三浦 優希2021年06月26日 12:42
○普段の練習で意識していること

皆さんおはようございます!(もうこんにちはの時間ですね)

今日は、僕が普段の練習で意識していることについてお話したいと思います。

基本的に、アイスホッケーはその競技柄、氷上にいる時にしか本格的な練習はできません。氷に乗れる時間は大変貴重なものです。ましてや、このコロナ禍においては、数少ない一回一回の練習時間をどのように過ごすかで、全体のパフォーマンスや練習の質に大きく影響してくると思います。

まず、僕がいつも氷に乗る時に意識していることは、「その練習のテーマを決める」ということです。

例えば「今日の練習では敵がいることを想定して、少し遠くからでもシュートを打とう」とか、「パックを持ってからの加速を意識しよう」といった感じで、この限られた練習時間の中で何を自分が求めるのかを、はっきりさせます。

ただ氷に乗って汗をかき、「あー今日もいい練習だった」という気持ちで終わってしまうのは、充実感こそあれど、そのメンタリティは「楽しむためのアイスホッケー」という範疇に収まってしまうのではないかと思っています。

僕の場合は、楽しくことはもちろん大切ですが、トップを目指す以上、「上手くなること」が何より求められることなので、常に目的を明確に保ち、各練習で目標を設定して、その目標をクリアするために一回一回全力を尽くすことを心がけています。

自分の思い通りにプレイすることができたら目標のレベルをさらに高く設定するし、できなかったらそれがクリアできるまでやり続ける感じです。


この心がけは、特にオフシーズン(日本にいる時)に強く持つことが多いです。オンシーズン(アメリカにいる時)は、何よりの目標が、「チーム内でレギュラーを取るために練習で最大限のパフォーマンスを発揮すること」になるので、どちらかと言うと細部に目を向けられるのはオフシーズンとなる今の時期だったりします。

ここだけの話を書くと、やっぱり、日本に戻ってきている時は練習相手のレベルは少し低くなります。これは「俺が上手いから」なんて言いたいわけでは決してなく、単純な選手層の厚さやリーグのレベルと比べた時の話です。どうしても、普段アメリカで戦っている選手たちと、国内で練習をさせていただく社会人の方や学生の方では、実力に差が出てきます。

だからこそ、自分の今いる環境を言い訳にしてはいけないと思っています。「周りがこれくらいのレベルだから〜」とかは関係なく、自分にできることを常に追い求めて、自分との勝負に勝つこと。それが大切だと思っています。

日本で練習できるのは残り2ヶ月弱といったところでしょうか。新シーズに向けて、自分のできる最高の準備を続けたいと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました☺️