【映画×クラファンの広がりを踏まえて、次のチャレンジの場としてのFiNANCiE】


今日はFiNANCiEに挑戦している背景を、少しだけ共有させてください。

10年くらい前を振り返ると、「映画をクラウドファンディングで作る」という話をしたときの空気は、今とだいぶ違っていたように感じます。
自分の肌感覚としては、「まだ様子を見たい」「仕組みがよく分からない」といった反応も多くて、映画とクラファンの組み合わせ自体が、どこか実験的なやり方として見られていた印象があります。
少なくとも、その頃は「映画×クラファン」は、今ほど当たり前ではありませんでした。

この10年で状況は変わりました。
2011年に始まったMotionGalleryでは、これまでに50万人以上のコレクターが、4,000件以上のプロジェクトを支援し、累計50億円以上がファンディングされています。
日本の購入型クラウドファンディング市場も、2010年代を通じて拡大してきました。
カンヌに選出された作品や、映画クラファンで国内最高額を更新したプロジェクトも出てきて、「映画クラファン」はインディーズ映画の現場で、珍しいものではなく、広く使われる手段の一つになってきたと言えると思います。

一方で、クラファン映画への視線がすべてポジティブかというと、そうでもありません。
支援してくださる方との距離感や、制作体制・資金の使い方などについて、「もっと丁寧に見せていくべきだ」という指摘や議論も続いています。
つまりクラファンは、「当たり前の手段」になった一方で、運び方次第では信頼を落としてしまう可能性も抱えている、ということだと思います。

ここから先の10年で、FiNANCiEのようなトークン型の仕組みにも、同じような変化が起きるかどうか。
今回の「参加型映画制作プロジェクト」で、FiNANCiE上での資金調達と運営の両方について、実例を残せたら、「映画×トークンコミュニティ」という選択肢が、次の世代のインディーズ映画制作者にとって現実的なものになっていく可能性はあると思っています。

クラウドファンディングがそうだったように、
今は「よく分からない新しい仕組み」に見える方も多いと思いますが、数年後・数十年後に振り返ったとき、この挑戦が少しでも、未来につながる一歩だったと言えるように、誠実に積み上げていきます。
FiNANCiEを選んだ理由のひとつは、その可能性に賭けているからです。

そして、コミュニティ開設4日目でメンバーが58人、新規登録者が34人になりました。
ここまで参加してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

一歩ずつではありますが、前に進んでいきますので、引き続きよろしくお願い致します。