三浦 優希2021年08月30日 23:46
○弟のような存在の後輩について



みなさんこんばんは!今日も1日お疲れ様でした!

今日は、僕の後輩についてお話をしたいと思います。彼の名前は桶川裕矢(おけがわ ゆうや)くんといって、年齢は僕の一個下で、現在チェコのセミプロリーグでホッケーを続けている選手です。

彼と出会ったのは、僕が17歳でチェコに初めて渡った時でした。

彼は、僕が行く前からすでにチェコに行っており、同じ下宿先ということで、滞在しちゃ2年半近くは毎日、同じ屋根の下で一緒に生活していました。

年齢こそ下ですが、チェコ語も流暢に話せた彼は、留学中の僕をたくさん助けてくれました。

本当に、兄弟のような関係だったかと思います。今でも、日本に帰ってくるタイミングが一緒であればご飯に行ったり、共に練習したりもします。

さて、そんな彼から数日前に連絡がありました。

彼は、夏のトレーニングを日本で過ごし、かなり良いコンディションでチェコに渡りました。(すこーし前に盛岡で僕が参加していた基礎トレーニングキャンプに彼も参加していました)

ただ、チェコに渡り、シーズンが始まってすぐに、悲劇が彼を襲います。

試合中に激しいチェックを受け、彼は肩を脱臼し、診察の結果、「肩鎖関節脱臼タイプ3」(肩の靭帯が断裂、鎖骨が外れる)となり、手術す をすることになったそうです。

氷上に戻れるようになるまでは、最低でも4ヶ月近くかかるそうです。

アイスホッケー選手として、この時期はシーズン開幕直後であり、そんな状況でこのような大怪我をすることは、かなりショックが大きかったはずです。

僕自身も、同じ肩を怪我したわけですが、彼の方がよっぽど大変なはずです。

昨日、彼と2時間近く電話をしたのですが、彼は元気にしていました。ちょうど3日後くらいに手術があるようなのですが、怖がりつつも、前向きに物事を捉えていました。

そんな彼の姿に、僕も大きく励まされました。

大怪我をした時になによりも大事になるのは、「怪我をした本人がどのようなマインドセットでいられるか」だと思っています。

たくさんの準備を積んできて、昨シーズンコロナ禍でほとんどホッケーが出来なくて、ようやく今シーズン試合に出ることができて、そんな中での、いきなりの怪我です。

決して簡単に乗り越えられるようなものではないと思います。

それでも、彼は前を向いています。手術を受け入れ、そして、今シーズン中の復帰を目指しています。

そんな彼の姿を見て、僕も前を向き続けなければと強く感じました。どんな環境であれ、チャレンジを続ける人は、カッコいいです。

皆さん、不躾なお願いになりますが、どうか、桶川選手のことも応援していただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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