木村あつし(ハイブリッド職人)

ハイブリッド職人

職人、HP制作など収入源が複数あるハイブリッド職人

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プロフィール

テラコヤ伊勢型紙、ふぁっしょんしろこ 代表。

ゲストハウス、コワーキングスペース運営、HP制作、映像制作、伝統工芸の職人など、複数の収入源をもつ「ハイブリッド職人」を実践してます。
活動拠点は三重県鈴鹿市白子。

この白子を2020年までに「世界中のテキスタイルクリエーターが集うまち」にすることを目標に活動しています。
具体的には、街全体で商品を作って売るサイクルを作ります。
修業型ゲストハウス、テラコヤ伊勢型紙でデザインと型紙を制作し、染め工房(2020年開業予定)で型紙を使って生地を染め、服飾コワーキングスペースで商品開発を行い、ショップやウェブで販売するというサイクルです。

テラコヤ伊勢型紙には様々なクリエーター(服飾、壁紙、空間、イラストレーターなど)が集います。
まち全体がそれらのクリエーターにとって挑戦しやすい空間になれば、伊勢型紙の新たな活用方法も見出せるのではないか、という想いから、この目標があります。

しかし、この目標に行き着くまで、だいぶ遠回りをしました。
2017年5月にテラコヤ伊勢型紙を開業しました。
開業したきっかけは後継者不足でした。
2015年3月ごろに会社員を辞め、伊勢型紙を使って商品やサービスを考え始め、様々な職人の話を聞きました。
しかし、職人の話の中でよく出てきたのが「工賃が低い」、「納期が短い」という不満。
職人に仕事をお願いする立場になる僕としては、とても難しい言葉でした。
そこで僕は職人の大変さや苦労さを知るために弟子入りを決意。
普通は門前払いにされるのですが、僕の場合は祖父が職人だったこと、祖父の友人がまだ職人をしていたことで、その友人のもとで修業をさせていただくことができました。

しかし、次に出てきた問題が職人の高齢化でした。
僕が修業をしている間にたくさんの職人が辞めたり、亡くなったりしており、このままでは仕事をお願いできる職人がいなくなるという状況になりつつありました。
そこで開業したのが、後継者育成を目的としたゲストハウス、テラコヤ伊勢型紙でした。
テラコヤ伊勢型紙では、型紙職人の仕事を全て教える4泊5日の弟子入りコース、オリジナルで浴衣や手ぬぐいが作れるオリジナル制作コース、気軽に体験す1日体感コースを設けています。
開業から2年ほどで、約200人の方に体験していただきました。
また、平日は普通の仕事をしてもらい、土日に型紙の仕事をお願いする、「副業職人」として2名の方に仕事をお願いしています。
この春には商品開発を行う服飾コワーキングスペース「ふぁっしょんしろこ」を開業する予定です。
このサイクルは、他の産地でも再現可能だと考えているため、伊勢型紙で実現させたあと、他の産地でも実践します。
また個人的な活動としては、複数の収入源をもつ「ハイブリッド職人」を増やしていきます。

専業の職人として生計が成り立ったのももう昔。
今ではその職人の仕事だけで食べていくことは難しいです。
その仕事がいつなくなるかもわからない、毎日の生活で精一杯の状態の若い職人も少なくありません。
しかし、ライティング、プログラミング、写真、HP制作など別のスキルがあれば、職人の仕事が少ない時期でも生活に余裕を作ることができます。
またそれらのスキルが職人の仕事に役立つこともあります。
自分自身が実践していて、安定して職人の仕事もできているからこそ、若い職人に知って欲しいんです。
「専業の職人じゃなくてもいいんだよ。ハイブリッド職人という生き方があるんだよ」ということを広めていきます。

メッセージ

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活動計画

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