国会王子 武田一顕のよろしくどうぞ2026年01月31日 22:17
武田一顕です。
いつも応援して頂き、本当にありがとうございます。
今後こちらのスレッドで、本コミュニティに参加してくださっている方だけに向けた限定記事を定期的に投稿します。
よろしくどうぞ!
・・・・・・・・・・
2月8日に投開票が行われる衆議院総選挙について、各メディアによる序盤の調査結果が出そろいつつある。
トレンドとしては、自民党が単独過半数を確保する勢いで、与党である日本維新の会と合わせれば大勝となる見通しだ。
立憲民主党と公明党が合流した中道改革連合は、現有議席の172議席を大きく下回るとの予測が出ている。
序盤調査結果が出た後のトレンドとしては、よく「バンドワゴン」と「アンダードッグ」という二つの流れがあると言われる。
バンドワゴンとは、楽隊を率いる車を意味し、先頭に立つものに乗っかって時流に乗るという比喩だ。
反対にアンダードッグは、この場合「弱い犬」という意味で、勝ち馬が勝ちすぎないよう、劣勢と見られる側に投票する行動を指す。
日本で言うなら、判官びいきに当たる。
近年の選挙では、バンドワゴン効果によって勝ち馬がさらに勝ち幅を広げ、そのまま逃げ切るパターンが多い。
では、今回の選挙で高市自民が圧勝するとすれば、なぜだろうか。
かなり早い段階ではあるが、私なりの分析として、大きく二つの理由を挙げたい。
第一は、政権交代に対する嫌悪感だ。
これは、2009年の民主党政権誕生以降、一貫して日本社会に根付いている感情だと言える。
今回の選挙では、中道改革連合という大きな塊が誕生したことで、衆議院において最大多数を占める比較第一党が中道勢力になる可能性が出てきた。
比較第一党が自民党から中道に移れば、最高指導者である総理大臣も中道から選ばれるかもしれない――。
その不安が、主として無党派層における中道離れを引き起こしていると、私は考えている。
政権交代は民主主義制度の下では本来ごく普通の出来事であり、むしろ流血を伴わない選挙による政権交代こそが民主主義の真骨頂だ。
しかし日本では、国民にその意識がほとんど共有されていない。
与党と野党が交代し、在野となった政党が再び政権に復帰して国の変革を行う――
この循環そのものが、日本の有権者には特に嫌われているのだ。
その理由についても私なりの考えはあるが、長くなるのでここでは触れない。
第二は、高市総理が「気丈にふるまう健気な女性宰相」というイメージを演出できている点だ。
2005年の郵政選挙が典型だが、総理大臣が自民党内部と対立しているかのような構図を作ったとき、自民党は勝利してきた。
郵政選挙で小泉総理は、自民党内の旧い勢力にいじめられているかのようなリーダー像を演出し、大勝した。
2012年から7年半以上続いた安倍政権も、二度の衆議院解散選挙でいずれも大勝している。
これは、先に述べた政権交代への嫌悪感に加え、「安倍さんはまだやりたいことがあるのに、自民党内のリベラル勢力がそれを邪魔している。だから安倍さんを勝たせて、やりたいことをやらせてあげたい」という心理が働いた結果だと分析している。
特に保守層でこの傾向が強かった。
今回、高市総理は「やりたいことがある」と歯切れよく訴えている。
加えて、高市氏は派閥に属してこなかったため、あたかも一人で奮闘しているかのような印象を有権者に与えることに成功している。
実際には、党内で唯一残存している麻生派の強力なバックアップを受けているにもかかわらず、である。
一方、中道改革連合の共同代表は背広姿の男性二人であり、見た目の印象としては、昭和的な「おじさん政治家」が、初めて誕生した女性宰相をいじめているように映る可能性もある。
こうして高市総理は「健気に一人で頑張っている」という構図が完成し、選挙における勝ちパターンに乗っている――というのが、私の分析だ。
もちろん、投票日まではまだ1週間以上あり、党首の一言で情勢が変わる可能性はある。
また、多少のアンダードッグ効果が出てくるかもしれない。
あくまで現時点での分析として記したものだ。
少しでも参考になれば幸いである。
あわせて、フィナンシェ読者諸賢のご叱正を仰ぎたい。
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トレンドとしては、自民党が単独過半数を確保する勢いで、与党である日本維新の会と合わせれば大勝となる見通しだ。
立憲民主党と公明党が合流した中道改革連合は、現有議席の172議席を大きく下回るとの予測が出ている。
序盤調査結果が出た後のトレンドとしては、よく「バンドワゴン」と「アンダードッグ」という二つの流れがあると言われる。
バンドワゴンとは、楽隊を率いる車を意味し、先頭に立つものに乗っかって時流に乗るという比喩だ。
反対にアンダードッグは、この場合「弱い犬」という意味で、勝ち馬が勝ちすぎないよう、劣勢と見られる側に投票する行動を指す。
日本で言うなら、判官びいきに当たる。
近年の選挙では、バンドワゴン効果によって勝ち馬がさらに勝ち幅を広げ、そのまま逃げ切るパターンが多い。
では、今回の選挙で高市自民が圧勝するとすれば、なぜだろうか。
かなり早い段階ではあるが、私なりの分析として、大きく二つの理由を挙げたい。
第一は、政権交代に対する嫌悪感だ。
これは、2009年の民主党政権誕生以降、一貫して日本社会に根付いている感情だと言える。
今回の選挙では、中道改革連合という大きな塊が誕生したことで、衆議院において最大多数を占める比較第一党が中道勢力になる可能性が出てきた。
比較第一党が自民党から中道に移れば、最高指導者である総理大臣も中道から選ばれるかもしれない――。
その不安が、主として無党派層における中道離れを引き起こしていると、私は考えている。
政権交代は民主主義制度の下では本来ごく普通の出来事であり、むしろ流血を伴わない選挙による政権交代こそが民主主義の真骨頂だ。
しかし日本では、国民にその意識がほとんど共有されていない。
与党と野党が交代し、在野となった政党が再び政権に復帰して国の変革を行う――
この循環そのものが、日本の有権者には特に嫌われているのだ。
その理由についても私なりの考えはあるが、長くなるのでここでは触れない。
第二は、高市総理が「気丈にふるまう健気な女性宰相」というイメージを演出できている点だ。
2005年の郵政選挙が典型だが、総理大臣が自民党内部と対立しているかのような構図を作ったとき、自民党は勝利してきた。
郵政選挙で小泉総理は、自民党内の旧い勢力にいじめられているかのようなリーダー像を演出し、大勝した。
2012年から7年半以上続いた安倍政権も、二度の衆議院解散選挙でいずれも大勝している。
これは、先に述べた政権交代への嫌悪感に加え、「安倍さんはまだやりたいことがあるのに、自民党内のリベラル勢力がそれを邪魔している。だから安倍さんを勝たせて、やりたいことをやらせてあげたい」という心理が働いた結果だと分析している。
特に保守層でこの傾向が強かった。
今回、高市総理は「やりたいことがある」と歯切れよく訴えている。
加えて、高市氏は派閥に属してこなかったため、あたかも一人で奮闘しているかのような印象を有権者に与えることに成功している。
実際には、党内で唯一残存している麻生派の強力なバックアップを受けているにもかかわらず、である。
一方、中道改革連合の共同代表は背広姿の男性二人であり、見た目の印象としては、昭和的な「おじさん政治家」が、初めて誕生した女性宰相をいじめているように映る可能性もある。
こうして高市総理は「健気に一人で頑張っている」という構図が完成し、選挙における勝ちパターンに乗っている――というのが、私の分析だ。
もちろん、投票日まではまだ1週間以上あり、党首の一言で情勢が変わる可能性はある。
また、多少のアンダードッグ効果が出てくるかもしれない。
あくまで現時点での分析として記したものだ。
少しでも参考になれば幸いである。
あわせて、フィナンシェ読者諸賢のご叱正を仰ぎたい。