阿部 翔平
2022年04月08日 08:49
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SHIBUYA CITY FCの選手兼任監督の阿部翔平です。

今月から、月1回のペースで試合やトレーニングの振り返りをここに投稿していこうと思っているので、(少し長いですが笑)ぜひご一読いただけると嬉しいです!

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1月から新チームが始動してここまでを全体的に振り返って、順調すぎるぐらい順調かなと思います。おそらく自分達だけでなく、他の人から見ていても、多分そういう風に見えると思います。

チーム全体の雰囲気が良くて、うまくなりたいという気持ちを持って練習して、それが実際に試合で反映されていると思います。練習でも試合でも成長を感じるというのは大きいのかなと思います。一段一段上がれているなという実感を実際にできているから、チーム全体に充実感にあふれていると感じています。

要因としては、やっぱり戸田さんがテクニカルダイレクター兼コーチに加わり、戸田さんの理論ややり方を取り入れたことで、皆うまくなっているというのはあるかなと思います。でも戸田さんが持っているものに当てはめるというよりかはここの選手とかこのチームの状況に合わせて作り変えてくれているなという感じがしています。よりチームが良くなる方に、より選手が成長できるようにフォーカスして、トレーニングやゲームの組み立てをやってくれています。最終的には選手がやらなきゃいけないってことは僕自身も戸田さんに相談させていただいてもらって、全てを指導する訳じゃなくて、選手が考えて選手自身で状況を打破できるようなトレーニングをしてもらえているなと思います。

個人的に選手兼任監督として意識しているポイントとしては、「背中で語る」じゃないですけど、どちらかというと自分がトレーニングを全力で取り組むという部分があるかなと思います。去年は選手とし背中で語るというのはあったけど、今年は監督であり選手であるので、行動により意味があると感じています。もちろん口で言うこともあるけど、割合的には口で言うのは少なくして、どちらかというと態度や行動で示した方が良いのかなと感じています。監督が全て仕切って教えなければならないという考えは自分の中にはなくて、監督がバランスを取って、チームの中の役割を循環させる役割でいいんじゃないかなと思っています。

戸田さんとの役割分野についても、やっている中で自然とうまく住み分けされてきた感じはあります。僕ができないなというところは戸田さんが敏感に察知してくれているので、そこはやってくれています。

実際に練習が試合に活きているなとも強く感じていて、特に「裏を狙いに行く」という所があります。手前で作ろうとして相手を引き出してきたところに裏に走っていくというのが大事かなと思っていて、それを何回も何回か試合で繰り返していくことで何回かタイミングがあって裏を取れることもあるし、そこに引っ張られて相手が引くと次はここが開くよねみたいなのが分かっているので、一つのシンプルな動きなんだけどその次の動きは複雑に発展していっているみたいなのは開幕戦でも見られたんじゃないかなと思います。

あとは、今のチームは昨シーズンと比べても躍動感が増していると思います。プレシーズンに有酸素系のメニューに取り組んだおかげで体の動きも連続性があるし、集中力が切れないというのは大きいかなと思います。

次節以降の課題としては、攻めて得点が入らない時にどうやって改善していくのか、そこで得点を狙いつつ失点しないことが本当に大事なので、そこの意識はしていきたいなと思います。取りたいからといって全員がリスクを負って上がってくと、失点しまうので、リスクを考えて役割を分担して誰かが出ていって誰までは絶対に残らなきゃいけないみたいな徹底してやっていきたいなと思います。引かれたりする相手に、どういう風に得点を取っていくかというイメージを持って、タイミングよく繋げられるかというところが今は課題になっていくのかなと思いますね。

4月は昨シーズンも苦戦したアストラ戦、駒沢GIOCOとの試合がありますが、勝たなければいけない試合、だけれども肩肘張らずにやっていければなと思います。今は自分達のサッカーにより自信があるというか、負けるイメージさえできないというかそれぐらいこの歯車がかみ合っているというのがあります。このペースを乱さず継続していくってことが大事だと思うし、変えずにぶれずにやっていきたいと思います。