日本パデル協会2025年08月28日 14:46
パデルはオリンピック競技になれるのか?~欧州大会での正式採用から考察~後編

こんにちは!日本パデル協会のFiNANCiE担当の川口です。

今回は、先週の続きで「パデルがオリンピック競技に採用されるのはいつなんだ!?」というところを話していきたいと思います。

■パデルのオリンピック入りはいつ実現する?

ヨーロピアンゲームズでの成功は、パデルのオリンピック入りに向けた大きな前進であることは間違いありません。

しかし、だからといってすぐに実現するわけではなく、道のりは決して簡単ではありません。

オリンピックの競技種目は、各大会の数年前に決定されます。

2028年のロサンゼルス大会や2032年のブリスベン大会の追加競技の枠を争うことになります。

実は、この2032年はかなり現実味を帯びた採用目標だと関係者の間では共通認識を持っており、既に2032年にオーストラリアで開催されるブリスベンへの採用活動に向けて始まっております。

パデルは、国際競技団体連合(GAISF)の会員であり、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)への加盟も認められています。

これらのステップは、IOCの認可を得るために必要な手続きの一部なのですが、ヨーロピアンゲームズでの正式採用は、このプロセスを加速させる決定的な出来事となりました。

国際パデル連盟(FIP)と世界中のパデルコミュニティは、今後も継続的に競技の普及と組織の強化に努めていくでしょう。

そして、いつか、パデルがオリンピックの舞台で、世界のトップアスリートたちが熱戦を繰り広げる姿を見られる日が来るかもしれません。

その日は、そう遠くない未来だと信じております。

■まとめ

パデルの歴史的な一歩: 2023年ヨーロピアンゲームズで初の正式競技として採用。

欧州大会の重要性: オリンピックの前哨戦であり、EOCの権威の下で開催されるため、オリンピックにふさわしい競技として公認されたことを意味する。

IOCの3つの基準: 普及度(4大陸75カ国以上)、国際統括団体(FIP)の運営能力、テレビ放映権や若者へのアピール度。

パデルの現状: 普及度はほぼクリア、FIPの運営能力も証明済み、観戦の魅力も高い。

今後の展望: 2028年ロサンゼルス大会以降の追加競技枠を目指す!

この歴史的な瞬間は、パデルの未来にとって非常に重要であり、今後も目が離せませんね!

日本パデル協会も、日本のパデル普及にむけて今以上に活動してまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!