族と一緒に気軽に楽しむことができ、単なる運動だけでなく、コミュニケーションの場としても機能します。
多くのパデルコートには、カフェや休憩スペースが併設されており、プレーヤー同士が交流を深めるコミュニティが形成されています。
✅3. ファッションとライフスタイル
近年、パデルは単なるスポーツとしてだけでなく、おしゃれなライフスタイルの一部としても定着しつつあります。
多くのスポーツブランドがパデルウェアやアクセサリーを開発し、デザイン性の高いアイテムが豊富に揃っています。
パデルコートはSNS映えする場所としても人気があり、プレーヤーは自身のスタイルを楽しむことができます。
こうしたファッション性の高さや、健康的で洗練されたライフスタイルのイメージは、特に若い女性の間でパデルの魅力を高める要因となっています。
以上、パデル女子プレーヤー比率40%:男女比から見る今後の可能性と課題~前編~でした。
来週は、続きの課題→まとめを書いて本編を締めようと思いますので、来週もお楽しみに!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、パデルの競技シーンについてお話していきたいと思います。
■統一ランキングと再編成がもたらす革新
近年、世界中で爆発的な成長を遂げているパデル。
その人気を牽引してきたのは、アマチュアプレーヤーの増加だけではありません。
世界最高峰のプロフェッショナルたちが繰り広げる、息をのむようなプレーも、このスポーツの魅力を高めてきました。
しかし、プロのパデルシーンには、ファンやプレーヤーを悩ませる大きな課題がありました。
それは、複数のツアーが乱立し、統一ルールやランキングが存在しなかったことがより複雑にしてしまう要因となっておりました。
そんな中、2024年、この状況は劇的に変化しました。
長年にわたる交渉と対立を経て、パデル界の二大プロツアーであった「ワールドパデルツアー(WPT)」と「プレミアパデル(Premier Padel)」が歴史的な統合を果たしました!
この画期的な出来事により、プロパデルシーンは「新時代」へと突入することになります。
■乱立するツアーの終焉:なぜ統合が必要だったのか?
WPTは2013年から活動を開始し、パデルのプロツアーの草分け的存在として、長年にわたりトッププレーヤーの主戦場となっていました。
一方、カタールのスポーツ投資会社「Qatar Sports Investments (QSI)」が国際パデル連盟(FIP)と協力して2022年に立ち上げたのがプレミアパデルです。
QSIはフランスのサッカークラブ「パリ・サンジェルマン」を所有するなど、スポーツ界で大きな影響力を持つ企業です。
プレミアパデルは、WPTよりも高額な賞金や、より広い世界での大会開催を掲げ、わずか2年足らずで多くのトッププレーヤーを獲得し、急速に勢力を拡大しました。
結果として、プロプレーヤーはどちらのツアーに出場するか選択を迫られ、ランキングも二つに分かれてしまうという、混乱した状況が続いておりました。
この状態は、プレーヤーにとって過酷なスケジュールや、統一されたキャリアプランを立てにくいという問題を引き起こしました。
さらに、ファンにとってはどの大会が最高峰なのか分かりにくく、スポーツ全体の成長を妨げる要因にもなっていました。
■歴史的な統合:プレミアパデルが描く未来
2023年8月、QSIがWPTの運営会社を買収することで、この長年の対立に終止符が打たれることになります。
そして、2024年シーズンから、「プレミアパデル」が唯一の公式グローバルプロツアーとして始動しました。
この統合がもたらした最大のメリットは、以下の3つに集約されます。
1. 統一された世界ランキングの誕生
最も大きな変化は、単一の統一された世界ランキングが導入されたことです。
これまで、プレーヤーはWPTとプレミアパデル、それぞれのランキングを持っていましたが、統合により、両ツアーの成績が単一のランキングポイントに換算されるようになりました。
これにより、誰が真の世界ナンバーワンなのかが明確になり、ファンはより分かりやすくトッププレーヤーの活躍を追うことができるようになりました。
この統一ランキングは、プレーヤーの公平性を担保し、モチベーションを高める上で非常に重要な要素となります。
また、国際パデル連盟(FIP)が管轄する下位カテゴリの大会(FIPツアー)ともランキングシステムが連携し、アマチュアからプロを目指すプレーヤーにとって、明確なキャリアパスが示されました。
2. 大会カテゴリの再編成
統合されたプレミアパデルは、テニスのATPツアーをモデルに、大会カテゴリを再編成しました。
主要な大会は、獲得できるポイントや賞金の額に応じて以下のように分けられています。
メジャー(Major): 最高峰の大会。年間数回開催され、最も多くのランキングポイントが獲得できます。
(例:パリ、ローマ、メキシコ、カタール)
P1、P2: メジャーに次ぐ規模の大会。
世界各地で開催され、トッププレーヤーが参戦します。
シーズン最終戦(Tour Finals): 年間のランキング上位者のみが出場できる、シーズンを締めくくる特別な大会。
このシンプルなカテゴリ分けにより、ファンは各大会の格付けを直感的に理解できるようになりました。
また、世界中での大会開催が増加し、パデルがこれまで盛んではなかった地域でもトップレベルのプレーを観戦する機会が創出されました。
3. プロ選手のキャリアと待遇改善
プレミアパデルは、WPT時代に比べて高額な賞金を保証することで、プロプレーヤーの経済的安定性を高めました。
これは、選手がプレーに専念できる環境を整え、競技レベルをさらに向上させる上で不可欠な要素です。
また、選手の代表組織であるプロパデル協会(PPA)と協力し、選手との間に建設的な関係を築くことで、ツアー運営における透明性を高めています。
これにより、選手たちは安心して競技生活を送ることができるようになりました。
■日本への影響と今後の展望
今回の統合は、日本にも大きな影響を与える可能性があります。
統一された世界ランキングの導入により、日本のトッププレーヤーが海外の大会に挑戦する際のハードルが下がり、よりスムーズなキャリア形成が可能になりました!
また、将来的に日本でメジャー大会やP1、P2のような大規模な大会が開催されれば、日本のパデルシーンは飛躍的に発展するでしょう。
プレミアパデルは、FIPという国際的な統括団体と連携しているため、パデルが目指す「オリンピック競技化」への道筋も、より明確になったと言えます。
プロツアーが一本化されたことで、パデルシーンのガバナンスが強化され、IOC(国際オリンピック委員会)からの信頼を得る上でも大きなプラスとなります。
■まとめ:プロパデルの新しい夜明け
ワールドパデルツアーとプレミアパデルの統合は、単なるビジネス上の合併ではなく、プロパデルシーンのあり方を根本から変える歴史的な転換点でした。
統一ランキング、再編成された大会、そして改善された選手待遇は、このスポーツのプロフェッショナル化とグローバル化を加速させるでしょう。
これからは、パデルがテニスやゴルフのように、世界中で愛されるメジャースポーツとして成長していく姿を見守ることになります。
この「新時代」の幕開けに、日本パデル協会も遅れを取ることなく前進してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、「世界のパデルコートについて」お話していきたいと思います。
■パデルコートは60,000コートを突破!
近年、パデルは世界中で驚異的な成長を遂げており、そのインフラの急拡大はスポーツ界に大きな経済的インパクトを与えています。
国際パデル連盟(FIP)が発表した「ワールド・パデル・レポート 2024」によると、2024年初頭には世界のパデルコート数が60,000コート突破!という記念すべき節目を迎えました。
この数字は、パデルがいかに急速に普及しているかを物語っています。
この急増を牽引しているのは、間違いなくヨーロッパです。
世界のパデルコートの実に70%にあたる42,600面以上がヨーロッパに集中していると推定されています。
過去3年間での成長率は240%に達し、パデルの主要国であるスペインを除いても、他のヨーロッパ諸国ではなんと6倍(!)もの成長を記録しています。
この爆発的な増加は、単なるブームではなく、パデルがヨーロッパのスポーツ文化と生活に深く根付きつつあることを示しています。
また、パデルの成長はコート数だけでなく、関連インフラの拡大にも表れています。
世界には19,800以上の施設があり、そのうち5,820のクラブが各国の連盟に加盟しています。
2022年と比較して、加盟クラブ数は48%増加しました。
これにより、パデルはアマチュアからプロまで、幅広い層がアクセスしやすい環境を構築しています。
このインフラの急拡大は、地域経済にも大きな影響を与えています。
新しいコートやクラブの建設は、建設業や関連サービス業に需要を生み出すのはもちろんのこと、地域に新しいコミュニティが誕生するという効果が表れています。
また、クラブの運営にはコーチやスタッフが必要となり、地域にパデルが根付く拠点になっております。
地域別のコート分布を見ると、その経済的なインパクトの大きさがより明確になります。
ヨーロッパが圧倒的なシェアを占める一方で、アメリカ大陸には推定14,850面、アジアには3,200面、アフリカには2,300面、オセアニアにも100面未満のコートが存在します。
これらの地域でのコートの増加は、用具メーカーやアパレルブランド、さらにはプロツアーのスポンサー企業など、パデル関連市場全体の拡大に繋がっています。
FIPが「パデルの新時代」と表現するように、このスポーツは競技人口とインフラの急拡大を両輪として、今後も成長を続けるでしょう。
特に、プロツアーの統合や欧州大会での正式採用など、パデルのプロフェッショナル化が進むことで、さらなる投資と経済活動が促進されることが期待されます。
■日本のパデルコートご紹介
海外では、毎月どこかで必ずパデルの新施設が誕生しておりますが、日本も負けておりません!
京都府の京田辺市では、日本初の公的運営施設「田辺公園パデルコート」が2025年4月にオープンしました。
また、北海道の倶知安町にあるニセコに、北海道初の「ニセコHANAZONOリゾート」が2025年5月にオープンしました。
■まとめ
パデルは、単なるラケットスポーツではなく、巨大な経済的潜在力を秘めたグローバルな現象として、今後も世界中の注目を集め続けることになりそうです。
日本も海外の成長に置いていかれるわけにはまいりません!
「日本のパデルシーンの成長すごいな!」と海外から注目される様に日本パデル協会もパデル活性化に向けて動いております。
今後も日本パデル協会の応援も合わせてよろしくお願いします!
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、先週の続きで「パデルがオリンピック競技に採用されるのはいつなんだ!?」というところを話していきたいと思います。
■パデルのオリンピック入りはいつ実現する?
ヨーロピアンゲームズでの成功は、パデルのオリンピック入りに向けた大きな前進であることは間違いありません。
しかし、だからといってすぐに実現するわけではなく、道のりは決して簡単ではありません。
オリンピックの競技種目は、各大会の数年前に決定されます。
2028年のロサンゼルス大会や2032年のブリスベン大会の追加競技の枠を争うことになります。
実は、この2032年はかなり現実味を帯びた採用目標だと関係者の間では共通認識を持っており、既に2032年にオーストラリアで開催されるブリスベンへの採用活動に向けて始まっております。
パデルは、国際競技団体連合(GAISF)の会員であり、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)への加盟も認められています。
これらのステップは、IOCの認可を得るために必要な手続きの一部なのですが、ヨーロピアンゲームズでの正式採用は、このプロセスを加速させる決定的な出来事となりました。
国際パデル連盟(FIP)と世界中のパデルコミュニティは、今後も継続的に競技の普及と組織の強化に努めていくでしょう。
そして、いつか、パデルがオリンピックの舞台で、世界のトップアスリートたちが熱戦を繰り広げる姿を見られる日が来るかもしれません。
その日は、そう遠くない未来だと信じております。
■まとめ
パデルの歴史的な一歩: 2023年ヨーロピアンゲームズで初の正式競技として採用。
欧州大会の重要性: オリンピックの前哨戦であり、EOCの権威の下で開催されるため、オリンピックにふさわしい競技として公認されたことを意味する。
IOCの3つの基準: 普及度(4大陸75カ国以上)、国際統括団体(FIP)の運営能力、テレビ放映権や若者へのアピール度。
パデルの現状: 普及度はほぼクリア、FIPの運営能力も証明済み、観戦の魅力も高い。
今後の展望: 2028年ロサンゼルス大会以降の追加競技枠を目指す!
この歴史的な瞬間は、パデルの未来にとって非常に重要であり、今後も目が離せませんね!
日本パデル協会も、日本のパデル普及にむけて今以上に活動してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
~欧州大会での正式採用から考察~前編
こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。
今回は、パデル関係者の間ではいつも話題に上がっている「パデルがオリンピック競技に採用されるのはいつなんだ!?」というところを話していきたいと思います。
■五輪マークを背負った歴史的デビュー
近年、世界中で急速に人気が高まっているラケットスポーツ「パデル」。
その勢いはとどまるところを知らず、日本でも「第2のテニス」としてメディアに取り上げられる機会が増えてきております。
そんなパデル愛好家や関係者の間で、かねてから話題に上がっている一つの大きな夢があります。
それは、「パデルがオリンピック競技になる」こと!
テニスや卓球、バドミントンなど、すでに多くのラケットスポーツが五輪競技として親しまれている中で、パデルもその仲間入りを果たす日は来るのでしょうか?
実は、パデルがオリンピックへの道のりを順調に進んでいることを示す、ある重要な出来事が起こりました。
2023年6月にポーランドのクラクフで開催された「ヨーロピアンゲームズ(欧州大会)」です。
この大会は、オリンピックに次ぐヨーロッパ最大の総合スポーツ大会であり、パデルはこの大会で初めて正式競技として採用されました!
この歴史的な出来事が、パデルのオリンピック入りを現実的なものにするための重要な一歩であると考えられています。
■ヨーロピアンゲームズとは何か?
まず、ヨーロピアンゲームズ(欧州大会)について簡単に説明したいと思います。
この大会は、欧州オリンピック委員会(European Olympic Committees=通称EOC)が主催するもので、夏季オリンピックの前哨戦とも位置づけられている大会です。
2015年にアゼルバイジャンのバクーで第1回が開催されて以来、4年ごとに開催されており、2019年に第2回大会がベラルーシの首都ミンスクで開催、2023年に第3回大会がクラクフ・マウォポルスカで開催されました。
競技種目には、オリンピック競技に加えてスケートボードや3x3バスケットボールなど、若者からの人気が高い新しい種目が採用される傾向にあります。
この大会の最大の特徴は、「オリンピックと同様にEOCの権威の下で開催される」点にあります。
このため、大会のシンボルや運営体制、ドーピング検査に至るまで、オリンピックとほぼ同じ基準が適用されています。
つまり、パデルがこの大会で正式競技として認められたことは、国際的なスポーツ界の主要な組織が「パデルをオリンピックにふさわしい競技」として公認したことを意味しているんです!
■パデルがオリンピックへの扉を開くための3つの条件
国際オリンピック委員会(IOC)は、新しい競技をオリンピックに追加する際に、いくつかの厳格な基準を設けています。
パデルがこの基準を満たすためには、主に以下の3つの条件をクリアする必要があります。
✅️1. 普及度(全世界での競技人口と参加国数)
IOCは、特定の地域に偏ることなく、世界中で広く普及している競技を重視しています。
具体的には、男子と女子の両方で4大陸75カ国以上で広く実施されていることが一つの目安とされています。
(パデルは現在5大陸90ヵ国以上)
現在、パデルはスペインやアルゼンチンといった国々で絶大な人気を誇ります。
スペインだけでも600万人以上の愛好者がいると言われ、競技人口はテニスを凌ぐ勢いです。
欧州全体でもイタリア、スウェーデン、フランスなどで急速に競技人口が増加しています。
また、パデルの国際的な統括団体である国際パデル連盟(FIP)には、現在70以上の国や地域の協会が加盟しており、この条件はほぼ満たされつつあると言えるでしょう。
アフリカやアジアでも着実に競技人口が増えており、特にFIPが主催する国際大会「ワールドパデルツアー」を通じて、世界的な知名度が向上しています。
✅️2. 統治(国際統括団体の存在と運営能力)
競技の公正な運営と発展のためには、強力な国際統括団体が必要です。
パデルには、1991年に設立された国際パデル連盟(FIP)が存在します。
FIPは、国際的なルールを統一し、世界選手権などの主要な国際大会を組織・運営しています。
ヨーロピアンゲームズでの正式採用は、「FIPがIOCやEOCとの間で円滑なコミュニケーションと調整を行う能力がある」ことを証明しました。
これは、オリンピック競技としての地位を獲得するために不可欠な信頼と実績を築いたと言えます。
✅️3. 魅力(テレビ放映権と若者へのアピール)
IOCは、テレビ視聴者やデジタルメディアのユーザーを惹きつけ、スポンサーシップを確保できる競技を求めています。
パデルは、そのスピーディーでエキサイティングなプレー展開、そしてユニークなガラスの壁を使ったショットが特徴です。
観客は、コートのあらゆる角度からプレーを見ることができ、ダイナミックなラリーは観戦する人々を魅了します。
また、パデルは比較的年齢や体力に関係なく楽しめるため、幅広い層にアピールできる可能性を秘めています。
特に、若者からの関心が高いスポーツであることは、IOCが重視するポイントの一つです。
ヨーロピアンゲームズのテレビ放映を通じて、パデルの魅力を世界中のより多くの人々に伝えることができたのは、大きな成果と言えるでしょう。
以上、途中ではありますが、ここで前編の終わりとなります。
来週は、「パデルのオリンピック入りはいつ実現する?」というところから続きをお話していきたいと思います。
来週もお楽しみに!"
こんにちは日本パデル協会です。
今回は、2024年に発表された世界のパデルシーンのレポートについてふれてみたいと思います。
国際パデル連盟(FIP)が発行した「ワールドパデルレポート2024」によると、パデルは近年前例のない世界的成長を遂げており、新しい時代に突入しております。
2023年は、欧州競技大会でパデルが初めて歴史的なデビューを果たし、オリンピック競技としての夢に一歩近づくなど、画期的な1年となりました。
■驚異的な参加者数とインフラの拡大
パデルは世界中で約3,000万人のアマチュアプレーヤーを擁しており、そのうち約2%の60万人が連盟に登録している競技プレーヤーです。
アマチュアプレーヤーの半数以上が週に一度以上プレイしており、その熱狂ぶりがうかがえます。
特にヨーロッパはパデルの中心地であり、アマチュアプレーヤーの59%が集中し、世界のパデルコートの70%を占める42,600コート以上が存在しております。
ヨーロッパ以外では、南米が23%、アジアが6.4%、アフリカが4.3%と続き、各大陸で着実に普及が進んでいます。
クラブとコートの数も急増しています。
2024年初頭には、世界のパデルコート数が60,000コートを超えました。
スペインを除いたヨーロッパ諸国では、その成長率は6倍にも達しています。
クラブと宿泊施設の数は世界全体で19,800施設を超え、パデルがプレイできる国と地域は2021年の約90ヵ国から130ヵ国に増加しました。
これは世界の約3分の2の国々でパデルがプレイされているということになります。
また、パデルは女性にも非常に人気があるスポーツで、アマチュアの40%が女性プレイヤーです。
■プロフェッショナルな競技とランキングの統合
パデルのプロ化も急速に進んでいます。
FIPは、プロツアーであるプレミア・パデルを設立し、旗艦イベントである「CUPRA FIP TOUR」を強化することで、若手からプロの選手まで質の高い競技と機会を提供しています。
2022年に始まったプレミア・パデルは、2024年には25の男女混合大会を5大陸18か国で開催されました。
これにより、パデルは新たな市場を開拓し、世界的な成長をさらに加速させています。
また、FIPは男女プロ選手のための単一かつ統一されたFIPランキングを確立しました。
2023年には、72か国から4,874人のプロ選手がこのランキングに名を連ね、そのうち3,512人が男性、1,362人が女性でした。
トップランキング選手のうち61%はヨーロッパ出身であり、特に男性では57%、女性では72%と、ヨーロッパが圧倒的な存在感を示しております。
■若手選手の台頭と未来への展望
パデルの未来を担う若手選手の育成も進んでいます。
FIPは14歳以下、16歳以下、18歳以下のユース向けサーキット「FIP PROMISES」を創設しました。
2023年には、15か国から1,209人のジュニア選手がFIPジュニアランキングに登録されました。
特筆すべきは、FIPトップランキング200に入る選手の約50%が25歳未満であることです。
このことは、若い才能が次々と台頭している何よりもの証拠で、女性選手では33歳以上の年齢層が男性よりも高い割合を占めており(21%対7.5%)、年齢層が広範にわたることも特徴です。
■結論
「ワールドパデルレポート2024」は、パデルが世界的なスポーツとして着実に飛躍的に成長していることをデータとして発表されました。
プレイヤー人口・コート数・国際大会の増加は、パデルが単なる流行ではなく永続的な成長を遂げていることを裏付けています。
FIP会長のルイージ・カッラーロ氏が述べるように、この「パデルの新時代」への移行は、選手・審判・コーチ・運営者・そして各国の連盟の協力的な努力によって可能になりました。
パデルの未来は明るく、さらなる夢と目標を追い求めることで、今後もその進化は続いていくでしょう。
実は、日本も海外に遅れることなく着実に成長しております。
2025年5月、遂に日本でも50コートを突破しました!
実は、パデルの世界では「50コートの法則」というものが存在しており、50コートを越えた瞬間に比較的に成長するという他国の成功例がいくつもあるんです!
そのステージに遂に日本も到達したということになります。
今後もパデル普及のために尽力してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!
日本パデル協会です。
ログインができなくなっており、更新ができないままでしたが、ようやくログインができる様になり、久々の活動報告を更新できる様になりました。
ご不安にさせてしまった方もいらっしゃるかもと思いますが、深くお詫び申し上げます。
先月の2025年7月9日~13日の5日間、FIP BROZE 2025が千葉県千葉市中央区にある「パデル&フットサル晴れのち晴れ」で開催されました。
もちろん日本パデル協会の運営メンバーも続々と集合し、それぞれの役割をしっかりと担当し、無事終了となりました。
今後も日本で開催されるパデルの公式大会や、その他当協会からのご報告事項などを時事発表していきたいと思います。
また、本アカウントを積極的に運用していきたいと思いますので、皆様のご支援および応援よろしくお願い申し上げます!