三浦 優希2021年10月05日 23:18
○最終手段を最初に取らない
みなさんこんばんは!今日も1日お疲れ様です!
今日はこの後2枠練習に乗れる機会があります!しっかり体動かしてきます💪🏼
さて今日は、あるところで目にした言葉について考えたいと思います。それは、「最終手段を最初に取らない」ということです。
これは、とある起業家の方のインタビューでたまたま目にした言葉だったのですが、実は最近感じていたこととマッチする部分が多かったことでした。
よく、ビジネスやスポーツにおいて「自分のやりたいことをやるために大学を中退した」という話を聞くことがあります。
僕自身も、早実を辞めてチェコに挑戦をした身ですので、自分の経験から、「私もこんなことが今したいのですが、学校を辞めてでもそこに行くべきでしょうか?」と相談されたりすることが多いです。
その時に僕がいつも伝えさせてもらう話があります。それは、僕は早実を高校2年生で辞めてチェコに行きましたが、その年だけは「休学扱い」にしていた、というものです。
これを言うとよく驚かれることがあるのですが、僕自身、チェコで「うちに残らないか」と声をかけてもらった時、「今すぐにでも学校を辞めてここに残る」くらいの覚悟を決めていました。
ただ、そこでアドバイスをくれたのが、学校の先生と母親でした。
学校の先生は「例えばもし、チェコに渡ってすぐに大怪我などをして、ホッケーがもうできないような状態になってしまった時、早実にまた戻れるように、いきなり退学ではなく、今年度だけ(高校2年)は休学扱いにしよう」というものでした。
当時の自分は、「戻る場所があるなんてカッコ悪い!退路を経って俺はいくんだ!」という風に考えていた節がありました。
ただ、周りの人のアドバイスもあり、実際にその年だけは休学扱いにしてもらい、新年度を迎えるタイミングで正式に早実を辞めるという運びになりました。
今思うと、素晴らしいアドバイスを頂けていたんだなぁ、と思います。
もちろん、当時の僕は覚悟を決めていたし、日本に戻る気など全くなかったし、何より「ダメだったらまた早実に戻ろう」というような思いは全く持っていませんでした。
ただそれは、アイスホッケーというものだけに視点が行きすぎていたなぁ、と今になっては思います。人生という長い目でみた時には、突然早実を辞めるというのはあまりにリスキーだったと思います。
ここに関しては、人によっていろんな考えがあると思います。
「逃げる場所を用意しているのは弱い」
と考える人もいるだろうし、
「何かあったときのために道は残しておく」
と考える人もいるかと思います。
僕自身も年齢を重ねるにつれて、前者から後者寄りの考えに移ってきているのかなぁ、と思います。
というより、こういった考えを持たなければ挑戦すること自体の時間が短くなっていくのではないか、と考えるようになりました。
僕は、「成長をするためにはリスクを取らなければいけない」と思っています。環境を変えることで人は大きく成長できます。それこそ僕自身が挑戦を重ねる中で見つけてきた哲学だし、そう言った場所に身を置くことこそ、想像もしないような新たな自分に出会えるチャンスとなります。
ただ、だからといってその一部分だけに全てを注ぎ込んでしまうのは、それはそれで危険なのかなぁ、と思います。
本人の覚悟とか考え方次第にはなるのですが、いくら自由で個人の意思が尊重されるような時代になってきたとしても、高校や大学を卒業することにはしっかりとした意味があると思います。
実際僕も、早実休学→退学したあとに、日本の通信制の高校に転校し、そこで高校をしっかりと卒業したおかげで、アメリカに来た時に大学に入ることができました。
もし早実をチェコに行ったタイミングで辞めっぱなしだったら、アメリカの大学でアイスホッケーはできていませんでした。
最終手段は、あくまで最終手段として残しておくこと。
選択肢は、できる限り多く持っておくこと。
こういった部分は、挑戦をする人ほど大切になるのかなぁ、と思っています。
もちろん、途中にも書いたように、挑戦の最中では、「この道に全てを賭ける!」くらいの気持ちでいいと思います。僕もそうです。
もしその道が絶たれる、となった時に、自分が取れるアクションを準備しておくことは、失敗が前提となるチャレンジャーとしては、必要な行為なのかなぁと思います。
今回、もし北米でアイスホッケーが続けられないとなったら、おそらく僕は、活動拠点をヨーロッパに移し、そこから上を目指すことになると思います。
それは今僕が描いているキャリアとは別のものになってしまうかもしれませんが、あくまで選択肢としての話です。
僕は、100%今回のトライアウトに合格する気でいるし、今シーズンヨーロッパに行くつもりは全くありません。そこの気持ちは、変わりません。でも、プロとしてチャレンジする以上は、そんな自分のキャリアを受け入れなければいけない可能性もあります。
話が少し逸れてしまいましたが、ここ最近多くの人が、自分の持ちうる全てを捨てて何かを始めようとする様子を見ることが多くなってきた気がしたので、ちょうどこのタイミングで目にした「最終手段を最初に取らない」という言葉について考えるきっかけとなりました。
また長くなってしまいました!笑
今日もありがとうございました!練習頑張ってきます!
みなさんこんばんは!今日も1日お疲れ様です!
今日はこの後2枠練習に乗れる機会があります!しっかり体動かしてきます💪🏼
さて今日は、あるところで目にした言葉について考えたいと思います。それは、「最終手段を最初に取らない」ということです。
これは、とある起業家の方のインタビューでたまたま目にした言葉だったのですが、実は最近感じていたこととマッチする部分が多かったことでした。
よく、ビジネスやスポーツにおいて「自分のやりたいことをやるために大学を中退した」という話を聞くことがあります。
僕自身も、早実を辞めてチェコに挑戦をした身ですので、自分の経験から、「私もこんなことが今したいのですが、学校を辞めてでもそこに行くべきでしょうか?」と相談されたりすることが多いです。
その時に僕がいつも伝えさせてもらう話があります。それは、僕は早実を高校2年生で辞めてチェコに行きましたが、その年だけは「休学扱い」にしていた、というものです。
これを言うとよく驚かれることがあるのですが、僕自身、チェコで「うちに残らないか」と声をかけてもらった時、「今すぐにでも学校を辞めてここに残る」くらいの覚悟を決めていました。
ただ、そこでアドバイスをくれたのが、学校の先生と母親でした。
学校の先生は「例えばもし、チェコに渡ってすぐに大怪我などをして、ホッケーがもうできないような状態になってしまった時、早実にまた戻れるように、いきなり退学ではなく、今年度だけ(高校2年)は休学扱いにしよう」というものでした。
当時の自分は、「戻る場所があるなんてカッコ悪い!退路を経って俺はいくんだ!」という風に考えていた節がありました。
ただ、周りの人のアドバイスもあり、実際にその年だけは休学扱いにしてもらい、新年度を迎えるタイミングで正式に早実を辞めるという運びになりました。
今思うと、素晴らしいアドバイスを頂けていたんだなぁ、と思います。
もちろん、当時の僕は覚悟を決めていたし、日本に戻る気など全くなかったし、何より「ダメだったらまた早実に戻ろう」というような思いは全く持っていませんでした。
ただそれは、アイスホッケーというものだけに視点が行きすぎていたなぁ、と今になっては思います。人生という長い目でみた時には、突然早実を辞めるというのはあまりにリスキーだったと思います。
ここに関しては、人によっていろんな考えがあると思います。
「逃げる場所を用意しているのは弱い」
と考える人もいるだろうし、
「何かあったときのために道は残しておく」
と考える人もいるかと思います。
僕自身も年齢を重ねるにつれて、前者から後者寄りの考えに移ってきているのかなぁ、と思います。
というより、こういった考えを持たなければ挑戦すること自体の時間が短くなっていくのではないか、と考えるようになりました。
僕は、「成長をするためにはリスクを取らなければいけない」と思っています。環境を変えることで人は大きく成長できます。それこそ僕自身が挑戦を重ねる中で見つけてきた哲学だし、そう言った場所に身を置くことこそ、想像もしないような新たな自分に出会えるチャンスとなります。
ただ、だからといってその一部分だけに全てを注ぎ込んでしまうのは、それはそれで危険なのかなぁ、と思います。
本人の覚悟とか考え方次第にはなるのですが、いくら自由で個人の意思が尊重されるような時代になってきたとしても、高校や大学を卒業することにはしっかりとした意味があると思います。
実際僕も、早実休学→退学したあとに、日本の通信制の高校に転校し、そこで高校をしっかりと卒業したおかげで、アメリカに来た時に大学に入ることができました。
もし早実をチェコに行ったタイミングで辞めっぱなしだったら、アメリカの大学でアイスホッケーはできていませんでした。
最終手段は、あくまで最終手段として残しておくこと。
選択肢は、できる限り多く持っておくこと。
こういった部分は、挑戦をする人ほど大切になるのかなぁ、と思っています。
もちろん、途中にも書いたように、挑戦の最中では、「この道に全てを賭ける!」くらいの気持ちでいいと思います。僕もそうです。
もしその道が絶たれる、となった時に、自分が取れるアクションを準備しておくことは、失敗が前提となるチャレンジャーとしては、必要な行為なのかなぁと思います。
今回、もし北米でアイスホッケーが続けられないとなったら、おそらく僕は、活動拠点をヨーロッパに移し、そこから上を目指すことになると思います。
それは今僕が描いているキャリアとは別のものになってしまうかもしれませんが、あくまで選択肢としての話です。
僕は、100%今回のトライアウトに合格する気でいるし、今シーズンヨーロッパに行くつもりは全くありません。そこの気持ちは、変わりません。でも、プロとしてチャレンジする以上は、そんな自分のキャリアを受け入れなければいけない可能性もあります。
話が少し逸れてしまいましたが、ここ最近多くの人が、自分の持ちうる全てを捨てて何かを始めようとする様子を見ることが多くなってきた気がしたので、ちょうどこのタイミングで目にした「最終手段を最初に取らない」という言葉について考えるきっかけとなりました。
また長くなってしまいました!笑
今日もありがとうございました!練習頑張ってきます!