三浦 優希2022年01月24日 16:30
○柔道の阿部詩選手のお話を聞いてきました

みなさんこんばんは!いかがお過ごしでしょうか?

今日は、この前の東京五輪で兄の阿部一二三選手とアベック優勝を果たした、女子柔道家の阿部詩さんのお話をしたいと思います。

つい先日、とあるスポーツオンラインサロンのイベントにて、詩さんと、詩さんのトレーニングパートナー兼トレーナーである森和輝さんの二人が登壇され、お話を聞く機会がありました。

そこでは、五輪の時のメンタリティや日頃の様子、トレーナーに求めるもの、などなど多岐にわたって興味深いお話がされたのですが、中でも僕が一番心を動かされたのが、詩選手の練習に対する姿勢でした。

詩選手は、自他共に認める「超ハードワーカー」です。

講演の中でも「自分で練習をやり続ける力はあるけど、止めれる力がない。トレーニングから何から何まで、自分を見てくれる人が隣にいることは助かる。」と言うほど、根っからの練習熱心な方です。

そんな詩さんが、練習に臨む姿勢としてこのような言葉を言われてきました。

「きつくなってからが練習。試合できつい時に一歩を踏み出さないと、勝利につながらない。息が上がってない時は冷静でいれるし、周りの風景もはっきり見えてるけど、そのような練習は試合では意味がない。手も足も出ない時に、一歩を踏み出すことを心がけること」

この言葉を聞いた時、カチーンと頭を殴られたような感覚になりました。

オリンピック金メダリストになるような人は、僕らが想像できないほど境地での激しい練習をしていること。

というより、それだけ自分を追い込めるからこそ、トップアスリートであるということ。

そんなことを強く認識させられた言葉でした。  

僕自身も、自分を追い込むことはよくやります。でも、それだけじゃ足りないんだろうなぁと感じました。

詩さんが言われていた「息が上がっていない時は冷静でいられるけど、そんな練習は試合じゃ意味がない」はまさにその通りです。

結局試合では、心臓がはち切れそうになって頭が回らない感覚になりながらも、プレイしなければならない状況があります。

果たして僕は、そんな時に戦えるための準備を日頃からできていたのでしょうか?

きっと足りないです。

全然足りないです。

もちろん、ここ数年の間で特に考えられるようになった、練習強度のコントロール、コンディショニング、怪我リスクの回避などはもちろん重要です。

ただ、その中でも、自分を追い込むことはできます。

もっともっと追い込むことはできると思います。

本当にもう立ち上がれなくなりそうな時に、「あともう一本」と自分に言い聞かせられるかどうか。

もう何も考えられないと思った時に、周りを見ることができるかどうか。

心臓が飛び出るほど激しく鼓動を打っている時に、まだ走れるかどうか。

こういった、日々の自分との真剣勝負の積み重ねが、大一番で自分を踏ん張らせてくれるものになるのだと、強く感じました。

本当にトップアスリートからの言葉には強いメッセージがこもります。改めて、素晴らしいエネルギーをいただけました。

世界トップの詩さんがこれだけハードワークしてるなら、自分もやらないと到底そのレベルにはいけません。

やらなきゃ!

なんだか、とってもやる気が湧いてきました。

また明日からはコーチとのトレーニングも始まります。そしていよいよオンアイストレーニングもスタートするはずです!🏒

ガンガン、自分をいじめて追い込んでいきたいと思います!

もっと強くなります!

P.S
最後に、詩さん、めっっっちゃいい人だと思います!笑
終始笑顔で質問に答えられていて、愛嬌もたくさんあるし、めちゃめちゃ人思いな方なんだろうなぁと感じました。もっと応援したくなりました!