三浦 優希2021年09月04日 11:05
○質問にお答えします
みなさんこんにちは!ジメジメした日が続きますね☂️
さて今日は、この前いただいたmashさんからの質問にお答えしたいと思います!
これからも、みなさんからいただいた質問には積極的にお答えしていきたいと思っているので、遠慮なくなんでも聞いてください!質問していただき、その答えを考えることも、僕自身の学びにも繋がります👏🏻
以下、いただいた質問です。
「三浦選手が苦労せずにできたことなどを教えるときが一番難しいと思いますが(教える方は何も考えずにできるから、なぜできないかが分からないので)、どんな工夫されてますか?」
とっても良い質問、ありがとうございます!
この、「自分にとっては楽に出来たことを、人に教えるにはどうしたら良いか」というのは、僕自身も日々考えさせられている問いです。
というのも、僕は比較的に初心者のアイスホッケー選手の方から質問を頂いたり、練習をしたりすることも多いので、単純に「どうやったら〜はできるようになりますか?」というクエスチョンは受けることが多いです。
この時に、ただ自分が普段やっている感覚を伝えたとしても、それは相手にとっては良いアドバイスにはならないかもしれません。
僕は、相手に教える際、これらのポイントを意識しています。
1. 動作をなるべく細かく分解して説明する
2. オノマトペの使用タイミングを考える
3. 例えやイメージを積極的に用いる
4. 感覚はあくまで「僕個人の感覚」として捉えてもらう
というものです。全部を一気に説明すると長くなってしまいそうなので、今日は1と2を説明させていただきます。3と4については次の投稿でお話しします👏🏻
まず、「動作を分解して説明する」というもの。これは読んで字のごとく、一つの動きをいくつかのパートに分けながら言語化していくことです。例えば、横向きのシュートを打つ時であれば、「パックを引いて体重を乗せて腕を振って打つんだよ」というのではなく、「最初にパックを後ろ足側に引く。その時に右足に体重を乗せて、そこから今度はパックを左に運ぶと同時に体重も左足に移動させる。その時にトップハンド(上の手)を大きく前に出すことで、スティックと体に隙間を作る。移動させてきた体重とその勢いを使って、ボトムハンド(下の手)を前に押し、トップハンド(上の手)を引くことで、シュートが放たれる。」
といった具合に、一度細かく動作の順番を確認し合うことが大事なのではないかと思っています。もちろん、細かくしすぎても、混乱を招いてしまうことになるので、適度に分解してあげることが大事だと思います。
続いて「オノマトペの使用タイミング」についてですが、これも、わかりやすく伝えるために意識していることの一つです。例えばシュートの時、「そこでバーンと打つ!」と言っても、それは人によって捉え方が違うものです。
その代わりに、「腰を回転させながらスティックを思い切り振り切るんだよ」と言ったりします。
ただ、ここで僕が、「オノマトペを使わない」ではなく「使用タイミングを考える」と言っているのには訳があります。なぜなら、オノマトペを使うことで、感覚がより分かりやすく得られる時もあるからです。
僕の専属スケーティングコーチは、これがとっても上手でした。その方はフィギュアコーチでしたが、僕に一通りの動作を教え、それを実際に僕がやって、まだ動作がぎこちない時、「もっと膝をフワフワ使ってみよう」と言ったりします。先生のこのアドバイスを聞いてから、同じことをやると、今度はうまく出来た、なんてこともたくさんありました。
オノマトペ一辺倒になるのではなく、あくまでサブアイテムとして使っていくというのが良いかと思います。
ということで!次の投稿では、「例えやイメージを積極的に用いること」や「僕個人の感覚として捉えてもらうこと」について深掘りしたいと思います!
ありがとうございました💪🏼☺️(写真は去年のチームポスターです。映っているのは同期のみんなです)
みなさんこんにちは!ジメジメした日が続きますね☂️
さて今日は、この前いただいたmashさんからの質問にお答えしたいと思います!
これからも、みなさんからいただいた質問には積極的にお答えしていきたいと思っているので、遠慮なくなんでも聞いてください!質問していただき、その答えを考えることも、僕自身の学びにも繋がります👏🏻
以下、いただいた質問です。
「三浦選手が苦労せずにできたことなどを教えるときが一番難しいと思いますが(教える方は何も考えずにできるから、なぜできないかが分からないので)、どんな工夫されてますか?」
とっても良い質問、ありがとうございます!
この、「自分にとっては楽に出来たことを、人に教えるにはどうしたら良いか」というのは、僕自身も日々考えさせられている問いです。
というのも、僕は比較的に初心者のアイスホッケー選手の方から質問を頂いたり、練習をしたりすることも多いので、単純に「どうやったら〜はできるようになりますか?」というクエスチョンは受けることが多いです。
この時に、ただ自分が普段やっている感覚を伝えたとしても、それは相手にとっては良いアドバイスにはならないかもしれません。
僕は、相手に教える際、これらのポイントを意識しています。
1. 動作をなるべく細かく分解して説明する
2. オノマトペの使用タイミングを考える
3. 例えやイメージを積極的に用いる
4. 感覚はあくまで「僕個人の感覚」として捉えてもらう
というものです。全部を一気に説明すると長くなってしまいそうなので、今日は1と2を説明させていただきます。3と4については次の投稿でお話しします👏🏻
まず、「動作を分解して説明する」というもの。これは読んで字のごとく、一つの動きをいくつかのパートに分けながら言語化していくことです。例えば、横向きのシュートを打つ時であれば、「パックを引いて体重を乗せて腕を振って打つんだよ」というのではなく、「最初にパックを後ろ足側に引く。その時に右足に体重を乗せて、そこから今度はパックを左に運ぶと同時に体重も左足に移動させる。その時にトップハンド(上の手)を大きく前に出すことで、スティックと体に隙間を作る。移動させてきた体重とその勢いを使って、ボトムハンド(下の手)を前に押し、トップハンド(上の手)を引くことで、シュートが放たれる。」
といった具合に、一度細かく動作の順番を確認し合うことが大事なのではないかと思っています。もちろん、細かくしすぎても、混乱を招いてしまうことになるので、適度に分解してあげることが大事だと思います。
続いて「オノマトペの使用タイミング」についてですが、これも、わかりやすく伝えるために意識していることの一つです。例えばシュートの時、「そこでバーンと打つ!」と言っても、それは人によって捉え方が違うものです。
その代わりに、「腰を回転させながらスティックを思い切り振り切るんだよ」と言ったりします。
ただ、ここで僕が、「オノマトペを使わない」ではなく「使用タイミングを考える」と言っているのには訳があります。なぜなら、オノマトペを使うことで、感覚がより分かりやすく得られる時もあるからです。
僕の専属スケーティングコーチは、これがとっても上手でした。その方はフィギュアコーチでしたが、僕に一通りの動作を教え、それを実際に僕がやって、まだ動作がぎこちない時、「もっと膝をフワフワ使ってみよう」と言ったりします。先生のこのアドバイスを聞いてから、同じことをやると、今度はうまく出来た、なんてこともたくさんありました。
オノマトペ一辺倒になるのではなく、あくまでサブアイテムとして使っていくというのが良いかと思います。
ということで!次の投稿では、「例えやイメージを積極的に用いること」や「僕個人の感覚として捉えてもらうこと」について深掘りしたいと思います!
ありがとうございました💪🏼☺️(写真は去年のチームポスターです。映っているのは同期のみんなです)