三浦 優希2022年07月17日 11:08
○大差ゲームが美徳化されることへの違和感

みなさんこんにちは!連休いかがお過ごしでしょうか?僕は2日連続でアイスホッケーの深夜練があり、眠さが溜まっているところです。😞笑

でも、ガッツリ練習できてよかった!氷上での動きも少しずつ感覚が良くなってきました。

さて今日は、皆さんの意見を聞きたいと思い、一つ質問させていただきます!

先日、こんなニュースを見ました。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/22483918/

高校野球で、千葉学芸が82-0でわせがくに勝利した、というものです。

このニュースの中では、「この試合で1イニング33得点で大会新記録を更新」といったことも書かれているのですが、僕個人としては、このような試合が起きてしまう自体にかなり疑問を抱いています。

というのも、競技スポーツとしての構造上、明らかに大差がつくと思われるチーム同士の対戦は、両者へのメリットが少ないからです。

今回、この件をTwitterにてシェアして書いたところ、賛成反対含めて大きな反響がありました。

簡単にいうと、健全な競争(レベルのあったもの同士での対戦)をすることで成長できる、という意見と、本人たちがこのような試合からも学びがあるといっているのだからボロ負けでも良いだろう、と言った意見がありました。

今回、ツイートする際に、「両者に意味のない試合」と僕は書いたのですが、確かにこれはプレイしている本人たちに対して失礼な書き方だったかと思います。彼らがこの試合の中でも何かを感じることができれば、それは意味のない試合ではなくなります。ただ、僕が言いたかったことは、「競技構造としての問題」です。

はっきりいって、このような試合には、選手が上手くなれる要素がほとんどありません。

強いチームは、「相手に失礼だから全力でプレイしろ」と言われても明らかに相手との実力差があったらどうしても力を抜いてしまいます。力を抜くというより、本来の実力を発揮できるタイミングがない、という言い方が正しいかもですね。

弱いチームに関しても、試合が始まってからずっと攻められっぱなしでは、自分達の出来ること・やりたいことを発揮できる場がありません。

明らかに大差がつくことがわかっている試合が当たり前にまかり通ってしまう競技スポーツの構造は、今すぐに改善すべきだと僕は思います。

どうしても、見ている側の人間は「ボロ負けしても、試合をすることに意味がある」という視点になりがちですが、何より「選手たちの将来を守る」という観点から、このような試合は行われるべきではないと、僕は思っています。

こういった試合がきっかけで、そのスポーツの楽しさを奪われてしまう選手も多いと思います。

僕自身、そのどちらの立場も過去に経験してきましたが、両方とも苦痛の時間でした。

僕は、同じくらいのレベルの相手と、継続的に、どちらが勝つかわからない状態で、試合をたくさん行える、というリーグの方が選手本人たちが一番楽しく思えるのではないかと思います。せっかく普段一生懸命練習を続けてきているのだからこそ、それが報われるスポーツ界になれば良いなぁ、と感じました。

皆さんはどのようにお考えでしょうか。これはあくまで僕の意見なので、賛成反対含め、ぜひご意見お聞かせ願えたら幸いです!

その時のツイートやVoicyでのお話も載せておきます!

https://voicy.jp/channel/1066/356864
444. 大差ゲームが美徳化されることへの違和感について | 三浦優希/アイスホッケープレイヤー「三浦優希のここでしか言えない話」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「三浦優希/アイスホッケープレイヤー」の「444. 大差ゲームが美徳化されることへの違和感について(2022年7月17日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム


https://twitter.com/yukimiura36/status/1546429616822562816?s=21&t=PrVZC-DHpF02wY05NRGOUA