三浦 優希2021年07月17日 20:31
○山梨にて子どもたちにホッケーを教えてきました

皆さんこんにちは!

昨日盛岡のキャンプから帰宅した私ですが、今日は山梨の方で地元の子どもたちとホッケーをしてきました。

僕の小中学生の時の先輩でU20日本代表でもチームメイトだった方が山梨出身であり、「日本にいる間にぜひ優希に地元の子どもたちをみて欲しい」と言われていたことがきっかけで、今回のミニスクールが実現しました。

本来であれば氷の上で練習することができればベストでしたが、リンク枠が取れず、近くの大きな公園での陸上トレーニング&子どもたちとのディスカッションとなりました。

元々、「日程的に参加できるのが6人くらいしかいないかも」ということは聞いていたのですが、僕にとって人数が多いかどうかは重要ではなく、むしろ、6人の子どもたちの「上手くなりたい」という想いに応えたいとの一心で、参加させていただくことを決めました。

練習では、体の使い方や、床や壁を使った一人でもできるエクササイズを行い、その後スティックとパックを使ってハンドリング(ドリブル)の練習をしました。最後に3-3のような形でゲームを行いましたが、これがとっても盛り上がり、みんな最後まで楽しんで練習を続けてくれました!

また、その後、みんなで椅子に座ってゆっくりお話しする時間を設けました。今回、子どもたちにとっても伝えたかったことが僕にはありました。

それは、「自分が今いる場所を悲観的に思わないで」ということでした。

ホッケータウンの北海道や、都心の東京に比べて、山梨は国内では決してアイスホッケーの盛んな街ではありません。そこでプレイしている彼らは、「俺は山梨出身だし…」という固定概念を持っている子が少なくありません。「東京とか北海道の選手の方が上手い」と感じてしまっている子が多いです。

そんな子達に対して、「プレイする場所や自分が今いる場所は関係ない!自分が信念を持ってプレイし続ければ、道は開けるよ。みんながチャンスを持っているんだよ」という話をさせていただきました。

僕自身、日本から海外に行った時「そこにホッケーなんてあるの?」という反応をされることもありましたが、その度に、「育った場所なんて関係ない。自分が今ここでも通用することを証明してやる」という強い思いを持っていました。

そうして、自分の新たな居場所を築き上げてきました。

今日一緒にホッケーをした子どもたちは、全員がプロ選手になることを望んでいるわけではないと思います。だからこそ、ホッケーに限らず、これからみんながやりたいことを見つけた時に、どのように夢を達成するために頑張り続けられるかをメインに話してきました。

特に、うまくいかない経験をした時こそ、自分を支え続けてくれる信念を心に持っておくことの必要性を、自分の言葉で伝えてきました。

子どもたちがどのように受け取ってくれたかはわかりませんが、少しでもメッセージが届いていたらと思います。

今回、純粋にパックを追い続ける子どもたちと触れ合い、改めて、「僕はもっともっと上にいかないといけないな」という強い思いを抱きました。

彼らにとっての目標となり、上を目指して戦う姿を見せ続けることで、「目標を追うことの楽しさ」を伝えていきたいと思います。

ということで、甲府駅まえにあった武田信玄像と一緒に。想像以上にデカかった!