カマタマーレ讃岐2022年03月21日 20:31
【代表からのメッセージ】3/20(日)、ホーム第2戦を振り返って

 いつもカマタマーレ讃岐を応援いただきありがとうございます。

 3月20日(日)、先週に続くホームゲーム、ガイナーレ鳥取との対戦でした。
 結果は4−1の勝利。ホームゲームでの勝利は昨年5月以来。昨シーズン勝てない中でもスタジアムに足を運び続けてくれたファン・サポーター、そしてボランティアスタッフの皆さんに久しぶりに勝利を届けることができました。それが何より嬉しかった。
 実力が拮抗するJ3リーグ、2019シーズンから簡単な試合は1つもないと覚悟していますが、この試合も前半の早い時間にセットプレーから失点し、苦しいゲーム展開になりました。
 しかし、十分な残り時間がある中で、ベンチからの的確な指示と、自分たちのサッカーをやり切ろうという選手たちの強い気持ちが、守備を立て直し、今季掲げている前からの積極的な守備でボールを奪い、川﨑一騎選手の正確なクロスから松本孝平選手のゴール前の細かなポジション取りからのヘッドで前半に追いつくことができました。
 開幕戦で課題だった後半の立上り、落ち着いて入り、いずれもセットプレーからゴール前に人数をかけることができる状況でセカンドボールを拾い、ゴール前への的確なフィードから2得点を上げました。2点目は臼井貫太選手の正確なクロスから川﨑一騎選手が身体能力を活かした高い打点の鮮やかなヘッドで、3点目は川﨑一騎選手のゴール前へのフィードから西野貴治選手が粘ってゴールに蹴り込みました。4点目は、高い位置から人数をかけた守備で相手に余裕を与えずボールを奪い、ショートカウンターでボールを受けた後藤卓磨選手がペナルティエリア手前までドリブルでボールを運び、思い切り放ったミドルシュートのこぼれ球を松本孝平選手が詰めてゴール。
 その後、選手交代も活用し全員が攻守に渡り選手の距離感を的確に保ちながら、守備一辺倒になることもなく90分を終えました。
 先制された後、新10番の川﨑一輝選手が強い気持ちで戦ったこと、松本孝平選手が守攻の切り替えの際、ボールを受ける役割をひたむきにこなしながら、ゴール前では常に点をとる姿勢を示したこと、後半から投入された後藤卓磨選手が細かな位置どりとショートパスで高い位置での攻撃にバリエーションを与えたこと、すべての選手が強い気持ちで球際に体を張り、最後まで走り切ったこと、そして監督コーチの一つになったベンチワークが機能したこと、たくさんの収穫がありました。
 今シーズンから指揮をとる西村俊寛監督にとっての初勝利。ご両親がスタジアムに応援に来ており、西村監督が電話口で「応援に来てくれたおかんとおとんのおかげ」と話す言葉を耳にしました。またチームバスに乗り込む前、松本孝平選手が奥様と子どもさんに得点と勝利を報告し、家族で控えめに喜ぶ姿も目にしました。
 次の試合も、たくさんのファン、サポーター、ボランティアスタッフの皆さんに応援いただけるよう勝つための最高の準備をします。同時に、監督、選手、すべてのスタッフに、応援してくれている大切な家族がいることを忘れずに、クラブ経営に一層の責任を果そうと気持ちをあらたにしました。
 この試合、入場者数は1,805人でした。目標としている2,000人に届かなかったものの、Seeker Japan様(さぬき市)の恐竜展示にたくさんの子どもたちの笑顔が見られました。そして試合の勝利にたくさんの子どもたちの笑顔。最高でした。
 引き続き応援ほどよろしくお願いいたします。

カマタマーレ讃岐 代表 池内秀樹