三浦 優希2021年10月08日 10:46
○1シーズンを戦い抜くということ
皆さんおはようございます!昨日、関東では大きな地震があったみたいですが、大丈夫だったでしょうか?かなり大きな揺れだったみたいですね。交通機関などにも影響があったかと思います。アメリカからは祈ることしか出来ませんが…皆さんやみなさんの周りの方々が無事でありますように🙏
さて今日は、「1シーズンを戦い抜く」ことをテーマにお話をしたいと思います。
アメリカやヨーロッパは、かなり若い年代から「シーズン制」を導入しています。アイスホッケーにおいて簡単に言えば、10月-翌年4月ごろまで試合を続ける、といったものです。
シーズン制と一発トーナメント制の是非についてはまた今度詳しく触れたいと思いますが(僕は断然シーズン制に賛成です)、今回は、そんなシーズン制について皆さんに色々と紹介していきたいと思います!
まず、年間の試合数についてですが、だいたい60-80試合ほどになります。僕がプレイしてきた例だと、
・チェコU20リーグは40試合ほど
・アメリカU20リーグは60試合ほど
・NCAA1部(アメリカ大学リーグ)は40試合ほど
になります。
そしてこれがプロレベルになると、1シーズン70-80試合ほどが基本となります。
NCAAが他の年代に比べて試合数が少ない理由は、大学生という立場上、勉学にしっかり励むべきであるという考えから、勉強のための時間を確保するためにも、試合数は比較的少なめになっています。
シーズンインは主に10月です。ここから、週2-3試合を4月ごろまで毎週こなしていくことになります。(ときどきクリスマスブレイクなども入りますが)
アイスホッケーは1試合60分ですが、その強度はかなり高いものです。運動量も多いし、ボディコンタクトもたくさんあるため、1試合終えただけでもかなり体にダメージがきます。それを、週3回繰り返すとなると、疲れはどんどん溜まっていくものです。
1シーズンを戦い抜くというのは、実はかなりハードなんですね。
アイスホッケー選手である以上、評価の対象となるとは、「どれだけポイント(ゴールとアシスト)を残しているか」というものがメインにはなるのですが、実は、そもそもどれだけの試合に出場したのか、言い換えれば、何試合出続けることができているのか、もその選手のタフさを伺える一つのヒントとなります。
結果が残せず悔しい想いになることはあるのですが、例えばシーズン全試合出場が成し遂げられたのであれば、それだけでもかなり評価されるべきことだなぁと僕は思っています。
ホッケーをやっていると、どこかのタイミングで必ず痛い思いをします。これはもう、不可避です。笑
パックが当たったり、敵のチェックを受けたりと、あちこち痛みます。むしろ、何の痛みもない状態で試合に臨める回数の方が少ないと思います。
だからこそ、1シーズンが終わったらしっかり休むことがとっても大切です。例えばNCAAでは、「シーズン終了後最低でも2週間は練習してはいけない」というルールがあります。うちのトレーナーも、「リンクにはしばらく来ないように!」とすら言っていました。このあたりは、毎日練習をすることが当たり前な日本とは違う感覚だなと思います。
精神的にも肉体的にも一度は氷から距離を置きリフレッシュすることがとても大切だと思います。僕も毎年そうしています。
僕は比較的、シーズン開幕事はコンディションが良いことが多いのですが、中盤から終盤にかけては体の状態が少し悪くなっていく感覚があります。
これはおそらく、シーズンの中で蓄積された疲れやダメージがパフォーマンスに影響を与えているものだと思いますが、これは僕自身が乗り越えたいと思っている課題の1つです。
ある程度は体にダメージが溜まっていく事は仕方ないことですが、どれだけ疲れをためないか、どれだけ早く回復できるか、は自分自身が1試合1試合高いレベルでプレイをする中では本当に必要な知識・取り組みとなります。だから、ケアは大事なんですね。
1シーズンを通して常に良い成績を収めている選手は、このケアの部分にもかなり気をつかっているのではないかと思います。1試合の疲れをできるだけ早くリリースし次の試合に備えて準備をすること。そしてそれを1シーズン(約半年以上)続けること。これこそがプロフェッショナルです。
僕も、今シーズンプロリーグでプレーできることになれば、今までで最も多くの試合数を経験することになります。ここで体がバテないよう、しっかりと自分のできるケアを積極的に取り組んでいきたいと思います。
試合数が多いことは、大変ですが、やっぱりとっても楽しいものです!シーズン開幕が楽しみです。
ちょこっと長くなってしまいごめんなさい!今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!(写真は試合後のアイシングの様子を撮ってもらった一枚です。この時パックが当たって痛かった!笑)
皆さんおはようございます!昨日、関東では大きな地震があったみたいですが、大丈夫だったでしょうか?かなり大きな揺れだったみたいですね。交通機関などにも影響があったかと思います。アメリカからは祈ることしか出来ませんが…皆さんやみなさんの周りの方々が無事でありますように🙏
さて今日は、「1シーズンを戦い抜く」ことをテーマにお話をしたいと思います。
アメリカやヨーロッパは、かなり若い年代から「シーズン制」を導入しています。アイスホッケーにおいて簡単に言えば、10月-翌年4月ごろまで試合を続ける、といったものです。
シーズン制と一発トーナメント制の是非についてはまた今度詳しく触れたいと思いますが(僕は断然シーズン制に賛成です)、今回は、そんなシーズン制について皆さんに色々と紹介していきたいと思います!
まず、年間の試合数についてですが、だいたい60-80試合ほどになります。僕がプレイしてきた例だと、
・チェコU20リーグは40試合ほど
・アメリカU20リーグは60試合ほど
・NCAA1部(アメリカ大学リーグ)は40試合ほど
になります。
そしてこれがプロレベルになると、1シーズン70-80試合ほどが基本となります。
NCAAが他の年代に比べて試合数が少ない理由は、大学生という立場上、勉学にしっかり励むべきであるという考えから、勉強のための時間を確保するためにも、試合数は比較的少なめになっています。
シーズンインは主に10月です。ここから、週2-3試合を4月ごろまで毎週こなしていくことになります。(ときどきクリスマスブレイクなども入りますが)
アイスホッケーは1試合60分ですが、その強度はかなり高いものです。運動量も多いし、ボディコンタクトもたくさんあるため、1試合終えただけでもかなり体にダメージがきます。それを、週3回繰り返すとなると、疲れはどんどん溜まっていくものです。
1シーズンを戦い抜くというのは、実はかなりハードなんですね。
アイスホッケー選手である以上、評価の対象となるとは、「どれだけポイント(ゴールとアシスト)を残しているか」というものがメインにはなるのですが、実は、そもそもどれだけの試合に出場したのか、言い換えれば、何試合出続けることができているのか、もその選手のタフさを伺える一つのヒントとなります。
結果が残せず悔しい想いになることはあるのですが、例えばシーズン全試合出場が成し遂げられたのであれば、それだけでもかなり評価されるべきことだなぁと僕は思っています。
ホッケーをやっていると、どこかのタイミングで必ず痛い思いをします。これはもう、不可避です。笑
パックが当たったり、敵のチェックを受けたりと、あちこち痛みます。むしろ、何の痛みもない状態で試合に臨める回数の方が少ないと思います。
だからこそ、1シーズンが終わったらしっかり休むことがとっても大切です。例えばNCAAでは、「シーズン終了後最低でも2週間は練習してはいけない」というルールがあります。うちのトレーナーも、「リンクにはしばらく来ないように!」とすら言っていました。このあたりは、毎日練習をすることが当たり前な日本とは違う感覚だなと思います。
精神的にも肉体的にも一度は氷から距離を置きリフレッシュすることがとても大切だと思います。僕も毎年そうしています。
僕は比較的、シーズン開幕事はコンディションが良いことが多いのですが、中盤から終盤にかけては体の状態が少し悪くなっていく感覚があります。
これはおそらく、シーズンの中で蓄積された疲れやダメージがパフォーマンスに影響を与えているものだと思いますが、これは僕自身が乗り越えたいと思っている課題の1つです。
ある程度は体にダメージが溜まっていく事は仕方ないことですが、どれだけ疲れをためないか、どれだけ早く回復できるか、は自分自身が1試合1試合高いレベルでプレイをする中では本当に必要な知識・取り組みとなります。だから、ケアは大事なんですね。
1シーズンを通して常に良い成績を収めている選手は、このケアの部分にもかなり気をつかっているのではないかと思います。1試合の疲れをできるだけ早くリリースし次の試合に備えて準備をすること。そしてそれを1シーズン(約半年以上)続けること。これこそがプロフェッショナルです。
僕も、今シーズンプロリーグでプレーできることになれば、今までで最も多くの試合数を経験することになります。ここで体がバテないよう、しっかりと自分のできるケアを積極的に取り組んでいきたいと思います。
試合数が多いことは、大変ですが、やっぱりとっても楽しいものです!シーズン開幕が楽しみです。
ちょこっと長くなってしまいごめんなさい!今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!(写真は試合後のアイシングの様子を撮ってもらった一枚です。この時パックが当たって痛かった!笑)