三浦 優希2021年09月13日 23:51
○「みんな足が速くなりたいとはいうけど、走りが上手くなりたいとは誰も言わない」

皆さんこんにちは!今日もお疲れ様です!
僕はさっき練習を終えて帰ってきたところです。今日も氷に乗って良い時間を過ごすことができました。ウエイトもお昼頃にやったので充実した1日でした。

さて、今日は、とある知り合いの方から聞いたお話をシェアしたいと思います。

実は僕は、2年前の夏に、株式会社ユーフォリアという会社で夏季インターンをさせていただいていました。そこでは、インターン同期生が10人近くいたのですが、スポーツ色の強い社風からか、多くの現役アスリート/元アスリートの人たちが集まっていました。

その中に、東田旺洋(あきひろ)君という陸上選手がいたのですが、実はこの方、インカレにて陸上100mで優勝していたり、全日本選手権であの桐生選手や山縣選手たちとも当たり前に走っているスーパーなアスリートなんです。

陸上の五輪予選があったとき、このフィナンシェのトークルームの方でもちらっと紹介させてもらった選手です。

年齢は彼の方が少し上なのですが、同期インターン生ということもあって、色々仲良くお話させてもらっていました。社内でもあっきーと呼ばれ、面倒見のいいお兄ちゃんのような存在でした。

さて、そんなダントツで足が速いあっきーが社内にいるとなると、みんなこぞってこのように聞きます。

「どうやったら足そんな速くなるの?」


ただ、ここであっきーが言った答えが、僕にとってはとても印象的でした。

「みんな足が速くなりたいとはいうんですけど、走りが上手くなりたいとは誰も言わないんですよね。」

と言ったんです。

これ、僕にとっては結構衝撃的な答えでした。

というのも、「走る」という、言ってしまえば誰にとっても身近な行為において、「速くなりたい」と思ったことはあっても、「走りが上手くなりたい」とは考えたことがなかったからです。

「足が速くなるためにどうするか」ではなく、
「上手く走るためには何が必要か」というのは似たようで全く別物の答えだと僕は思いました。

もちろん、陸上競技ですから、タイムを縮めることが何よりの目的になるとは思うのですが、ただ、国内のトップ選手の1人である彼が「足が速くなる」ことではなく、「上手くなるために」という点を大切にしていることに、僕は感動しました。非常に、アスリート的視点だと感じました。

僕は陸上のことについては素人ですが、きっと、「上手く走ること」こそが、結果的に「速く走る」ことにつながるのだと思います。

確かに僕も、アイスホッケーを全くやったことのない人たちから、「どうやったらスケートできるようになるの?」と聞かれることはあっても「スケート上手くなるにはどうすればいいの?」と聞かれることはほとんどないかもしれません。(当然と言えば当然ですが)

もしかしたら、できるようになることを目的にするのではなく、上手くなることを目的に設定することで、もっと伸びしろは増えていくのかも、と気づきを与えてもらった瞬間でした。

皆さんも、もしこれから陸上短距離を目にする
機会があったらぜひ東田選手(あっきー)のことを応援していただけると嬉しいです💪🏼

https://www.google.com/amp/s/4years.asahi.com/amp/article/12709731


↑優勝してるのがあっきーです!笑