太田祐也
2024年01月29日 22:26はじめまして!瀬戸内醸造所の太田です!
この度は、プロジェクトにご興味をいただき誠にありがとうございます!以下、私のプロジェクトへの想いを記載させていただきます。長文で失礼します!
地方創生に関わるようになって今年で15年目です。実は地方創生に関わるようになったのは、祖父の遺言からです。
祖父は、三原市の職員でした。とても人望のある人で地域のことを本当に考えている人でした。私が中学生の時に亡くなったのですが、その時に遺された言葉が「地元のためになることをやりなさい」でした。
まだその時は何をどのようにして良いかがわからず、東京の大学へ行って日本で一番の街を知ってから地元への貢献をしようと思ったのを今でも覚えています。
あれから30年近くが経ち、私は故郷の広島に帰ってワイナリーの立ち上げをすることになりました。
色々な地域の観光戦略や地域ブランドづくりに関わらせていただきましたが、どこに行っても一次産業が大変な状況でした。せっかくの良い食文化があっても、作る人が減ってしまって作ることができない…。そんなことを目の当たりにしてきました。
一方で、旅行者へ旅行の目的を聞くと、「地域の食を楽しみたい」というのが上位にきます。
一次産業は儲からなくて、大変だから継ぎ手がいなくなってしまう一方で、旅行者は地域の食を楽しみたい。このギャップを埋めることができれば、地域はもっと豊かになるのではないかと思うようになりました。
じゃあ、自分だったらなにができるだろう?と思いながら日々を過ごしていました。
そんな中、友人たちとしまなみ街道を自転車で渡ろうということになり、無心で自転車を漕いでいる時に「この島一つ一つにお酒があって、郷土の食材とのペアリングができたら面白いのではないか?」との想いが浮かびました。
思い立ったら真っ直ぐ突き進む性分なもので、地域資源を改めて見直し、自分でできるお酒作りを考えました。
瀬戸内はブドウの産地であること。友人にブルゴーニュで修行した醸造家がいたこと。それらの条件からワインを作ろう!と想いが到りました。
ワインは世界の共通言語の一つだと私は思っています。テロワールを表現する良いお酒ができれば、その土地の農業力の高さの証明にもなる。
そして、畑が変われば味が変わるとワインは言われています。様々な産地と連携してワインをつくることができれば、それぞれの土地のテロワールを楽しむことができ、ワインを飲むだけで瀬戸内を旅することができると思うようになりました。ありがたいことに、今では9地点の生産者の方々とお付き合いをさせていただくまでに到りました。
2018年に、三原のベリーAを使ってスパークリングワインをつくったのが、つい昨日のような感じがします。その時のワインは大切に取ってあり、毎年ちょっとずつ開けて楽しんでいます。
ACE(エース)と名付けたそのワインは、年を経るごとに美味しくなっていきました。
美味しいワインを作るためには、良いブドウを使うこと。長期の熟成もこのブドウでだったらできる!そう思うようになりました。
今回のプロジェクトは、ただ美味しいワインをつくるということではなく、地域の農業力の凄さ、そして素晴らしさを伝える取り組みでもあります。
瀬戸内の一次産業を次の世代に継承する。それを皆さんと一緒に取り組み、盛り上げていく。今からワクワクが止まりません。
みなさん、一緒に盛り上がっていきましょう!
よろしくお願い致します!
この度は、プロジェクトにご興味をいただき誠にありがとうございます!以下、私のプロジェクトへの想いを記載させていただきます。長文で失礼します!
地方創生に関わるようになって今年で15年目です。実は地方創生に関わるようになったのは、祖父の遺言からです。
祖父は、三原市の職員でした。とても人望のある人で地域のことを本当に考えている人でした。私が中学生の時に亡くなったのですが、その時に遺された言葉が「地元のためになることをやりなさい」でした。
まだその時は何をどのようにして良いかがわからず、東京の大学へ行って日本で一番の街を知ってから地元への貢献をしようと思ったのを今でも覚えています。
あれから30年近くが経ち、私は故郷の広島に帰ってワイナリーの立ち上げをすることになりました。
色々な地域の観光戦略や地域ブランドづくりに関わらせていただきましたが、どこに行っても一次産業が大変な状況でした。せっかくの良い食文化があっても、作る人が減ってしまって作ることができない…。そんなことを目の当たりにしてきました。
一方で、旅行者へ旅行の目的を聞くと、「地域の食を楽しみたい」というのが上位にきます。
一次産業は儲からなくて、大変だから継ぎ手がいなくなってしまう一方で、旅行者は地域の食を楽しみたい。このギャップを埋めることができれば、地域はもっと豊かになるのではないかと思うようになりました。
じゃあ、自分だったらなにができるだろう?と思いながら日々を過ごしていました。
そんな中、友人たちとしまなみ街道を自転車で渡ろうということになり、無心で自転車を漕いでいる時に「この島一つ一つにお酒があって、郷土の食材とのペアリングができたら面白いのではないか?」との想いが浮かびました。
思い立ったら真っ直ぐ突き進む性分なもので、地域資源を改めて見直し、自分でできるお酒作りを考えました。
瀬戸内はブドウの産地であること。友人にブルゴーニュで修行した醸造家がいたこと。それらの条件からワインを作ろう!と想いが到りました。
ワインは世界の共通言語の一つだと私は思っています。テロワールを表現する良いお酒ができれば、その土地の農業力の高さの証明にもなる。
そして、畑が変われば味が変わるとワインは言われています。様々な産地と連携してワインをつくることができれば、それぞれの土地のテロワールを楽しむことができ、ワインを飲むだけで瀬戸内を旅することができると思うようになりました。ありがたいことに、今では9地点の生産者の方々とお付き合いをさせていただくまでに到りました。
2018年に、三原のベリーAを使ってスパークリングワインをつくったのが、つい昨日のような感じがします。その時のワインは大切に取ってあり、毎年ちょっとずつ開けて楽しんでいます。
ACE(エース)と名付けたそのワインは、年を経るごとに美味しくなっていきました。
美味しいワインを作るためには、良いブドウを使うこと。長期の熟成もこのブドウでだったらできる!そう思うようになりました。
今回のプロジェクトは、ただ美味しいワインをつくるということではなく、地域の農業力の凄さ、そして素晴らしさを伝える取り組みでもあります。
瀬戸内の一次産業を次の世代に継承する。それを皆さんと一緒に取り組み、盛り上げていく。今からワクワクが止まりません。
みなさん、一緒に盛り上がっていきましょう!
よろしくお願い致します!