三浦 優希2021年09月11日 23:45
○「コーチ」という言葉の由来


皆さんこんばんは!明日は日曜日ですね!皆さんがゆったり楽しく過ごせますように🙏

さて今日は、ある方の話を聞いた中で印象的だったことについてお話します。

実は今日、天理大学ラグビー部監督の小松節夫さんのお話(オンライン)を聴かせていただく機会がありました。

天理大学ラグビー部は、今年、1925年の創部以来初めて日本一となりました。その立役者である小松監督が人材育成やチーム作りに関して語った中に、「コーチ」という言葉の語源がありました。

「コーチ」は、ハンガリーの町「Kocs(コチ)」が由来となっており、馬車が人や物を目的地へ運ぶことから、次第に「コーチ」という言葉自体が、「大事な人や物を運ぶ」「目的地に運ぶ」といった意味をもつようになったそうです。

指導者は「学習者を運ぶ道具」と比喩されたことから、馬車を意味する「コーチ」が学業やスポーツの指導者を意味するようになったとも言われているそうです。

小松監督は、「学生たちを運んであげるのが仕事」と捉えており、また、「コーチは車のようなものだ」とも仰っていました。ハンドルを握りアクセルを踏み、時にはブレーキも使いながら、後ろに乗っている学生たちを運ぶ前輪駆動のイメージだったそうです。

ただ、優勝を成し遂げた今年に関してはその感覚が少し違ったそうです。この1年間は、後輪駆動のように、学生たちが自主性を持ってどんどん後ろから押されていく感覚があった、と言っていました。

この視点は非常に面白いです。

コーチングとは何か、を考える良いきっかけにもなるし、その上で、ただコーチに引っ張られるだけではなく、いつしか選手たちが自主性共にチームという車を押していく。

これは、まさしく組織の理想の形なのかもしれません。

世の中にはいろいろなコーチがいるし、さまざまな指導方法があります。それがフィットする選手もいれば、全く気に入らない選手も存在します。

天理大学がラグビーで日本一を取るということは、大番狂わせだったそうです。そんなチームが出来上がった背景には、強烈なチームカルチャーが存在したのでしょう。

そして、そのきっかけを作ったのが、小松監督だったのだと思います。

コーチングの語源を知ることは、その言葉の本質を捉えることに繋がると感じました。「教える」ではなく、「目的地まで連れていく」というのが良いですよね。自分が何かを人に伝える際にも、この感覚は持ち続けたいと強く感じました。

コーチングとティーチングの違いについてなんかも、この話をきっかけに深掘りできそうです!

このような新たな発見があるから、人からお話を聞くことはやめられません!とっても楽しいです。

今回聞いた話の中には、このほかにもたくさん面白い内容があったのでまた別の投稿でシェアさせてもらえればと思います!

今日もありがとうございました☺️


写真:ラグビーリパブリック より