三浦 優希2021年11月01日 00:10
○日本の大学のチームの練習に乗っていて感じること

みなさんこんばんは!いかがお過ごしでしょうか?

今日は、昨日書き切ることができなかった、国内の学生などのチーム練習に乗っているときによく感じることを書きたいと思います。

一番感じることは「本当に…もったいない!」ということです。

あえて意見をさせて頂きますが、国内の大学リーグの選手のスキルレベルはとっても高いです。ただ、練習内容における危機感が薄いことがとってもとっても、もったいないと感じます。

「危機感が薄い」ということを少し分解すると、

・ピリピリしてない
・ミスしても平気な雰囲気がある
・要求の度合いが低いこと

などが言えると思います。

練習に乗ったとき、一回の氷上での時間に対する選手一人一人の思いが弱いことがとっても勿体無いと感じます。

例えば、コーチから指示された練習メニューに対して、パスミスをしてもそれを取り返そうとすると動きを見せないことがあったり、1対1系などのバトルメニューの時も、パックを取られたり抜かれた後もそのまま取り返そうとしない選手がいたりします。

もちろん、各選手やチームとして、ゴールをどこに設定しているかにもよるし、自分が海外を経験していることもあるかもしれませんが、大学国内トップリーグチームでもそのような状態にあることを目の当たりにすることが多いです。

練習とは、本来かなり疲れるものであり、一回一回のプレイが自分のキャリアに大きな影響を与えるようなものであり、その練習一回でのミスが、自分の滞氷時間を大きく左右するものである、という認識が低いものであるような気がします。(僕の固定概念と言われたらそうかもしれませんが…)

多くの選手から「どうしたらうまくなれるか」といった系統の質問を受けることが多いですが、スキル系などの何か特別なことをやるよりも、普段の自分自身の練習において、取り組む姿勢や、要求、強度を高めることができるかに着目することが、より高いレベルに進むための近道だと僕は思います。

みんな、ポテンシャルは本当に高いです。だからこそ、その自分の中に持つ力を普段の練習から全て発揮することが当たり前になるような雰囲気が出てくると良いと心から感じます。

これを実現するためには、選手たちだけでなく、コーチが選手たちに対して設定するスタンダードを高めることも必要になります。

チーム全体として、どのようなビジョンを持ち、それを達成するためには一回一回の練習でどのようなパフォーマンスを発揮する必要があるのか、ということがある程度明確にしておくことで、自然と選手たちのマインドセットも変わるのではと思っています。

少し批判的な内容になってしまいましたが、練習に乗った時に率直に感じたことについて、正直に述べさせていただきました。

僕自身も、一回一回の練習に対する自分自身の気持ちをもう一度見直していきたいと感じました。

そしてこういった現状を、口にするだけでなく、実際にどのようにすればより良い方向に変えていけるかを、真剣に考えていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!