千代絢子2019年05月29日 22:30
皆様はじめまして。
千代絢子と申します。



私は幼い頃からお芝居が大好きで、小学校、中学校時代は図書室で絵本や小説を借りてきては家で一人朗読劇をしたりしていました。
毎日誰に聞かせるわけでも見せるわけでもなく、ただただ楽しくて仕方がなくて、皆さんが好きなゲームに熱中するような感覚でひたすら。

そして高校生になる頃、私を渦中に身の回りに大きな変化がありました。
君は夢を諦めるしかないとまで言われました。
その時私はまだ15歳の中学3年生。
周りの大人にそう言われてしまってはもう諦めるしかないんだと、そこで諦めました。

しかし、そこから約2ヶ月間。
詳しくは言えないので伏せますが、返事や挨拶以外の必要最低限以上声を出してはいけない環境に身を置きました。
毎日歌を歌ったり、誰に見せるわけではないもののお芝居をしていた私には地獄のような場所でした。

そこで過ごし気付いたのは、声を使うこと、お芝居をするという事は私の人生には必要不可欠な欲求になっているという事です。

声を使うことを制限された事で、私の気持ちは以前より一層強くなってしまったのです。

そして、父に無理を承知の上で「専門学校で演技を学びたい」と言いました。

すると父は否定の言葉もなく「お前がやりたいならやりなさい。俺にはサポートしかできないけど、ずっと応援する。」
そう言ってくれ、専門学校に通うことになりました。
本当に感謝してもしきれません。

専門学校で約2年間学んだ後、現在所属している事務所に所属することになり、大阪から一人上京することになりました。
そして今は声優を目指しレッスンを重ねながらアイドル活動をしています。


私が目指す声優というものは、何よりも自分以外の人に認めてもらえた時、初めて声優になれると思っています。
認めてもらうにはいろいろな要素があるでしょう。

私は役者にとって一番大切なことはいかに人の心を揺さぶることができるかだと思っています。
それは見ている人を含め、相手役の役者、台本の書き手、作品に携わる関係者、全ての人です。

もっともっと自分の演技を深め、幅を広げるためにも、自ら作家活動にも身を入れていきたいと思っています。


長くなってしまいましたが結論としては、私は逆境を自分の強みに変えていく力があります。
夢を支えてくれた父や、辛いときに頭を撫でてくれた友人の為、そして何よりも自分の為に、必ず夢を叶えます。

まだまだ若く、経験も少ない私ですが、この先また沢山のことを吸収しながら一歩づつ確実に歩んでいきますので、共に歩いていただけたらと思います。
よろしくお願い致します。