三浦 優希2022年05月06日 12:27
○ポーランドに0-2で敗戦、日本に帰国しました
みなさんこんにちは!
前回の投稿から少し期間が空いてしまい申し訳ありません!試合後のバタバタから長い移動などでゆっくりと更新する時間が取れていませんでした。
今回は、世界選手権最終戦のポーランドとの試合の結果報告と、大会を終えた感想についてここに残したいと思います。
結果から言うと、ポーランドには0-2で敗戦となり、日本代表は大会を2位で終え、目標としていた優勝&昇格は達成することができませんでした。
ポーランドは、間違いなく今大会対戦してきたほかの国とは一つ抜きん出た強さでした。
ただ、勝てない相手ではありませんでした。
試合内容はほぼ互角だったと思います。2ピリに相手に先制された後、そこからはずっと0-1の状態で試合終了数分前までこう着状態でした。
日本はそれまで、何度か決定的チャンスがあったものの、それを決め切ることができませんでした。
自分を含め、もしそのチャンスを決めることができていたら、2.3点は取れていた部分がありました。
試合終了まで残り2.3分となった時、僕らは捨て身攻撃の「6人攻撃(キーパーをベンチに下げて、プレーヤーをもう一人出す作戦)」を決行しようとしましたが、自陣でDFが攻めあがろうとした際に出したパックが、アンラッキーにも審判の足にあたり、そのパックが僕らのゴール前に流れ、敵のフォワードにそのパックを拾われゴールを決められてしまいました。
正直、一点差でまだまだいけると思っていた段階でこのようなアンラッキーな出来事が起きてしまったことは本当に残念でしたが、結果は結果です。
結局、残りの時間で攻め込むものの1点すら追加することができず0-2で大会を終えました。
地元開催のポーランドは、観客がほぼ満員で完全アウェイの状態でした。こういった状況はこれまでもたくさん経験してきましたが、目の前で優勝を逃したことは本当に本当に悔しかったです。
この大会を通してずっと感じたことは、このチームはこれまで僕がプレイしてきた日本代表の中で最も良いチームだった、ということです。
これは、ほかの選手も言っていました。今回初めて、平均年齢が26歳ほどと歴代最年少チームで臨んだ大会でした。
普段であれば30代のベテラン選手も多くチームに入るのですが、今回は世代交代の切り替えタイミングということもありかなり若い選手主体のチームとなりました。
年齢差が近いこともあり、チームのみんなは本当に居心地良くリラックスした状態で試合に臨んでいたと思います。
チームの雰囲気もずっと良かったし、メンバーも揃っていました。
だからこそ、このチームで勝てなかったことが本当に残念でした。
今年は、選手もSNSなどを通して自分たちのことを積極的に発信していたこともあり、決して多くはないながらも、アイスホッケー日本代表は例年よりも注目を集めていたと思います。
世界選手権前の合宿では、次の日がオフの時にチーム会をやったのですが、「一次会が終わった後は自由解散にしよう」という話になっていた中、時間も老けてレストラン(バー)が閉店する時間に人数を確認してみると、まさかの誰も帰らずに全員がその場に残っていたなんてこともありました。
今まではこんなことあり得ませんでした。本当に、みんな仲良く、素晴らしい雰囲気でこの大会を迎えていました。
終わったことを悔やんでも仕方ないのですが、どうしても、最後の最後に勝利を掴めなかったことを思うと、気分が重たくなります。
本当に、大会期間中も普段と変わらず温かい応援をしてくださったみなさんに心から感謝しています。
望み通りの結果をお伝えすることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この世界選手権をもって、三浦優希の2021-2022シーズンは終了となりました。
今年はプロ一年目の挑戦となりましたが、この期間の中でさまざまなアップダウンがあり、初めて自分が経験することばかりだったと思います。
・プロのトライアウト参加/合格
・ビザ取得のため一時帰国
・ビザ取得後にチーム合流後即試合出場
・いい感じに活躍できた前半
・内臓の怪我により2ヶ月近く離脱
・復帰戦でゴール
・人生初のファイティンぐ
・しかしその後は調子は上がりきらなかった印象
・試合メンバーから外れることもあった
・プレイオフ進出を逃す
・世界選手権合流
などなど、思うと本当にたくさんの出来事を体感しました。
何より、アイスホッケーをすることでお金を稼ぐという経験は、本当に特別なものでした。
これまでの「好き」だけでやっていたものに「仕事、責任」が伴うようになりました。
それによって何か自分のアイスホッケーに向き合う形が大きく変わったかというと、そういうわけではありませんが、一つ言えることは、どんな状況においても「楽しむこと」が何よりも大切ということです。
これはマジです。
シーズン中は、うまく行くこともあれば挫折もたくさんあります。ただ、自分が歩んでいるその冒険自体を自分自身が愛し、楽しむことができるかどうかはとっても重要なパーツだったと思います。
それで言うと、この1年間は最高に最高に楽しいシーズンだったと胸を張って言えます。
最高の仲間たちとホッケーができたし、プロになれたし、皆さんを含め素敵なファンの方にも会えたりと、最高の経験ばかりでした。
もちろん自分の思い通りにいかない部分はたくさんありましたが、ここに関してはまたこのオフシーズンでしっかりと自分を鍛え直して、来年より良いシーズンを迎えられるよう頑張るのみです。
来シーズンの所属チームに関しては、まだ公式には発表はしていませんが、おそらく今年と同じアイオワハートランダーズでプレイすることになりそうです。アメリカを出る直前のミーティングでも、監督から、来年ぜひ帰ってきてほしいと言ってもらえました。
もちろん、目指す場所はここではなくもっと上のステップです。来年こそ、シーズン中のコールアップを達成できるようにがんばります。
もしかしたら今年のサマーキャンプでAHLチームのトライアウトにも出られるかもしれません。
いずれにしても、10月の新シーズン開幕に向けて最高の準備をするのみです。
まずはゆっくりと休んで心身ともにリフレッシュして、それからまたトレーニングなどを再開したいと思います。
改めまして、この1年間の温かい応援本当にありがとうございました!!
また、YouTube配信やzoomなどでみなさんとお話しながら報告会をできたらと思っています。
健康に1シーズンを終え、日本に帰ってこれれたことに心から感謝しています。
またこれからはオフシーズン中の投稿になりますが、引き続きよろしくお願いいたします!☺️
三浦優希
みなさんこんにちは!
前回の投稿から少し期間が空いてしまい申し訳ありません!試合後のバタバタから長い移動などでゆっくりと更新する時間が取れていませんでした。
今回は、世界選手権最終戦のポーランドとの試合の結果報告と、大会を終えた感想についてここに残したいと思います。
結果から言うと、ポーランドには0-2で敗戦となり、日本代表は大会を2位で終え、目標としていた優勝&昇格は達成することができませんでした。
ポーランドは、間違いなく今大会対戦してきたほかの国とは一つ抜きん出た強さでした。
ただ、勝てない相手ではありませんでした。
試合内容はほぼ互角だったと思います。2ピリに相手に先制された後、そこからはずっと0-1の状態で試合終了数分前までこう着状態でした。
日本はそれまで、何度か決定的チャンスがあったものの、それを決め切ることができませんでした。
自分を含め、もしそのチャンスを決めることができていたら、2.3点は取れていた部分がありました。
試合終了まで残り2.3分となった時、僕らは捨て身攻撃の「6人攻撃(キーパーをベンチに下げて、プレーヤーをもう一人出す作戦)」を決行しようとしましたが、自陣でDFが攻めあがろうとした際に出したパックが、アンラッキーにも審判の足にあたり、そのパックが僕らのゴール前に流れ、敵のフォワードにそのパックを拾われゴールを決められてしまいました。
正直、一点差でまだまだいけると思っていた段階でこのようなアンラッキーな出来事が起きてしまったことは本当に残念でしたが、結果は結果です。
結局、残りの時間で攻め込むものの1点すら追加することができず0-2で大会を終えました。
地元開催のポーランドは、観客がほぼ満員で完全アウェイの状態でした。こういった状況はこれまでもたくさん経験してきましたが、目の前で優勝を逃したことは本当に本当に悔しかったです。
この大会を通してずっと感じたことは、このチームはこれまで僕がプレイしてきた日本代表の中で最も良いチームだった、ということです。
これは、ほかの選手も言っていました。今回初めて、平均年齢が26歳ほどと歴代最年少チームで臨んだ大会でした。
普段であれば30代のベテラン選手も多くチームに入るのですが、今回は世代交代の切り替えタイミングということもありかなり若い選手主体のチームとなりました。
年齢差が近いこともあり、チームのみんなは本当に居心地良くリラックスした状態で試合に臨んでいたと思います。
チームの雰囲気もずっと良かったし、メンバーも揃っていました。
だからこそ、このチームで勝てなかったことが本当に残念でした。
今年は、選手もSNSなどを通して自分たちのことを積極的に発信していたこともあり、決して多くはないながらも、アイスホッケー日本代表は例年よりも注目を集めていたと思います。
世界選手権前の合宿では、次の日がオフの時にチーム会をやったのですが、「一次会が終わった後は自由解散にしよう」という話になっていた中、時間も老けてレストラン(バー)が閉店する時間に人数を確認してみると、まさかの誰も帰らずに全員がその場に残っていたなんてこともありました。
今まではこんなことあり得ませんでした。本当に、みんな仲良く、素晴らしい雰囲気でこの大会を迎えていました。
終わったことを悔やんでも仕方ないのですが、どうしても、最後の最後に勝利を掴めなかったことを思うと、気分が重たくなります。
本当に、大会期間中も普段と変わらず温かい応援をしてくださったみなさんに心から感謝しています。
望み通りの結果をお伝えすることができず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この世界選手権をもって、三浦優希の2021-2022シーズンは終了となりました。
今年はプロ一年目の挑戦となりましたが、この期間の中でさまざまなアップダウンがあり、初めて自分が経験することばかりだったと思います。
・プロのトライアウト参加/合格
・ビザ取得のため一時帰国
・ビザ取得後にチーム合流後即試合出場
・いい感じに活躍できた前半
・内臓の怪我により2ヶ月近く離脱
・復帰戦でゴール
・人生初のファイティンぐ
・しかしその後は調子は上がりきらなかった印象
・試合メンバーから外れることもあった
・プレイオフ進出を逃す
・世界選手権合流
などなど、思うと本当にたくさんの出来事を体感しました。
何より、アイスホッケーをすることでお金を稼ぐという経験は、本当に特別なものでした。
これまでの「好き」だけでやっていたものに「仕事、責任」が伴うようになりました。
それによって何か自分のアイスホッケーに向き合う形が大きく変わったかというと、そういうわけではありませんが、一つ言えることは、どんな状況においても「楽しむこと」が何よりも大切ということです。
これはマジです。
シーズン中は、うまく行くこともあれば挫折もたくさんあります。ただ、自分が歩んでいるその冒険自体を自分自身が愛し、楽しむことができるかどうかはとっても重要なパーツだったと思います。
それで言うと、この1年間は最高に最高に楽しいシーズンだったと胸を張って言えます。
最高の仲間たちとホッケーができたし、プロになれたし、皆さんを含め素敵なファンの方にも会えたりと、最高の経験ばかりでした。
もちろん自分の思い通りにいかない部分はたくさんありましたが、ここに関してはまたこのオフシーズンでしっかりと自分を鍛え直して、来年より良いシーズンを迎えられるよう頑張るのみです。
来シーズンの所属チームに関しては、まだ公式には発表はしていませんが、おそらく今年と同じアイオワハートランダーズでプレイすることになりそうです。アメリカを出る直前のミーティングでも、監督から、来年ぜひ帰ってきてほしいと言ってもらえました。
もちろん、目指す場所はここではなくもっと上のステップです。来年こそ、シーズン中のコールアップを達成できるようにがんばります。
もしかしたら今年のサマーキャンプでAHLチームのトライアウトにも出られるかもしれません。
いずれにしても、10月の新シーズン開幕に向けて最高の準備をするのみです。
まずはゆっくりと休んで心身ともにリフレッシュして、それからまたトレーニングなどを再開したいと思います。
改めまして、この1年間の温かい応援本当にありがとうございました!!
また、YouTube配信やzoomなどでみなさんとお話しながら報告会をできたらと思っています。
健康に1シーズンを終え、日本に帰ってこれれたことに心から感謝しています。
またこれからはオフシーズン中の投稿になりますが、引き続きよろしくお願いいたします!☺️
三浦優希