moriyatch 森谷雄
2022年03月04日 21:34
「スーパーサピエンス新プロジェクト発表から一夜明けて」

子供の頃、テレビに映る俳優に憧れた。どうやったらなれるのか?必死で調べた。
新聞のテレビ欄にあった児童劇団のオーディション広告が目に止まり、こっそりと応募した。
合格通知が来た!そこで初めて母に報告した。
母が言った「凄いじゃん!でも、あんたどうやって東京通うの?」田舎町にいた僕が東京のレッスンに通うのはかなりの電車賃が必要になる。
そこで一回、夢は途絶えた。
高校生の頃、映画研究部の部費を全部注ぎ込んで、自分が主演の映画を撮った。これが名古屋のコンテストで賞を取って、その気になった僕の夢は、映画監督に変わった。
大学の映画学科を卒業する時、日本映画はどん底だった。映画監督になる道も途絶えた。
役者にも映画監督にもなれないのか?!
仕方なく、テレビのADになった。
ドラマの仕事をして、時々休みの日にシナリオを書いていたりした。眠くて仕方なかった。
テレビ局で働くようになって、「お前、P向きだな、映画も音楽もよく知ってるし」と乗せられて、プロデューサーになった。
夢は変化する。仕方なく変化することもある。
でも、夢を持つ心は自分自身を必ず強くする。
スパサピは、夢を持つ人たちと一緒にモノづくりをしたい。そんな想いで始めました。
俳優部もクリエイターだと思っています。一緒に作品づくりのプロセスを共有して、同じ方向を向いて行くための場所がスパサピです。作品が良い方向に向かう為の意見なら、誰だって言葉にしていい。各クリエイターの輪が交わる最大公約数の場所から生まれるものが僕は見たいのです。
何故ならそれが絶対に一番面白いものになるはずだから。
それを一緒に作りたいのです。