卯内里奈2024年12月21日 16:52
12歳で活動をはじめ、トントン拍子であらゆることが進み、その当時は自分で仕事を得るために必死にならなくても、事務所の方々が次々と大きな仕事を持ってきてくださっていました。それが最初なのでこれが当たり前だと思っていました。仕事だけでなく、いろんなサポートもしてくださっていました。当時、月間スケジュールを紙でもらっていたのですが、ビッチリ仕事だらけで今思い出してもワクワクします。

 そんな状態が当たり前だと舐め腐って大人になった私は21歳から地元の神戸を中心にソロで活動を開始するのですが、はじめは再スタートだからと過去のことも隠し、名前もRinanaに変えて始めました。人に知ってもらわないと!と始めた路上ライブ。毎週土曜日にすると決めたけど、毎週腹痛になるほど緊張していました。そして当たり前に誰一人として足を止めることができない日々でした。路上で写真販売をしている方に急に怒鳴られ、泣きながら路上ライブをした日もあります。意地でもやめなかったけど。笑
 
 こちらから流れていく人たちを見てると世界が冷たく見えました。お前が魅力無いからだよ!は一旦置いといてください。なぜそう見えたかというと、ライブをすればたくさんの人が来てくれて当たり前、「来てください!聞いてください!」って必死に言わなくても、事務所が宣伝してくれる、それを最初に味わってしまっていたので、完全に自惚れていたのです。その時、初めて事務所の有り難みを痛感しました。

 冷たく見えている世界で少しの時間でも足を止めてくださる方がいると神様のように思えました。誰か一人の興味を引き、足を止めてもらう難しさと有り難み。作る曲の内容や曲調、ファッション、曲の合間のトーク、看板の書き方と置き方。セルフプロデュースやマーケティングも勉強しました。そうして、少しずつ知ってくださる方が増えていき、一人でも多くライブに駆けつけてもらい盛り上がってるように見えれば尚の事ご新規の方が足を止めてくれるということをわかった上で、無理してでも時間とお金と労力を使い、応援してくださったRinana組に支えられてきました。

 お一人お一人の応援の気持ちがうねりになり、連鎖していくのを体感しました。
それに、その時だってライブ出演やラジオ出演、色々オファーくださったり、フェスを開催したり出来るよう動いてくださった方がいたので、全然自分だけの力で活動していたわけではないです。

 現在は役者として、東京を拠点に行動していますが変わらず応援してくだる皆様に背中を押していただく日々です。あの頃感じた、仕事をいただけるという有り難みも、応援してもらえるという奇跡も、忘れず大切に、これからも着実に前に進んでいきたいと思います。
 今も、本当に人とのご縁に幸せだな〜と思うことだらけです。そんな人たちに嬉しい報告をたくさんしたい。

 映画「クリエはなぜ死んだか」のクラウドファンディングでまた、みなさんに応援をお願いしております。私が今出来る恩返しは、いいものを作れるよう、とにかく目の前の事を全力で挑む事しかできません。それが恩返しになるのかは微妙なところですが。。
ここからもっと飛躍して、まあ恥を捨てて言ってしまえば、卯内が売れることで出来る恩返しはある気がしているし、はっきりそう期待してくれる方々がいて、そんな期待も嬉しいです。

かっこつけていろいろ言ってるけど、本当、そこしかないよなーーーーーーーーーーー。

って分かってます。

クラウドファンディング終了まで、あと4日。 
こんな卯内ですが、どうかお力を貸していただけませんか。
よろしくお願いいたします。

クラファンページ

http://ubgoe.com/projects/817