三浦 優希2022年08月09日 15:36
○早実合宿から帰ってきました

みなさんこんにちは!先日長野で行われていた早実の合宿から帰ってきました。

1日2回の氷上練習に加えウェイトトレーニングを行っていたので、体がバキバキです。本来であれば合宿から帰ってきた次の日にパーソナルトレーニングを行う予定でしたが、トレーナーさんと相談し1日オフをもらうことになりました。また明日からトレーニングを再開します。

こういう時に、無理をせずに「シーズン開幕後の活躍が1番大事やからね」と、今のコンディション調整を優先してくれるトレーナーさんにはとっても感謝です。

さて今日は、今回の早実の合宿に参加して思ったことをここに書きたいと思います。

実は現在早実のアイスホッケー部は部員が約10名ほどしかいません。

前にもお話ししたことがあるかもしれませんが、早実はアイスホッケー部としての存続が難しくなり、数年後には同好会になることが決定しています。

それに加えて、数週間前に行われる予定だった全国大会にもコロナの影響で彼らは出場することができず、学生たちはかなりモチベーションの維持が難しい状態にあるのではないかなと思います。

そんな中、僕は実際に部員のみんなと一緒にアイスホッケーをしてきました。中には世代別代表レベルの選手もいます。その他にも、高校からアイスホッケーに興味を持って部活動に参加してくれた選手たちがいます。

今回、「学生たちに対して僕ができる事は何か」を考えながらこの合宿に参加をしていました。

1番思った事は、僕自身がアイスホッケーを楽しむ姿勢、そしてアイスホッケーに真剣に取り組む姿勢を見せることで、少しでも部員のみんなに良い影響を与えることでした。

今回学生のみんながこのような状況になってしまった事は、正直にいえば不運でしかないと思います。

学生たちからしてみれば自分が現役生でいるこのタイミングで廃部が決まったり、コロナの影響で満足に試合ができない状態で過ごす3年間は、とても窮屈なものだと思います。

ただ、ここでみんなに感じて欲しかったことは、「変えられる事と変えられないことが世の中にはある」ということです。

正直に言うと、アイスホッケー部が廃部になると言う決定は、覆る見込みはありません。そこに関しては僕らもとっても悔しいし、OBとしても何か協力できる事は無いかと模索をしているところです。

学生たちには、「廃部になるからもう手を抜いていいや」となるのではなく、最後の部員として自分たちが満足いく結果や、自分たちが後悔のない成果を残してほしいと思っています。

そして僕が感じた事は、「これほどの成長できるチャンスを高校生の段階から与えられる事はとてもラッキーである」ということです。

もちろん自分の部がなくなることは決して嬉しいことではありません。ただ、逆に言うと、これほどまでに自分の手の及ばない範囲で状況が変わったことに対し、それにいかに対応するのか、この挫折をどのように乗り越えるのか、この現状をどのように自分の幸せへとつなげていくのか、は大人になってからでもなかなか経験できることではありません。

それに、この年代でこのような経験をしておけば、いつか将来の自分を助けてくれることになると僕は信じています。

早実生の皆に期待する事は、自分たちが今置かれている状況の中で残せるものは何か、やり切る事は何か、を考えてこれからも活動に取り組んで欲しいと思っています。

OBとしても出来る限りのサポートをしたいと考えていますし、僕自身がみんなに伝えられる事は出来る限りたくさん伝えていきたいと思っています。

僕はこれからも早実生の皆を応援します!